アルピナウォーターの
おいしいレシピ

2022.1.24 written by Hajime Yokoe

Vol.093
日本茶にはやっぱりあんこがベスト。どらやき

私は子供の頃、どらやきって正直あまり好きではありませんでした。なぜかって、甘すぎるから。子供の敏感な味覚には早すぎたのでしょう。当然苦いものなんてもってのほか。
歳をとるにつれ、苦味という美味しさに気づき始めると、それに合うような甘いものが必要になってきます。濃く入れた日本茶に合うもの、それはあんこです。今回はあんこを使った定番の和菓子「どらやき」を作ります。

レシピ画像

作り方

  1. 生地を作る
    ボウルに卵を溶き、きび砂糖、砂糖を加えて軽く泡立て、途中で、はちみつ、みりんを加えさらに泡立てます。生地が帯状になりとろとろと落ちるようになったら、半量のアルピナウォーターで重曹を溶いて生地に混ぜ込みます。次に薄力粉を加え、手際よく混ぜ込んだら、ボウルにラップをして30分ほど生地を休めます。
  2. 生地を焼く準備
    休ませた生地に残りの水を加えて混ぜ、フライパンを熱して焼く準備を整えます。フライパンは熱して油を少量ひき、ペーパーでよく拭き取るようにします。生地がフライパンに張り付きやすいので、テフロン加工されたものなどが良いでしょう。
  3. 生地を焼く
    生地をお玉などでフライパンに注ぎ入れ、弱火で焼きます。ホットケーキを焼く要領と同じなので、慣れた方なら焼き加減は難しくはないと思います。 生地の表面がプツプツとなってきたら生地を裏返します。生地が想像以上にピッタリとプライパンに密着していますので、裏返すのはちょっとコツが必要です。そのまま一気にヘラを差し込むと、せっかくの表面に傷がついてしまいます。生地の端をヘラで優しく持ち上げて、少しずつヘラを差し込んでそ~っと剥がして返します。
    とはいえ、ゆっくりやりすぎると生地の色にムラが出てしまうので、"ゆっくり急いでやる"のがコツです。裏側は軽く約30〜45秒程度焼く感じで大丈夫です。
    焼き上がった生地は大きめの皿かバットなどに取り置き、生地が乾かないようにラップをふんわりかかけておきます。
  4. 粒あんをはさむ
    焼き上がったら粒あんをはさみます。 あんこをはさんだら全体をラップで包み、手で軽く押さえて形を整えます。しばらく置いて、全体が馴染んだら出来上がり。
    今回は市販の粒あんを使用しましたが、あんこを自分で炊いても良いでしょう。もちろん、こしあんでも良いですし、はさむ量もお好みで良いと思います。
    また、あんこだけにこだわる必要はありません。邪道と言われようが、自分が美味しく食べるということが料理を作る上で一番大切です。栗やお餅を入れたり、いちごなどのフルーツと生クリームでフルーツサンドのようにしても良いです。私は粒あんにホイップかカスタードを混ぜ合わせたものが一番のお気に入りです。我が家でもこれが一番先に無くなります。

材料(4~5個分)

75g
きび砂糖(なければ全量砂糖で)
40g
砂糖
35g
はちみつ
大さじ1/2
みりん
大さじ1/2
重曹
小さじ1/2
アルピナウォーター
50cc
薄力粉
90g
粒あん
適量

プロフィール

横江 肇
Hajime Yokoe
北海道札幌市生まれ。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。