アルピナウォーターの
おいしいレシピ
おいしいレシピ
Vol.005
粉から作る至福のピザ
その昔、私は北海道札幌市に住んでいました。 叔母の家に遊びに行った帰りに立ち寄ったファミリーレストランで、 チーズや薄くスライスされたサラミやピーマンをのせて焼いてある、得体の知れないカラフルで丸い食べ物。 それが生まれて初めて食べたピザでした。 当時小学生だった私は、この“ミックスピザ”と呼ばれる未知の食べ物に心から感動したのでありました。
さて、そんな初ピザから約30年もの年月が過ぎ、今では電話やネット、スマホアプリから注文すれば、熱々のピザが1時間以内で届く便利な時代になりました。 しかしながら、今回ご紹介するレシピは最低でも6~8時間はかかります。時間に余裕のあるときに挑戦してみてください。 そのかわり、手間の掛かった分だけ味はお墨付きです。

作り方
- まず、大きめのボールに水(常温)と塩を全量入れてよく混ぜ、塩水を作ります。
いつものことですがお水は、せっかくなのでアルピナウォーターを使用しましょう。ウォーターサーバーのお水は冷たいので、お湯と混ぜて水温を調整してください。 - 次に、1の塩水に強力粉を半分くらい入れて、どろどろの状態にします。 そこドライイーストを加え、残りの粉を徐々に加えていきます。ドライイーストは極端に少なく感じられますが、時間をかけて生地を発酵させるで心配ありません。この長時間の発酵が美味しさの秘訣です。むしろ0.4gをどうやって軽量するのかが問題です。ドライイーストは小さじ1で約3gですので、小さじ1/8が約0.4gになります。小さじ1のイーストをきれいな紙やまな板に広げてカードなどで、半分、半分、さらに半分に分けると計量しやすいでしょう。
- さて、ここからが体力勝負です。 15~20分程、空気を入れるように生地をこね続けてください。 なお、強力粉は品種やその日の湿度によって吸水率が異なりますので、かなりべたつくようなら強力粉を加え適宜調整してください。こねはじめの軽いベタつきは水分が蒸発するにつれて緩和されていきますので、気にすることはないでしょう。
- こね作業が終わったら、丸くまとめてボールに入れてラップをかけ、楊枝でラップに数箇所穴を開けておきます。6~8時間ほど常温(約25度)で発酵させれば生地の完成です。 生地をいくつかに分ける場合は、ひとかたまりの状態で2時間ほど一次発酵させてから、生地を分けて丸めてバットなどに並べ、同様にラップをかけて、4~6時間ほど二次発酵させてください。 生地をすぐに使わない場合は、常温で2~3時間発酵させてから冷蔵庫に入れてください。冷蔵庫の中でも非常にゆっくりですが発酵は進みます。一晩までなら冷蔵保存できます。生地を使う2~3時間前に冷蔵庫から出して、生地を常温に戻してください。
- 生地を伸ばします。 生地を手で円形に伸ばしてゆきますが、縁の部分が厚くなるようにして、みみの部分をしっかり作るようにしてください。
- 具をのせて焼きます。 ピザソース、チーズ、お好みの具をのせて、最後にオリーブオイルを少量まわしかけて焼きます。たくさん具をのせ過ぎると水分が出すぎて、生地がべちゃっとした食感になってしまうのでほどほどに。
ピザは本式では薪窯で焼きますが、ご家庭では無理なのでオーブンや魚焼きグリルで焼きます。
オーブンの場合は最高温度で予熱をして、焼き色がつくまで焼きます。 魚焼きグリルでは恐らく生地が大きくて入らないので、生地を半分に分けて2回に分けて焼いたほうが良いでしょう。フライパンで底面をうっすら焼き目がつくまで焼き、そのあとで魚焼きグリルに入れて一気に焼き上げます。
材料(直径約30cm:1枚分)
- 【生地】
- 強力粉
- 170~180g
- 塩
- 5g
- 水(アルピナウォーター)
- 100cc
- ドライイースト
- 0.4g
- 【具など】
- ピザソース
- 適量
- チーズ
- 適量
- お好みの具
- 適量
- オリーブオイル
- 少々
プロフィール
横江 肇
Hajime Yokoe
Hajime Yokoe
北海道札幌市生まれ。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。