アルピナウォーターの
おいしいレシピ

2014.8.26 written by Hajime Yokoe

Vol.004
ニンジンの冷製スープ

ここ最近、ニンジンが嫌いという子供が減ったと思いませんか?これはなぜかというと、子供の味覚が変わったわけではないのです。
実はちょっと前まではニンジンは子供達からは嫌われ者でした。実際、私が小学生の頃は給食に出たニンジンを残しているお友達をよく見かけました。
これに困った生産者の方たちは、“皆にニンジンをもっと食べてもらいたい”という思いで必死に研究しました。 そして品種改良が進み、ニンジン特有の香りを減らし、甘みを増やすことに成功したのです。
今回ご紹介するのは、そんなニンジンとねぎの爽やかな甘さがたっぷり詰まったスープです。
ニンジンが苦手な方も、おかわり間違いなしのレシピです。
いつもの簡単レシピよりはちょっと手間がかかりますが、是非一度試してみて下さい。

レシピ画像

作り方

  1. まずは材料をカットします。
    最終的に全て材料の形は無くなってしまいますので、形にこだわる必要はありませんが、調理時間短縮のためにも火が通りやすくするために薄くカットします。 繊維質の野菜は極力薄くカットしましょう。 ニンジンは3ミリくらのいちょう切り、玉ねぎはごく薄くスライス、長ねぎとにんにくは粗みじんにカットします。
  2. 火にかける前のフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火で炒め香りを移します。
    ニンニクのいい香りがしてきたら、玉ねぎ、長ねぎを追加し、透き通ってきたら、最後にニンジンを追加します。
    玉ねぎをアメ色になるまで炒めてしまうと仕上がりの色が悪くなりますので、注意して下さい。
  3. 水とチキンコンソメを追加し、ニンジンが箸で切れるくらいになるまで煮込みます。
    お水ですが、せっかくなのでアルピナウォーターを使用しましょう。 ある程度水分は蒸発しますが、蒸発分を考慮に入れた分量になっていますので、足し水は特に必要ありません。
  4. 煮込みが完了したら、野菜の形が無くなるまでミキサーにかけます。 水分量が少なくミキサーがうまく回らない場合は材料の分量内で牛乳を少し加えます。 滑らかな状態になったら、こし器にかけます。 こし器にかけることでスープの食感ががさらに滑らかになります。 こし器がない場合は、目の細かいざるや、ふるいで代用してください。
  5. こし終わった物を鍋に戻し、牛乳と生クリーム、バターを加え、塩、コショウで味を整えます。 生クリームは全部入れてしまっても良いですが、少しだけ残しておいて、盛り付けの時にちょっと入れると、なんとなく“それっぽく”なります。
  6. 冷蔵庫で冷やします。
    冷やさずに熱々のまま頂いても美味しいのですが、やはりここはしっかりと冷やしたいところ。浅めのバットなどに入れて冷やすと早く冷えます。 よく冷えたら器に注ぎ、中心に生クリームと、コショウで見た目にアクセントを付けます。 お好みで細かく切ったわけぎやパセリを入れると、見た目がより一層映えるでしょう。

今回はニンジンのスープを紹介しましたが、色々な野菜でもぜひ挑戦してみて下さい。野菜によって水分量は異なりますので、煮こむ時間や牛乳の量で適宜調整して下さい。定番のジャガイモやカボチャ、変化球でアスパラ、カブ、ブロッコリーもおすすめです。

材料(3~4人分+おかわり分)

ニンジン
2本
玉ねぎ
半分
長ねぎ(白い部分)
1本
ニンニク
1片
チキンコンソメ(固形)
1個
500cc
牛乳
300cc
生クリーム
100cc
バター
20g
オリーブオイル
適宜
塩・コショウ
適宜

プロフィール

横江 肇
Hajime Yokoe
北海道札幌市生まれ。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。