アルピナウォーターの
おいしいレシピ

2016.10.27 written by Hajime Yokoe

Vol.030
自作フレッシュバター

皆さんはバターの原料は何か知っていますか?
有塩バターは生乳と塩から、無塩バターは生乳のみからできています。
生乳(せいにゅう)とは何でしょうか?生乳は牛やヤギの搾りたての乳のことを言い、牛の生乳は牛乳や生クリーム等、乳製品の原料になっています。
今回はバターを作ります。
バターが不足しがちな時期がありましたが、生クリームがあれば簡単に自作できてしまいますので、覚えておいたほうが良いレシピです。
本来であれば生乳からバターを作りたいところですが、手間とコストがかかりますので、生クリームから作ります。出来たてのバターはやみつきの美味しさです。みなさんもぜひチャレンジしてみて下さい。

レシピ画像

作り方

  1. 材料を容器に入れ、ひたすら振る
    清潔な蓋付きの容器によく冷えた生クリームと塩を入れ、ひたすら振ります。無塩バターを作る場合は塩は必要ありません。
    生クリームは振り続けるとねっとりとした状態になりますので、使用する容器は生クリームの3,4倍程度の容量があり、振ったときに落差が出るような縦長の容器がオススメです。
  2. ひたすら振る
    ある程度振っていくと、生クリームがホイップクリームになります。 これはどのような現象かというと、生クリームに含まれる脂肪分は薄い膜で覆われています。振ることでその膜が破れ、脂肪同士がくっつき、空気を間に含むことで、クリーム状になっています。
    バターになるまでまであとすこし!更に振り続けます。
  3. ひたすら振る
    更に振り続けると、不思議なことに水分が出てきます。
    これは脂肪同士が更にくっつき、水分が分離したためです。この水分をバターミルクといい、残った黄色い固まりがバターです。 バターミルクはバターの製造過程でできる副生成物です。バターミルクは非常に栄養価が高いので、捨てずに料理に使用するか、無塩バターを作成している場合はそのまま飲んでしまいましょう。
    また、バターミルクをどのくらい分離させるかでバターのかたさが決まってきます。硬めのバターがお好みの方は容器の中でバターが勝手に固まってカタカタと音がなるまで振り続けます。
  4. 応用編
    せっかくバターを自作するのですから、色々なものを入れても良いでしょう。
    みじん切りにしたにんにくでガーリックバター、バジルやローズマリーなどのハーブ類を混ぜ込んだハーブバターもとても美味しいです。

材料(4人分)

生クリーム(動物性で乳脂肪分42%以上のもの)
200cc
2g

プロフィール

横江 肇
Hajime Yokoe
北海道札幌市生まれ。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。