アルピナウォーターの
おいしいレシピ

2015.10.30 written by Hajime Yokoe

Vol.018
イクラの醤油漬け

秋は美味しい食材がたくさんあり、色々と目移りしてしまいますね。赤いダイヤ『イクラ』もそのひとつ。今月は私の大好きな『イクラの醤油漬け』をお届けしましょう。
イクラの旬は秋鮭と同様、9月から11月頃です。私の出身地でもある北海道では秋になると各家庭でイクラの醤油漬けを作ります。
家庭により様々な味付けがありますが、今回は一番のお気に入りの味付けをご紹介します。
熱々ご飯にたっぷりのせて食べるも良いですし、海苔と山葵を添えて、一気に一口で頬張るのも良いでしょう。

レシピ画像

作り方

  1. 漬けダレを作ります
    醤油、酒、みりん、を合わせ、だし昆布を入れて漬けダレは出来上がりです。お子様のいるご家庭では酒とみりんのアルコールを煮詰めて飛ばすと良いでしょう。薄味がお好みの方は醤油の量を半分にして下さい。また、だし昆布を入れると若干ねっとりした食感が出るので、苦手な方は入れなくても良いでしょう。
  2. 筋子をほぐします
    大きめのボウルに、アルピナウォーター、塩を入れて塩水を作り筋子を塩水の中でほぐします。塩水は海水と同程度の塩分濃度の3%程度に合わせます。真水でほぐすと浸透圧の関係で卵が破れてしまいます。
    筋子は全体が薄膜に包まれているので、薄膜を破りひと粒ずつ綺麗に分けます。格子状になった焼き網などにこすりつけると比較的ほぐし易いです。バトミントンのラケットを使用するという力技を使う人もいるようです。
    また、お湯でほぐす方法もありますが、簡単にほぐれる一方でイクラの皮が固くなるのであまりおすすめできません。
  3. ほぐしたイクラに一手間
    ある程度ほぐれたら残った小さな筋や、破れてしまったイクラの皮を丁寧に取り除きます。ここで手を抜くと食感が悪くなるので、丁寧に取り除きましょう。水を交換して洗い直したい場合は再度塩を入れて3%濃度の塩水を作って下さい。
  4. 冷蔵庫で放置
    細かな筋などが取り除かれイクラが綺麗になったら、ザルで水を切りそのまま冷蔵庫で30分?1時間程放置することで、イクラの色が綺麗になります。
  5. 漬け込み
    タッパー容器等にイクラを入れ、漬けダレを入れます。冷蔵庫で4時間?一晩程度漬け込めば食べごろです。漬けっぱなしにするとおじはどんどん濃くなるので、定期的に味見をしてお好みの味の濃さになったところで、漬けダレは捨ててしまって下さい。
  6. 保存について
    漬けダレのアルコールを飛ばしたもので大体1週間、飛ばさないもので2?3週間は冷蔵保存で持ちます。それ以上に保存したい場合は1食分ずつをタッパーの底に薄く入れて冷凍保存します。熱々のご飯の上で解凍すればいつでもイクラ丼が楽しめます。

材料(2-3人分)

生筋子
約400g
アルピナウォーター
1L
30g
醤油
大さじ4
大さじ2
みりん
小さじ2
出汁昆布
5センチ角程度
海苔
お好みで
山葵
お好みで

プロフィール

横江 肇
Hajime Yokoe
北海道札幌市生まれ。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。