ダイエット中でも水分が不足すると血圧が上がります
ダイエットする方は、運動をしたりお風呂に入ったりするなどして、汗をたくさんかくことも多いでしょう。
汗をかくことは、体の中の老廃物を出すのに役立ち、代謝を上げるのでダイエットには良いとされています。
しかし、汗をかくのは、体の中から水分を排出し、水分不足になることもあります。
体の中の水分が不足すると、血圧が上がり高血圧になるので、体には良くありません。
特に太っている方は高血圧になりやすいので、注意しましょう。
目次
ダイエットしても水分不足になると、血流が悪くなり血圧が上がります
ダイエットしている方でも、体の中の水分が不足していくと、高血圧になりやすいです。
それは、血液が濁り流れが悪くなるために、高血圧となります。
血液の成分は水分が大半を占めるので、水分不足になると血液濃度が上がり、血液はドロドロしてきます。
ドロドロした血液は、血管を流れにくくなるので、体の隅々まで血液を流そうと血圧は上がるのです。
血圧を上げないように生活を改善しましょう
血圧を上げるような原因はいくつかあり、それは生活習慣に基づくことが多いです。
そのために、ダイエットの中でも、血圧を上げないようにする生活習慣に変えていくことが、体のためには望ましいです。
水分補給を行ないましょう
汗をかいて体の中から水分がたくさん出たならば、体から出た水分を補うために、水分補給をしましょう。
できれば、汗をかいたから何か飲み物を飲むというよりは、汗をかく前から水分補給した方が良いです。
運動を行なう前や、お風呂に入る前など、汗をかくとわかっていたら、予め水分補給しましょう。
水分補給の飲み物としては、お水やお茶がよいです。
砂糖などの入っている甘い飲み物、スポーツドリンク、アルコールなどは、カロリーがあるので太る原因ともなります。
お茶などであれば、カフェインの少ない利尿作用の少ない飲み物が良いです。
スポーツドリンクは体に早く吸収されて、運動時の飲み物として良いですが、砂糖などが入っているので、飲むならお水で薄めるなどして飲んだ方が、ダイエット中の体には良いでしょう。
塩分の少ない食事にしましょう
体の中から水分が失われると高血圧になりやすいですが、食事でも高血圧は誘発します。
高血圧になりやすい食品としては、塩分の多い食べ物です。
塩分の多い食べ物を食べて、体の中の塩分濃度が高まると、体の中では塩分濃度を薄めようと体に水分を溜めていきます。
これによって、むくみなどが起こります。
また、体の中に水分が溜まり多くなると、血液中の水分も多くなり、循環する血液量が多くなるので、血圧が上がると考えられています。
塩分の多い食べ物は、むくみを起こしてダイエットの妨げとなり、高血圧になりやすいので、健康にも良くありません。
普段から、塩分の少ない食事を心がけるようにしましょう。
減塩の調味料を使う、醤油などの味付けは薄くする、加工食品は食べないで、野菜などの自然食品を食べるようにする、など行なうと良いでしょう。
運動するようにしましょう
運動すると脂肪を燃焼してダイエットに良いばかりでなく、血圧を下げる効果も生み出します。
運動すると心臓や肺の機能を向上させ、血液循環を促し、体の各機能が鍛えられ、血圧を下げてくれます。
肥満や糖尿病などの生活習慣病にも、運動は良い効果を与えます。
運動としては、エアロビクスやウォーキング、サイクリングなどの有酸素運動が良いでしょう。
十分に酸素を体に取り込みながら行なう運動で、体の隅々までを活発にします。
腕立て伏せや懸垂などの運動は、一気に力を入れて、一時的に血圧を上げるのでおすすめできません。
激しい運動をする必要もなく、毎日30分ぐらいの運動を続けると、血圧低下が期待できます。
ただウォーキングやサイクリングなどを行なう時間や場所がないという方ならば、運動としてヨガもおすすめです。
ヨガはゆっくりとした動きで行なうので、初心者でも行なうことができ、体への負担が少ないです。
十分に水分補給をしましょう
ダイエットするときは、運動を取り入れることが多いでしょう。
運動を行なうと汗を多くかき、体が水分不足となると、高血圧になりやすいので、十分に水分補給をしましょう。
運動を行なう前から水分補給をしていき、運動中や、運動した後でも汗が引くまでは、水分補給をする方が良いです。
また、運動をする以外のときにも、こまめに水分補給を行ない、日頃から体に潤いを与えて、水分が不足するのを防いでおくと良いでしょう。
食事や休憩時など、時間を見つけては、お水などを飲むと不足なく水分補給できます。
⇒ダイエットと水分不足との関係については、こちらの記事【保存版】水分補給をしないと体重が増えやすくなるって本当?をお読みください。
日頃からお水を飲みましょう
水分補給のための飲み物としては、何も含まれないお水が一番です。
日頃からこまめに水分補給できるようにするためにも、水筒などにお水を入れておき、気がついたらお水を飲むようにしましょう。