ダイエットに効果的な水分摂取量は、体重50kgの人であれば1,500ml~2,000ml程度です


水分を補給すると血液の流れがスムーズになります。代謝が上がり脂肪が燃えやすい状態になるので、ダイエットには効果的だとされています。

また人の体の大部分は水分でできているので、水分不足になると体調不良を招くことがあるため、ダイエット中でも水分補給が必要です。

ダイエットに効果的な水分量は体重や性別、運動量などによって個々に異なります。自分は1日どのくらいの水分を摂取しなければならないか、きちんと把握しておきましょう。

私たちの体には水分が必要な理由があります

人は生きていくために水分補給が欠かせないと言われています。体に水分が必要なのはなぜかを見ていきましょう。

なぜ水が必要なのか?

人の体は約65%が水分でできており、主に血液や細胞内は水分で満たされています。血液の主成分は水分であり、水分が血液の流れをスムーズにして体の隅々にまで酸素や栄養素を循環させます。そして老廃物を回収して排出しているのです。

汗にも水分は含まれ、汗をかくことで体温調整を行っています。さらに、代謝水として体内に水分を循環させることで健康体を維持しているのです。体内の水分量が不足すると体が脱水症状を起こすことがあります。ひどくなると脳疾患や心疾患などの健康障害を招くこともあります。

⇒ダイエットと水分不足の関係については、こちらの記事【保存版】寝る前にお水を飲むとダイエットに効果があるって本当?をお読みください。

ダイエット中にお水を飲むと基礎代謝アップや老廃物の排出を促す効果があるとされています

ダイエット中にこまめにお水を飲むことは、身体に良い効果をもたらすとされています。基礎代謝が上がり脂肪が燃えやすくなるなどダイエットを後押しするような効果が期待できるのです。

お水を飲むことで得られる効果

水分補給により血液に水分が溶け出して流れがスムーズになり、スピーディーに体の各細胞を巡るようになります。その結果、代謝が上がることでより多くのエネルギーが使われるようになり、カロリーがどんどん減ります。

便秘改善には食物繊維や油分などが必要ですが、忘れてならないのが水分です。腸に水分が送られることで便が軟らかくなり、かさが増えてお通じが促されます。

さらに、お水を飲むことで基礎代謝が上がると、熱が生成されます。体温も上昇するので、脂肪燃焼にも効果的です。

体温が1℃上がると上昇する代謝はなんと約12%もアップします。冷たい水は身体を冷やすので常温のお水が最適です。また、血流は老廃物の回収、排出をしており血流が滞ると汚れた血液が停滞することになります。

しかし、水分を得ることで血液が循環するのでサラサラの状態が維持できるのです。そして、脂肪細胞と老廃物が結合したセルライトは水分循環により、内臓から排出を促すことができます。そのため、デトックスしやすく、ダイエット効果も発揮されやすいと言ます。

ダイエット中に必要な水分摂取量を計算してみよう

まず早速、本題である人それぞれに適した水分量の割り出し方をご紹介します。大まかな割り出し方と詳細な計算法のそれぞれがあるので、両方取り上げます。まずは、手軽な方法からです。

自分の体重に、30~40mlをかけ合わせてみてください。これにより割り出された数値こそが、1日に摂るべき大まかな水分量となります。たとえば50kgであれば、1,500~2,000mlが理想の水分摂取量です。

これは病院などでもすすめられている有効な計算法であるため、大まかながら健康維持のうえで有効な考え方になってくるでしょう。

次に、詳細な数値が知りたい人向けの計算方法です。

自分の体重に、43.6mlをかけ合わせてみてください。すると、細かなml数が計算されます。なぜ中途半端な数字をもちいるかと言えば、もともと海外のオンス単位で提唱されている計算法であるためです。

こだわり派の人は、こちらを活用してみても良いでしょう。水分摂取に合わせて食事のコントロールや運動をしてみると、よりダイエット効果を得られるでしょう。

正しい水分補給のタイミングとコツがあります

お水はただたくさん飲めばいいというわけではありません。適切な量やタイミングなどがあるので正しい方法で摂取することが大事です。

正しい水の摂り方

水分は一度に大量に摂取しても、体内に吸収できる量が決まっており余剰分は排出されてしまいます。そのため、1回につきコップ1杯程度の水を数回に分けて飲むのがポイントです。

水分補給のタイミングは、汗をかいて水分不足になりやすい朝起きた時や運動前後、入浴前後、夜寝る前が良いです。また、食事中も摂取しやすいと言ます。水分不足に陥る前に飲むようにしましょう。

水分補給の飲み物にジュースは避けたほうが良いです

水分補給の飲み物は、ジュースや炭酸飲料は糖質が多いのでやめたほうが良いでしょう。ノンカロリーであっても0ではありません。

また甘味料は依存性があるので、やめられなくなります。気づくと摂取カロリーが消費カロリーを上回ることもあるので注意してください。

お水の種類にもこだわろう


そのまま飲むにせよ香りつけするにせよ、お水そのものにもこだわるべきです。お水は水道の蛇口をひねるだけでも出てくる手軽な存在ですが、それでは健康への効果はあまり期待できるものとは言ません。

おすすめは、何も含まない純粋なお水です。成分をまったく含まない純水、もしくは抑えられたお水が理想的と言るでしょう。雑味や過剰なミネラルにより、身体へのマイナスな影響も懸念されるためです。味わいの面でもすっきりしていて飲みやすいので、継続の面でも魅力的です。

炭酸水やミネラルウォーターなどの種類もあります

水道水は、元は雨や雪などが原料となっており、ろ過後に塩素消毒しています。厚生労働省が定めて水質基準をクリアしているので衛生面では問題ありません。

一般的なミネラルウォーターはカルシウムなどのミネラルを含んだ水です。含まれるミネラルの種類や配分量によって色々なタイプのミネラルウォーターがあります。また二酸化酸素が溶け出しているのが炭酸水で、のど越し良いのが特徴です。

そしてウォーターサーバーのお水として知られているのがRO水です。RO膜という特殊な膜で水をろ過し、不純物や有害物質、ミネラル分を除去しています。飲料水は種類が豊富なのでそれぞれ比較して、体に優しく安全で美味しいものを選びましょう。

(まとめ)ダイエットに効果的な一日の水分摂取量ってどのくらい?

ダイエットに効果的な水分摂取量は、体重50kgの人であれば1,500ml~2,000ml程度です

人の体は約65%が水分であり、血液や汗、尿などに含まれています。水分が不足すると脱水症状を招き、命に関わる場合もあるでしょう。

また水分補給が代謝アップや体温上昇による脂肪燃焼、デトックスなどダイエットに効果的だと言われています。

ダイエット中は自身の体重に30~40mlかけた数値が水分必要摂取量となります。一度に大量に飲むのではなく、1日数回に分けてこまめの水分補給することが大事です。

ジュースや甘味料入りはカロリーが高いのでやめて、お水を飲むようにしましょう。飲料水にはミネラルウォーターやRO水など種類があるので自分でに合った安全で美味しいものを選択することをおすすめします。