お水ダイエットでこまめに水分を摂取する場合には、下痢の心配をする必要はないと言えます
流行のお水ダイエットですが、今までよりもたくさんのお水を飲むと、もしかして下痢になりやすくなるんじゃないかと心配する方もいます。
しかしお水ダイエットを行っている方でも、1日に1.5リットル~2.5リットルくらいのお水を小分けにして飲んでいることでしょう。
1回に飲む量はコップ1杯分くらいですので、それくらいの水分摂取量でしたら腸内環境が良ければ下痢の心配をする必要はないと言えます。
一方で、短時間に1リットル以上もの水分を摂取するようなことがあると、胃腸の拒絶反応で下痢になってしまうこともあるでしょう。
お水以外でも何本ものビールを続けて飲むような人の場合は下痢になりやすい可能性があるので、注意が必要です。
目次
胃腸への負担を考えながら水分補給をしましょう
極端に一気に水分を体内に入れなければ、そこまで下痢の心配をする必要はないかもしれません。とはいえ、常に胃腸への負担を考えながら水分補給をすることも大切です。
たとえば単純にキンキンに冷えた冷たいお水などは飲んでいておいしいと思いますが、胃腸への負担は大きくなりますし、冷たい飲み物をたくさん飲むとやはり下痢になる可能性も高くなるでしょう。
胃腸への負担を軽減しながら水分補給するためにも常温のお水や白湯などを飲むようにするほうがおすすめです。
ダイエット中の方は空腹感を紛らわせるためにも水分を多めに摂ろうとするほうがいます。
そのような場合にも空きっ腹に冷たいお水をあまりにたくさん流し込まないように気をつけたほうが良いでしょう。
お水ダイエットに必要な知識
お水ダイエットでのお水の摂取量は体重によって異なり、体重の約4%が目安です。思ったより多いと感じるかもしれませんが、こまめに飲めば意外と楽に飲むことができます。
基本的に1日のうちで好きな時に飲めば良いですが、朝起きた時と食事前に飲むのがおすすめです。
寝起きは喉が渇きやすいので飲みやすく、また腸に刺激を与えるので便意を促す意味でも有効的です。
食事前は水を飲むことで空腹を抑え、暴飲暴食を防げます。食物の消化を助け、糖の吸収を妨げる効果も期待できるからです。
ただお水を飲みすぎると血液が水で薄まり、水中毒になるリスクがあります。血液中のナトリウム濃度が下がり、ナトリウム血症に陥ることもあるのです。
体が冷えると代謝も落ちやすくなるので、1日6回以上に分けてこまめにお水を飲みましょう。
炭水化物を制限するようなダイエットは腸内のバランスが崩れてしまう可能性があります
ダイエット中に下痢になってしまうという人も少なくないと言われていますが、下痢になったほうが痩せるかもしれないなどと考えないようにしましょう。
無理なダイエットで腸内のバランスが崩れて下痢になってしまうケースもあるからです。
そうした状態で食べ物を食べると、かえってどんどんと栄養を摂取しようと身体や脳が判断し、ダイエット中だというのに痩せないどころか逆に太った気がするなんて展開にもなりかねません。
単純に冷たい物を飲みすぎただけで下痢になっているのか、それとも無理なダイエットが原因で下痢になってしまっているのか見極める必要があります。
どちらにせよダイエット中の下痢は胃腸にもダイエットにもデメリットが大きいので注意が必要です。
炭水化物を控えると便秘になりやすい
体重を落とすために炭水化物を食べる量を減らすと食物繊維も不足します。
炭水化物を1日50g以下しか摂取しないケトン体ダイエットは、便秘を招きやすいと言えわれています。
大腸機能が低下して、便を押し出す力が弱くなり便のかさが少ないので排便しづらくなるのです。炭水化物をカットするならパンなどの食物繊維が少ない食品の摂取量を減らします。
逆にフルーツやオートミール、全粒粉パンなどの食物繊維の多い炭水化物を取り入れると良いでしょう。
お水ダイエットは運動を取り入れて健康的な方法で行いましょう
ダイエットを成功させるうえで考えなくてはいけないのは、短期的に体重を減らしたいのか、長期的に体重を適したレベルにしていきたいのかということです。
特に減量が重要視されるようなスポーツなどを行っていなければ、世の中のダイエット挑戦者のほとんどは後者でしょう。
それにも関わらず短期間で体重をたくさん減らすことを目標にしてしまったり、そのために無理な減量を行ってしまったりするケースが多いものです。
下痢などの症状が出るような無理な食事方法などをするのではなく、胃腸の健康をはじめ身体全体に優しい方法でダイエットすることが重要です。
そして健康的なダイエットをするうえで十分な水分補給は欠かせません。
健康的なダイエットには健康的な水分補給が大事
胃腸への負担を考えるとダイエット中の水分補給もできれば常温のお水や白湯などで行えると良いですが、常に綺麗なお水を飲むためにもウォーターサーバーなどを用いている人は少なくありません。
1回に少しずつの量のお水を補給するという面では、ウォーターサーバーはとても使い勝手の良いアイテムです。
ウォーターサーバーと言えっても設置されているお水の種類は色々ですから、自分で選ぶことができます。
胃腸への負担が少なくおいしく飲める物を選ぶようにしましょう。
体脂肪を落とすためにおすすめの運動
体脂肪率を減らすには消費カロリーを増やして摂取カロリーを上回ることがポイントです。それのためにはウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。
きつい運動だと続かないのでまずは軽めの運動を続けていきましょう。さらにスクワットなどの筋トレを取り入れるのも効果的です。
筋トレにより筋肉量が増え、基礎代謝が上がり脂肪が燃えやすくなります。そのため生活の中でより多くのエネルギーが消費されることにもつながります。
ダイエット中の下痢は必ずしも水分の摂りすぎが原因とは限りません
ダイエット中の下痢は必ずしも水分補給が原因でなっているわけではなく、全体として胃腸のバランスが崩れている可能性があります。
そして下痢が続くようであれば身体にとって負担になりますので真剣に改善しなければなりません。下痢だからと言って水分補給を怠るのも良くありません。
あくまで水分は必要な物なので、飲むお水を常温にしたり白湯にしたりと調整しながら水分補給をするようにしてください。
もちろん胃腸に負担がかかる飲み物を避けることも必要でしょう。
下痢の原因はさまざま
下痢はそもそも消化不良の食べ物や体内の毒素を体外へ排出しようとして起こります。
ウイルスや細菌によって引き起こされる食中毒や感染症などによる感染性胃腸炎が下痢の原因となる場合があります。
3日以上下痢が止まらない、発熱や吐き気などが続く場合は医師の診察を受けましょう。
また、ストレスなどにより自律神経が乱れ、胃腸機能が低下する過敏性腸症候群も下痢の要因となります。
(まとめ)お水ダイエットで大量の水分を摂ると下痢の心配がある?
お水ダイエットでこまめに水分を摂取する場合には、下痢の心配をする必要はないと言えます
ダイエット中の水分補給時に、一気に大量の冷たいお水を飲まなければ、下痢になることはほとんどありません。
ただし、お水の過剰摂取は水中毒になるリスクもあるので注意が必要です。ダイエットのために下痢になったほうが痩せやすいという考えも危険です。
食事で炭水化物を制限すると、体が余計に脂肪を蓄えようとするので逆に太りやすいと言えわれています。さらに、食物繊維の摂取量も減るので便秘になる可能性が高まります。
お水ダイエットでは体脂肪を減らし健康的な体作りを目指すために適度な運動を取り入れることも大事です。