ダイエット時の運動前・運動後いずれも水分補給は重要です
本格的なダイエットに励む際、運動を取り入れる人も多いことでしょう。
普通の生活において消費される以上の脂肪燃焼に繋がるため、効果的なダイエットが期待できます。
ですがその際、運動前と運動後、いずれにおいてもしっかり水分補給することが欠かせません。
なぜなら運動時には、多量の水分が発されるため、危険な状態に陥りかねないためです。
また運動前運動後のみならず、運動中の補給も重要です。
重要性をしっかり理解して、安全なダイエットに臨みましょう。
目次
水分量の低下には大きなリスクが伴う
体内にあるものが消費されるということは、その分体重が減るともいえます。
そのため、ダイエットという観点からすれば、水分の消費もまた有益に感じられるかもしれません。
ですが体内の水分が不足すると、さまざまな危険が伴います。
運動前運動後、さらには運動中であってもこまめに水分を摂って、リスクを回避するべきです。
運動前後の十分な水分補給でダイエット時の健康を守ろう
ダイエットに励むともなれば、とにかく体重を落とす、理想体型を目指すことを重要視するでしょう。
引き締まった体は見栄えがしますし、また健康面においても理想的です。
ですが、落とすばかりでなく摂り込むことについても意識することが欠かせません。
人間の体は約60%が水分でできており、数%減少するだけでも体調に支障を来します。
さらにそれが運動中ともなれば、大きな危険すら伴います。
運動前運動後、さらには運動中であっても、こまめにしっかり水分補給することが欠かせません。
運動前・運動中・運動後それぞれで水分補給が重要である理由
まずそもそもの考え方として、水分不足を感じたときには健康上すでに問題が起こっているといえます。
後述にて詳しく紹介しますが、水分はわずかな割合であっても減少すると体調に問題を起こします。
そのため、水分が不足する以前からしっかりと摂っておくことが重要です。
その点、運動前と運動後、特に重視するべきは運動前といえるかもしれません。
運動前であれば、まだ発汗による水分消費が起こっていない状態ですから、そこまで水分の必要性は喉の渇きは感じられないことでしょう。
ですが、だからといって補給を怠るのは危険です。
分量としては、200~500ミリリットルを意識すると良いでしょう。
コップ一杯がだいたい200ミリリットルなので、結構な量に感じるかもしれませんが、激しい運動、長時間運動する場合は必要となってきます。
しっかり補給しておいてください。
運動中についても、理由は同じです。
水分不足を体感し始めてからでは遅いので、そのような感覚が生じないよう、こまめに補給しておいてください。
こちらについては、量が多すぎると運動のパフォーマンスに関わってくるので、150ミリリットルほどで問題ありません。
運動後であっても、発汗は急に止まるわけでもありません。
また運動前や運動中におこなった水分補給でもなお補いきれてない不足分も存在します。
そのため、運動前後の体重変化を計測して、その変化分の4分の3にあたる水分を摂ることをおすすめします。
一気飲みすると内臓に負担をかけるので、少しずつ時間をかけて飲んでいってください。
⇒運動後の水分補給については、こちらの記事ダイエット中は運動後にお水を飲むと太るの?をお読みください。
どれくらいの水分が減少すると体調が崩れるの?
人体の約60%をも占める水分ですから、減少は体調を大きく変化させる要因となってしまいます。
主には、1%低下するだけでもパフォーマンスが低下して、体は動きにくくなってきます。
2%不足すると、喉に渇きを覚え始め、さらなるパフォーマンス低下も懸念されます。
次に3~4%の不足に至ると、乾きのみならず、疲れや苦しさも生じ始めます。
著しくパフォーマンス低下が現れはじめ、周囲への印象や数字にも影響してくることでしょう。
さらに5%以上ともなれば、危険な領域へと入ります。
吐き気やめまいも起こり始め、運動は続行困難、さらには転倒や骨折などの原因ともなりかねません。
このように、水分はわずか1%でも不足すると体調に影響が出てきます。
気をつけましょう。
水分不足が疑われる際の体の異変
水分不足のサインは、実際の感覚として知ることができます。
以下のような感覚を覚え始めたら、さらなる水分補給の意識を持ってください。
主には、口の渇きや尿の濃度上昇、皮膚が乾燥する、目がくぼむといった変化です。
口の渇き程度であればまだそこまで急を要する水分不足ともいえませんが、前述の通り、水分補給は不足する以前に行うことが重要です。
いずれのサインが見られ始めた場合でも、補給を意識するようにしましょう。
水分はダイエットにおける運動前・運動後に限らずこまめに摂るべき
ダイエット時の水分補給は、運動前・運動後どちらに行なうべきかという問いに、答えはないといえます。
なぜなら、運動前と運動後、さらには運動中に至るまで欠かせないためです。
体内の水分量は、わずか1%減少しただけでも体調に変化を及ぼします。
危険も伴う、水分不足が感じられるより前に、しっかり補給できていられるよう、こまめに摂ることをおすすめします。
十分な水分補給で安全にダイエットをしましょう
ダイエット時は、結果こそ重要かもしれませんが、健康への意識も忘れてはなりません。
水分不足を感じた頃には、すでに体調が崩れ始めているといえます。
不足しないよう、早め早めの補給を意識してください。