水分不足だとやる気が失われてしまう
やる気がない、集中力が失われる要因はいくつかあります。
その中の一つに水分不足があります。
私たちの体の大半は水分によって構成されていて、生きていくために欠かせないものです。
もし水分不足の状態が続くと、いわゆる脱水状態になります。
軽症の脱水状態の場合、やる気が起こらない、体がだるいなどの症状が出てきます。
しかしそのまま脱水の状態を放置していると、命にかかわる深刻な症状をきたす恐れがありますので注意が必要でしょう。
水分不足だと寝不足の状態に
眠る前に水分補給することが大事です。
眠っているときに私たちはそれなりの量の汗をかきます。
このため、水分不足を起こし知らず知らずのうちに脱水症状を引き起こしかねません。
脱水症状が起きると深い眠りに就けず、翌朝やる気が起こらなくなることもあります。
眠る前には200~300ml程度のお水を飲むと深い眠りに入りやすくなります。
やる気を高める水分補給の方法を紹介
上で見たように水分不足が続くとやる気が失われてしまい、作業効率もダウンしてしまいます。
ですから集中力を高めるためには、うまく水分補給をする必要があります。
水分不足の起こりにくいお水の飲み方について以下で詳しく見ていきましょう。
アルコールやカフェインを含む飲み物はおすすめできない
中には「1日に何杯もコーヒーを飲むから水分不足にはならない」という方もいるでしょう。
しかしコーヒーをいくら飲んでも十分な水分を体内に確保できない恐れがあります。
コーヒーにはカフェインが多く含まれており、このカフェインには利尿作用があるといわれているのです。
つまりコーヒーを飲んでも尿などで水分がどんどん排出されてしまい、逆に水分不足を引き起こします。
とくに眠る前に水分補給するためにカフェインを摂取するのはおすすめできません。
カフェインには覚醒作用がありますから、かえって寝つきを悪くしてしまうからです。
アルコールについても利尿作用があります。
また眠る前にアルコールを飲むと寝つきはよくなるかもしれません。
しかし眠りそのものは浅くなってしまうため、翌日やる気の起こらない可能性があります。
ですからとくに眠る前に水分補給する場合には、お水もしくはお白湯がおすすめです。
のどの渇きを感じるのは水分不足がすでに起きている
水分補給をするきっかけが「のどが渇いた時」と答える人もいるでしょう。
しかしのどの渇きを感じているのは、すでにそれなりに水分不足の症状が進行していると思った方がいいでしょう。
一般的に私たちののどの渇きは個人差があるものの、体内の1%以上の水分が失われた時です。
体重60kgの方の場合、600ml程度の水分が抜けていると推測できます。
もし水分が不足すると、体が体内から水分がこれ以上失われないように対処します。
汗の量を抑えて、その結果体内に熱がこもりやすくなり、だるさなどにつながっていくのです。
のどの渇きを感じた時に水分補給するのでは、タイミング的には少し遅いでしょう。
やる気を出して作業を効率的に進めていきたければ、のどの渇きを感じる前にこまめに水分補給することが大事です。
水分不足を解消するにはお水のチョイスにもこだわって
水分を摂取するといっても、何でもいいからお水を飲めばいいという話ではないです。
私たちが普段飲んでいるお水ですが、硬水と軟水とがあります。
硬度の高いものが硬水で、低いものを軟水といいますが日本の水道水は軟水となっています。
硬度は水分の中にどの程度のミネラルが含まれているかを数値化することです。
もしやる気を出すために水分補給するのなら、硬水を飲むのがおすすめといえるでしょう。
水分不足が起きると、ミネラルも不足しがちで硬水を飲めばこの両方を摂取できるからです。
また水分摂取するときに冷たいお水を一気に飲むという人も多いでしょう。
とくに夏場の厳しい暑さの時に冷たいお水を飲むと爽快感もあるでしょう。
しかし冷たいお水を飲むと胃を収縮させて、消化機能がダウンしてしまい、消化不良の原因となりかねません。
おなかを壊さないようにするためには、なるべく常温のお水を飲むように心がけましょう。
やる気は全体の60%を占める水分に影響される
水分不足が起きると、私たちの体は生命的な危機を感じます。
というのも私たちの体の60%は水分によって構成されているからです。
もしこの水分が必要以上に失われるとやる気の低下など、体の調子に大きな影響をもたらします。
とくに生まれたての赤ちゃんの場合、全体の80%以上が水分によって構成されているといいます。
高齢者になるとしわも増えてかさついている印象があるかもしれませんが、それでも過半数が水分によって作られているのです。
やる気を出すには水分不足を解消しましょう
このようにやる気がなかなか出ない人は慢性的な水分不足に陥っているかもしれません。
のどの渇きを感じる前にコップ1杯のお水をこまめに摂取する習慣をつけましょう。