産後の母乳が出にくい原因のひとつに水分不足があるといえます
産後に母乳が出にくい理由はいくつか挙げられますが、その一つとして水分不足が挙げられます。
授乳期には赤ちゃんに授乳するためどんどん体内の水分が失われてしまいます。
結果として水分不足に陥ってしまい、母乳が出にくくなってしまうことがあるのです。
母乳を作るためには当然水分が必要となりますし、水分不足になってしまうと母乳を体内で作ることが難しくなってしまいます。
しっかりと水分を摂る必要があるのは言うまでもないでしょう。
目次
自然と失われしまう水分
先ほどもお伝えしたように産後には赤ちゃんに授乳をする必要がありますし、それによって体内の水分がどんどん失われてしまいます。
赤ちゃんを抱っこすることや同時に家事をこなすようなこともあるでしょうから母体からは常に水分が失われていますし、知らず知らずのうちに水分不足になってしまうこともあるのです。
授乳だけでなく発汗や排尿などによっても水分は奪われていきます。
水分不足を回避し産後の母乳が出やすくなるには
赤ちゃんのために授乳したくても母乳が出にくいとあってはどうしようもありません。
ここでは、母乳が出にくい場合にどうすれば出やすいようになるか、といった部分にスポットをあててお話したいと思います。
しっかり水分補給
何度もお伝えしたように授乳期にはどうしても水分が失われやすくなりますから、しっかりと水分補給することが大切になります。
水分がなければ母乳を作ることもできませんから、まずはしっかりと水分補給することを心がけてください。
基本的には1日3リットル程度の水分を補給すれば問題ないでしょう。
夏場などはどうしても汗をかいてしまいますし、水分が奪われやすくなってしまいます。
そのため夏場のような暑い時期には、5リットル程度を目安にしたほうが良いかもしれません。
一度にたくさんのお水を飲むのではなく、できるだけこまめに水分補給するのがポイントです。
夜寝ているときもたくさん汗をかいて水分が失われていますから、朝起きたときもきちんと水分を補ってあげるのが基本です。
母乳が出にくいという方はぜひ試してください。
栄養はしっかり摂る
赤ちゃんに栄養を与えるために授乳を行うのですが、まずは母乳を作る母体がしっかりと栄養を摂らないと意味がありません。
母体が栄養不足とあっては栄養のある母乳を与えることができないので、まずはママがきちんと栄養補給をしなくてはならないのです。
イモ類や大根、レンコンといった根菜類は体を温めてくれる効果もあるといわれていますし、母乳育児にも良い食事だといわれています。
さらに母乳は、血液からできるので鉄分を意識して摂るようにするのもおすすめでしょう。
牡蠣やレバーなどにはたくさんの鉄分が含まれていますから、こうした食材を日々の食事に取り入れるのはおすすめです。
栄養が偏ってしまうのはもっともNGですから、なるべく母乳に良い食事、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
ストレスを溜めないことも大切
水分不足が母乳を出にくくさせている原因の一つではありますが、実はストレスが原因で母乳が出にくいというケースも少なくありません。
産後は特にストレスを感じてしまいやすいものですし、環境が変わってしまうことによって強いストレスを抱えてしまうようなママもいます。
精神的なストレスが人体にさまざまな影響を及ぼすというのは知られた話ですし、ストレスが原因で母乳が出にくくなるというのも実際少なくありません。
なるべくストレスを溜めないことが大切ですが、どうしてもストレスを感じてしまうことはあると思います。
そこでできるだけ、定期的にストレス解消することをおすすめします。
家族にも相談し、ストレスをなるべく溜めこまないような、環境づくりをサポートしてもらいつつ定期的なストレス解消に努めてください。
赤ちゃんが小さいうちはなかなかストレス解消も難しいかもしれませんが、そこは家族に協力してもらうしかありません。
水分補給できる環境も大切
産後はどうしても忙しくなってしまいますし、自分と赤ちゃんのことに追われてしまい水分補給ができないということもあります。
しかしそれが、水分不足の原因となってしまいますし、ひいては母乳が出にくくなる原因にもなってしまいます。
そのような状態になってしまうと本末転倒ですから、しっかりと水分補給できるような環境を整えておくことも大切ではないでしょうか。
ペットボトルにお水をいれて近くに置いておくのも良いかもしれません。
また水分補給が大切という意識を持つことも大切ですね。
水分不足で産後の母乳が出にくくならないようにしましょう
産後の母乳が出にくいという状況に陥ってしまう方は少なくありませんが、水分不足が母乳の出にくさに関係しているということを理解すれば状況を改善できるでしょう。
もし今現在母乳が出ない、出にくいと感じている方はここでお話したことを参考にしてください。