水分不足はおりもののかたまりと直接的には関係していません
水分不足によってさまざまな弊害が引き起こされるのは事実ですし、おりものの原因が実は水分不足ではないか、と訝しく感じてしまう方がいるのもうなずける話です。
インターネット上でもそのような話題を目にすることがありますが、実はおりものと水分不足に直接的な関係はありません。
水分不足になったからおりものが出るということはありませんし、直接的な因果関係は認められていないのです。
目次
おりもののかたまりは炎症もしくは感染症が主な原因です
おりもののかたまりは炎症が原因であることが多いです。
また炎症だけでなく、感染症が原因でおりもののかたまりが出てしまうこともありますから覚えておきましょう。
酒粕のような白いおりもののかたまりが出てしまう場合だと、カンジダ膣炎と呼ばれる病気である可能性があります。
またはクラミジア感染症や、トリコモナス膣炎などが原因となることもあります。
炎症を起こしてしまう理由
おりもののかたまりの原因が水分不足ではなく炎症や感染症によるものだと分かったところで、そもそもどうして炎症になってしまうのかという疑問を抱いた方もおられるでしょう。
そこでここでは、炎症を起こしてしまう理由についてまとめてみました。
体調不良
炎症を起こしてしまう理由はいろいろと挙げることができますが、一つには体調不良が挙げられます。
体調が優れないときはさまざまな疾患を発症してしまうことがありますし、体のあちこちに不調が現れることもあります。
炎症もその一つで、体調不良のときに炎症を起こしてしまったということはよくあることです。
先ほどお話したように炎症が原因でおりもののかたまりが出てしまうこともありますし、ある意味体調を図るバロメーターとも捉えることができます。
体調があまり良くないときにムリをしてしまうと炎症が悪化してしまう恐れもありますから、体調が優れないときにはできるだけ安静にすることをおススメします。
炎症が長引いてしまうとおりもののかたまりが治まることも期待できないでしょう。
ストレス
ストレスが心身にさまざまな影響を与えることはすでに知られた話です。
強いストレスを感じてしまうと円形脱毛症になってしまうこともありますし、鬱など心の病気に発展してしまうことも少なくありません。
人体にも精神にもさまざまな影響を及ぼしてしまうストレスですが、これが原因で炎症を起こしてしまうこともあります。
このような状況に陥らないためにはできるだけストレスフリーな生活を送ることです。
とはいえ毎日、会社に勤めて働いているという社会人の方だと、どうしても何かしらのストレスは抱えてしまうでしょう。
ストレスをそのまま放置してしまうと、どんどん溜まってしまいますから、適度に発散してあげることも大切です。
たまには自分のやりたいことを思う存分やって、ストレスを発散してスッキリしましょう。
スポーツなどを趣味にするほか、定期的に好きなものを好きなだけ食べる、旅行などに出かけるというのも良いかもしれません。
疲労の蓄積
疲労が蓄積してしまうと炎症を起こすことがあります。
また疲労は、肉体的な疲れもあれば精神的な疲労もありますから厄介です。
いずれにせよ疲労が溜まってしまうと、人体にさまざまな影響を及ぼしてしまいますし、精神衛生上も良くはありません。
疲労を蓄積させてしまうとストレスにもなりますし、余計悪循環に陥ってしまうことも考えられます。
疲れているときにさらに疲れがたまるようなことをしても体にいいことはひとつもありません。
そのため疲労が溜まっていると思ったら、素直に休養をとることがベストでしょう。
疲労が原因で炎症を起こしてしまうばかりか悪化させることもありますし、さらに大きな病気に発展することも十分に考えられます。
そのようなことにならないよう、溜まった疲労はしっかり回復させなくてはなりません。
水分補給は疲労回復にもつながります
日頃からあまりお水を飲まないという方もおられるでしょうが、お水は人間の体にとって非常に重要な存在です。
人体のほとんどを水分が構成しているといっても過言ではありませんし、お水を飲まないと、生きていくことさえできないのです。
またしっかりと、水分を補給することによって疲労回復にもなりますし、健康増進にも繋がるでしょう。
夜眠る前、もしくは朝起きてからすぐにお水を飲むことによって心筋梗塞や脳梗塞などを防ぐこともできるといわれています。
疲労回復と健康増進に効果的です。
おりものの不調を整えるために水分不足を解消しましょう
おりものの改善はもちろん、体調を整えて健康になるためにも、しっかりと水分補給をすることが大切です。
人間の体はその大半が水分でできているのですから、水分補給が必要不可欠というのは当たり前のような話です。
日ごろからこまめな水分補給を心がけてください。