水分不足になると胃腸の働きが弱くなり、血行不良や冷え性を引き起こして胃痛を感じることがあります


胃痛というと直接的に胃に負担をかけることで、痛みが発生することが多いです。

たとえば暴飲暴食をする、辛い物など胃に負担の多い食べ物を食べるなどがあります。

また胃潰瘍のようにストレスによっても胃痛は起こります。

さらに普通の食事をしていても、胃の働きが悪いと、胃痛を起こすことがあります。

胃の働きを悪くするのは、冷え性など体の機能の悪さや水分不足による血行不良などが関係します。

全体的に内臓の動きが悪い方は、便秘にもなりやすく胃痛も起こしやすいです。

水分不足で胃腸の機能が低下し、胃痛が起こります

水分不足で胃痛が起こるような方は、まずは内臓の働きそして胃の働きを高めるようにします。

血行不良や冷え性などが内臓の働きを悪くしています。

胃痛が起こると、消化不良にもなりやすく、これがさらに胃痛を発生させる原因となるのです。

胃痛を改善するなら胃腸薬など、局所的に対処するのではなく、内臓全体を改善するように取り組むと良いです。

⇒水分不足と胃酸過多の関係に関する記事はこちら

内臓の働きを改善しよう

胃痛を解消するならば、胃だけでなく、内臓全体の働きを改善していくように取り組むと良いです。

それには食生活など、日常生活を改善していくようにします。

食生活を見直そう

胃痛が起こる方は、まずは食生活は見直すべきでしょう。

食べ物は口に入れると胃に届き、胃によって消化されます。

どのような食べ物を食べるかによっても、胃に負担が大きいか小さいか決まるので、負担の少ない食べ物を食べるようにします。

刺激の強い食べ物、バターやマーガリンなど消化しにくい食べ物、ケーキやパン、クッキーも同じです。

脂っこい食べ物も消化に時間がかかり、胃に負担をかけます。

このような食べ物を減らして、消化に良い食べ物を食べるようにしましょう。

野菜や果物、うどんなどの粉物などが良く、よく噛んで食べるようにします。

噛まずに食べると胃に負担がかかるので、できるだけ多く噛んでから食べるようにすると良いです。

食べ物でも、煮る茹でるなどすると消化しやすくなり、煮物や茹で物などで食べるのも良いでしょう。

運動を沢山行います

胃の機能が低下すると胃の蠕動運動も低下しており、胃もたれを起こして胃痛に繋がります。

適度に運動することは胃の動きを促進し、胃痛を起こりにくくしてくれます。

特に年齢と共に胃の機能は低下するので、運動を日常の中に取り入れていきましょう。

本格的にジムに通うなどして運動をしても良いですが、時間のないような方や長い間運動を行っていないような方は、いきなり本格的に始めるのは大変でしょう。

まずは家の中や家の周囲で行える運動から始めると良いです。

たとえば家の中で、階段を使って踏み台昇降運動をする、またはダンベル運動や腹筋運動、スクワットなどから始めても良いでしょう。

時間があるならば、家の近くまで歩くウォーキングを行っても構いません。

体の一部を動かす運動よりも、できるだけ体全体を動かすような運動の方が、胃の機能を改善し、胃の蠕動運動も促してくれます。

運動する時間がないならば、駅まで歩いていくようにする、階段を使って移動するなど、日常の中で工夫すると運動する時間を取らなくても運動できます。

飲み物を飲みましょう

冷え性の方や、血行不良の方は、飲み物を沢山飲むようにすると良いです。

血液は水分で構成されており、水分不足になると血液が濁って粘性が高まり、血液が流れにくくなります。

このために血行不良となり、血液循環が悪いと熱を作り出す力が弱くなるので、冷え性にもなりやすいです。

体が冷えると内臓も冷やし、それは胃の機能を低下させることに繋がります。

できるだけ沢山飲み物を飲むようにして、1日2Lを目安に飲みましょう。

1度に多く飲んでも体で全ては吸収できないので、こまめに少しずつ飲むようにします。

アルコールの入っているお酒は胃や体に負担をかけ、砂糖の入っているジュースはカロリーがあり、沢山飲むと体に良くありません。

水分補給のために飲むならば、お水が良く、または砂糖の入っていないお茶でも良いでしょう。

⇒水分不足が引き起こす病気について解説した記事はこちら

温かい飲み物を飲みます


冷え性で体が冷えるような方は、血行を良くするために水分補給を沢山行いましょう。

水分不足を解消し血行が良くなれば、内臓が暖まり、胃の機能も改善されます。

ただし、飲み物としてお水やお茶を飲むならば、冷たい飲み物ではなく温かい飲み物を飲みます。

冷たい飲み物は内臓を冷やすこととなり、毎日沢山飲むには良くありません。

冷たい飲み物で内臓や胃を冷やすと、それ自体が胃痛を発生させる原因にもなります。

温かいお茶や、温めた白湯を飲むようにしましょう。

⇒胃腸の弱さと水分代謝の関係に関する記事はこちら

沢山飲み物を飲むようにします

水分不足で胃痛が起こるならば、飲み物を沢山飲んで水分不足を解消するようにします。

飲み物をしては、温かいお茶や白湯を飲むようにして、このような飲み物を沢山飲んでいきましょう。