牛乳でも水分不足は解消できますが、栄養価の高さが逆効果となる場合があります
牛乳はたんぱく質やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。栄養価が高い飲み物なので、水分補給のために飲むのも健康的だと思われがちです。
しかし、栄養価が高すぎるが故に、消化不良などを招きやすく体への負荷が大きくなるとも言えます。体調を崩さずに必要な栄養を摂取するためにも、牛乳の過剰摂取は控えましょう。
純粋な水分補給としては、余分なものを含まないお水が適していると考えられます。1日に必要な水分量をしっかり摂取しましょう。
目次
牛乳が高い栄養価を持っていることは間違いない
牛乳の栄養価が高いのは間違いのないことです。豊富なたんぱく質が、体にはメリットになるでしょう。しかし、人によってはこれが水分補給どころか負担になることもあります。
赤ちゃんや子供には、カルシウムやリンが、鉄分の吸収を阻害する可能性も考慮しなければいけません。乳糖に対する耐性が少ない人は、おなかを壊す逆効果もあります。
牛乳が高い栄養価を持っていることは間違いありません。吸収が難しいカルシウムも豊富で、骨も歯も丈夫にできるのは確かです。
強い体を作るためにも、水分不足の解消に牛乳は適しています。だからこそ、多くの点で注意していかなければいけません。とくに子供たちには、体を丈夫にするためにも、考えていくことが必要です。
牛乳に含まれる成分と栄養素とメリット
水分不足を解消するためには、1日に2リットルもの水分が必要です。効率よく水分を補給することを考えると、不純物のないお水が最も向いていますが、すべてを補うということでは、なかなか難しいところもあるでしょう。
牛乳も向いている飲み物であることは間違いありません。とくに運動直後摂取することは、カルシウムをはじめ様々栄養が含まれているため、メリットがあります。
妊娠中のような時期でも、カルシウムが簡単の摂取できます。吸収効率の悪いカルシウムを手軽に摂れるのは、牛乳の魅力です。
他にもマグネシウムが含まれているところも重要で、吸収効率を高めてくれます。栄養のバランスを整えるというところでも、水分不足の解消に重要な役割をするでしょう。
牛乳に含まれる栄養素
牛乳にはたんぱく質が含まれています。たんぱく質は体内の細胞を組成し、筋肉などを作る必要な栄養素です。さらに体を動かす原動力となる脂質も含有しています。脂質不足は疲労の蓄積、免疫力の低下につながります。
また牛乳に含まれる炭水化物は、乳糖という糖質です。糖質は脂質同様、体を動かすためのエネルギーになります。またカルシウムなどのミネラルも豊富で、こちらは主に骨や歯を強くするのに欠かせない栄養素です。ビタミンAも含まれ、目の粘膜などを強化し免疫力を上げる作用があります。
他にも、活性酵素を抑える抗酸化作用があるのでアンチエイジング効果も期待できるでしょう。そして牛乳には痛風の原因となる尿酸を排出し、尿酸値を下げる作用があることでも注目されています。
牛乳の大量摂取は下痢や消化不良を引き起こす可能性がある
水分不足の解消ということでは、どうしても量を飲むことになります。そうなると、脂肪の多さが問題になってくるでしょう。
一般の健康状態であっても、牛乳に含まれている脂肪の多さは、デメリットにつながっていきます。体質によっては、乳糖の影響により、消化不良を起こす危険性があります。
牛乳を飲むと下痢をしてしまうというのは、乳糖を消化できない体質が影響しています。日本人特有の部分ですが、乳糖を分解する能力が低いことがわかっているため、多くの人が牛乳をあまり飲めないということになってくるでしょう。
大量に摂取してしまうと、下痢をしてしまうなどの弊害が問題になってきてしまいます。水分不足を補いたくても、逆に排出してしまうことにもつながるため注意が必要です。
適量を摂取すれば問題はないため、1日に200ml程度を摂取すると効果的になるでしょう。コップ1杯分に相当しますが、お水と共に繰り返して摂取していけば、牛乳のメリットを生かしていけます。
このときには、冷たい牛乳ではなく、常温または人肌程度に温めて飲むのが効果的です。冷たいままでは、飲んだとたんに内臓も冷やしてしまいますし、吸収の効率も落ちてしまうため、体の負担を考慮して最低でも常温にするといいでしょう。
赤ちゃんや子供に牛乳を与えるときには適正量を守りましょう
赤ちゃんや子供の水分不足に牛乳を使うのは、また問題が出てきます。できれば高い栄養価を利用していきたいところですが、小さいうちにはこれが負担になってしまうからです。
アレルギーの問題もありますし、鉄分の吸収を阻害して、脳に弊害をもたらすようなことも指摘されています。1歳以降となれば、体も耐えられるようになりますが、スプーン1杯程度から慣らしていくことが必要です。
他にも離乳食に混ぜてみるなど、反応を見ながら進めていくのがいいでしょう。量としても、1日に300mlから400mlが限界です。
これ以上は飲ませないようにすると共に、できるだけ小分けにしていくと負担が減ります。もちろん、冷えたものより温める必要がありますので、ぬるい程度までに温度を上げるといいでしょう。
牛乳は栄養価の高い食品です
牛乳は栄養満点な飲料ですが、過剰摂取しないように気を付けましょう。牛乳を飲みすぎると、より栄養価の高い食事を取ろうという意識が薄くなってしまいます。
身長や体重は増えますが、バランスの取れた食事を取ることはできません。1~3歳児なら1日にコップ2~3杯くらいが適量です。鉄分や食物繊維、亜鉛といった体の成長に欠かせない栄養素は牛乳には含まれていないので気を付けましょう。
水分補給にはやはりお水がおすすめです
水分補給の飲み物は、余分な成分を含まないお水が適しています。熱中症予防には麦茶も良いと言えるでしょう。
牛乳は栄養価が高すぎるので、飲むなら多くても1日400mlまでにしておきましょう。過剰摂取は消化不良による下痢など体調を崩す原因にもなります。しっかり水分補給するには、お水が適しています。
また、熱中症対策には麦茶がおすすめです。熱中症になると体温が上げります。麦茶は火照った体を冷やし、汗と共に失ったミネラルを補えるからです。熱中症予防にはお水よりも麦茶を飲みましょう。
(まとめ)水分補給は牛乳でもいいの?
牛乳でも水分不足は解消できますが、栄養価の高さが逆効果となる場合があります
牛乳はカルシウムやたんぱく質など様々な栄養素を多く含みます。体の成長や健康維持には良い飲み物です。
しかし水分補給のつもりで飲みすぎると体調不良を起こすので注意しましょう。とくに身体機能が未熟な赤ちゃんや、体が小さい子供に飲ませるときは適量を守ることが大事です。
大人でも1日コップ1杯程度が良いとされています。水分補給には余分なものを含まないお水が適しています。熱中症予防にはミネラル豊富で体を冷やす麦茶がおすすめです。