授乳によりお母さんが水分不足に陥る可能性があります
母乳を使って育児をしていると、どうしても水分不足に陥る可能性が出てきます。
かなりののどの渇きを覚えるようにもなってきますが、それだけ赤ちゃんに水分を与えているということになるでしょう。
水分も同時に与えていくことになるため、水分不足になるだけで、母乳は出にくくなってしまいます。
悪循環の始まりですが、母乳育児を考えるのであれば、十分な水分補給を考えていかなければ、支障が出てきてしまうことになるからです。
授乳をすれば水分不足になる理由
授乳中に水分不足になるのは、母乳は乳腺で作られているのが重要です。
血液を採りこみますが、その時に栄養素とともに水分も使って母乳を作り出します。
そのことから、実は水分が主成分であり、8割近くにも及ぶところが重要でしょう。
これだけの水分を与えていくことになるのですから、水分不足になっていくのも当然です。
母乳には水分が必要です
母乳育児を考えるのであれば、十分な母乳が出るようにしていかなければいけません。
すなわち、水分不足に陥らないように、水分補給が必要になってくるといえるでしょう。
水分補給をしっかりしていくとともに、どれぐらいの水分が必要になってくるのかも考えていかなければいけません。
母乳を作り出すために必要な水分量は
授乳育児を考える場合、いったいどれぐらいの水分が必要になるのかを考えなければいけません。
人間の大人は、1日2リットルから2.5リットルの水分量を必要と言われています。
これだけの量が必要なうえ、母乳にも一定量なければいけません。月齢によっても異なってくることになりますが、少なくても1kgの体重当たり150~200mlが母乳として必要になってくるでしょう。
半年程度の赤ちゃんで考えると、900ml程度の母乳を与えていかなければいけません。
8割が水分であると考えれば、720mlの水分が母乳だけでも必要になるという計算です。
食事から摂取できる水分もありますが、少なくても2リットル程度の水分を摂取していかなければなりません。
かなりの水分が必要になってくることがわかるはずです。
かなりの水分量を摂取する必要性
食事から水分が取れると考える人もいますが、実際にはほとんど摂取できていないとしている研究もあります。
それだけ人間は多くの水分を必要とし、摂取を続けなければ水分不足になるといえるでしょう。
体からかなりの水分が排出されていくため、かなり意識していかなければ水分量は不足します。
これが、脱水症状を引き起こすことにもつながるのを理解して、こまめに水分補給をしていかなければいけません。
これが、便秘になってしまう原因にもなるため、水分不足が体の悪循環をもたらす原因となるでしょう。
母乳育児をしているときに水分補給に向いている飲み物は
授乳中に良いとされている飲み物はいろいろとあります。
お水を飲むのが、不純物もなく影響も少なくなり、もっとも向いているといえるでしょう。
ですが、単純に2リットルもの水分を摂るのは簡単ではありません。
飽きてしまうことも出てくるのですから、他の水分補給も考えていくことがポイントです。
ミネラルを補給することもメリットになってくるため、麦茶はかなり向いている飲み物です。
水分不足の解消とともに食物繊維も補給できるからです。
甘酒も向いている飲み物で、糖分も摂取できるようになります。
米と麹で作る方がいいでしょう。
逆に控えておかなければいけないのが、カフェインの入っているものです。
母乳の大半が水分であることを考えると、カフェインも同時に含まれてしまうでしょう。
赤ちゃんの成長にも問題がありますし、眠りにくくなるといったことも出てくるため、カフェインが含まれていないものを選ぶべきです。
代謝という面で考えると、冷たい飲み物は、体温を下げることになるでしょう。
暖かなものを飲むか、湯冷ましのような常温のものにすると、吸収を妨げたりすることがなくなります。
お水の場合にも、冷たくするより、常温にすることを心掛けておくのが負担を減らせるポイントです。
母乳育児には水分不足は天敵です
授乳中は、水分不足になるだけで、母乳の生産量が減ってくるため、量が減ることになるでしょう。
血液が運んできて生成するということを考えても、水分不足で血行が悪化してしまうのは、大きなデメリットになってしまいます。
これが乳腺炎の可能性も高めてしまうことを考えると、水分不足は天敵であるといっても過言ではありません。
母乳育児を進めていくのであれば、常に水分補給意識していかなければいけないでしょう。
母乳育児はこまめな水分補給をしましょう
水分補給は、健康面にも大きく影響を与えます。
母体が健康でなければ育児に影響を与えるのですから、母乳を作り出すための水分は常に補給していかなければいけません。
一度に大量の水分を摂取するのではなく、こまめな水分補給も意識しながら母乳育児を考えていくといいでしょう。