妊娠中は胎児の影響により水分不足になりやすいです
人間は生きていく上では、毎日必要な分の水分を補給しないとなりません。
必要な分だけ水分摂取しないと水分不足となり、体に悪影響を与えます。
しかし妊娠中の方であれば、妊娠していない時と同じだけ水分摂取しても、水分不足になることがあります。
妊娠すると胎児が体の中にいるので、赤ん坊への血液分と、羊水に水分を送るために、余計に水分が必要となります。
そのために、通常通りの水分摂取量だと水分不足になることもあり、いつも以上の水分量が必要です。
目次
妊娠中の水分不足は、胎児に悪影響を与えます
妊娠中の方は、いつも以上に多くの水分量を必要とします。
水分は羊水を構成するので、直接子宮に胎児が触れることになり、良くありません。
水分不足は、胎児への血液不足も招きます。
母胎についても、水分不足は便秘に繋がりやすく、健康上良いとは言えないです。
このために、通常よりも500mlから1Lぐらい多く水分を多く摂るようにします。
水分摂取に適した飲み物を飲むようにします
妊娠中の方は、いつも以上に意識して多くの水分を摂取するようにします。
しかし、飲み物ならば何でも良いということではなく、水分補給に適した飲み物があるので、それを飲むようにします。
500mlから1Lいつもより多く水分補給します
妊娠していない方であれば、1日に必要な水分の目安は、体重1kgに対し40mlぐらいです。
体重40kgの方であれば、1600mlが目安となります。
そして妊娠中の方であれば、その量にプラスして、500mlから1Lぐらい多くの水分を摂取します。
体重40kgの方であれば、2100mlから2600mlぐらいが目安なので、2.1Lから2.6Lぐらいが目安と言えます。
ただ毎日きっちりとこれだけの量を摂取しなくても大丈夫です。
昨日は3Lで今日は1.5Lだったなど、平均すると目安の量になるぐらいで良いです。
ただし、1日に500mlだけまたは4Lや5Lなど、極端に少ない時や多いような摂取の仕方は、止めた方が良いでしょう。
1日に目安に近い量を飲むように心がけると良いとされています。
アルコールは避けよう
水分補給のための飲み物なら、何でも良いということではありません。
特に、妊娠中は胎児がお腹の中にいるので、胎児のことを考えて、水分補給する方が良いと言えるでしょう。
妊娠中の母親が摂取した水分は、そのまま胎児に血液として届きます。
飲み物の中でも、アルコールは妊娠してから出産までは、避けるべきです。
アルコールは、脳に異常を発生させ、発育障害を引き起こすこともあり、胎児に良い影響はありません。
胎児性アルコール症候群という病気もあるために、気をつけた方が良いでしょう。
お茶や珈琲などのカフェインの含まれる飲み物も、利尿作用があるので、控える方が良いです。
ただし無理に我慢してストレスを溜めても、ストレスを溜めることも良くないので、1日の飲む量を決めれば、その範囲で飲んでも構いません。
お茶や珈琲などの飲み物は、1日に2杯から3杯ぐらいなら大丈夫です。
お水を飲むようにします
妊娠中は水分補給として、アルコールやカフェインなど、含まれない飲み物が適しています。
母親が摂取した食べ物や飲み物は、そのまま胎児に栄養として届きます。
胎児は消化器官が未発達のために、栄養を吸収できず、体内に溜めてしまうこともあります。
胎児のことを考えると、出来るだけ何も含まない飲み物を、母親は飲んだ方が良いでしょう。
そのような飲み物としては、お水があります。
水道水には塩素などが含まれますが、体に影響があるほど大量には含まれていません。
それでも気になるようであれば、市販のお水を飲むと良いでしょう。
市販のお水としては、何も含んでいないピュアウォーターがあり、これは塩素やカルキはもちろん、ミネラルなども含まれていません。
お水ばかり飲むのが大変というならば、ハーブティーや、ノンカフェインの麦茶などにして飲んでも良いでしょう。
冬ならば、白湯や温かいお茶などにすると、体も温めながら、水分補給も出来ます。
お水は沢山飲んでもむくまないので大丈夫です
妊娠中の方でも、お水を沢山飲むと、むくむのではないかと心配するかもしれません。
しかし実は、妊娠中の方は、胎児が成長するために、体内で多くのお水を取り込もうと準備します。
そのときに、水分補給を少なくすると、より多くの水を溜め込もうと、むくみやすくなります。
沢山水分補給しても、必要な量以外は、尿や汗として排出されるので大丈夫です。
必要な量を飲むようにして、特にのどが渇いたら飲むようにしましょう。
お水を必要な量だけ飲むようにします
妊娠中の方は、妊娠前よりも多くの水分を必要とします。
意識して水分補給をするようにして、特に飲み物の中でも、お水を意識して飲むようにしていきましょう。