1日に必要な水分量は2リットル~3リットルほどです
人間の体の大半は水分でできています。
体を維持するためには、水分不足にならないように、こまめに補給していかなければいけません。
しかし、実際に必要な量はどれぐらいなのかといえば、いろいろな計算式がありますが、男性なら1日3リットル、女性なら2リットル近い量を必要としています。
食物の水分も考慮するべきですが、水分量の多い食材は体にある余計な水分を排出させる効果があることもわかっており、さらに摂取しなければ水分不足になることは注意が必要でしょう。
目次
水分不足にならないように1日の排出分を補う
水分不足にならない量が設定されているのには、これまでに人間の体に関して、さまざまな研究がおこなわれてきたからです。
必要な量として考えれば細かな数値が必要なわけではありません。
だれでも計算できるようになっているため、自分の年齢とともに計算していくことが大切です。
水分不足にならないための1日に必要な水分量と計算方法
1日の水分量に設定されている量は、体重から計算できます。
30歳未満の場合には、体重に×40、30歳以上55歳以下なら35、56歳以上だと30をかけますが、年齢が上がると水分不足になる水分量が減るということになるでしょう。
さらに、出てきた数値に990.5で割った値が、1日に必要となる水分量になります。
運動と必要な水分
この水分の排出量に運動で失われる水分はそこまで考慮されていません。
運動をする人は、30分の運動に対して、350ミリリットルを掛けた量を皿にプラスすればいいというのが、アメリカスポーツ医学会の考え方です。
必要な量が上がることになっていきますが、少なくても動けばそれだけ水分不足になるということになるでしょう。
体外に排出される水分量
1日に体外に排出される水分量は、呼吸によっても400ミリリットル近く失われていると考えられています。
皮膚からは、600ミリリットルが蒸発し、汗は状況によって異なりますが、多い時には1500ミリリットルもの消費も出てくるのです。
これだけで2リットル失われているうえに、尿や便で排出される量が出てくるのですから、健康な人なら2リットル以上になるのは単純に計算できるところでしょう。
水分量の多い食べ物は、余計な水分の排出を促す研究結果があります。
さらに水分を摂取していく必要が出てきますし、塩分を保持できるしょっぱいものを食べれば、水分は消費されにくくなり、さらに喉が渇くようになって水分量を増やしてしまうでしょう。
塩分を控えめにした食事をすることが必要で、お水は飲み物として別に摂取することが必要になってきます。
水分補給は1日の中で分散させることがポイント
水分補給は、生きていくために水分不足を起こさないためにも必要なことです。
1日で適切な水分を補給できなければ、体の組織は水分不足となり脱水症状になることから、不具合が生じていくことになるでしょう。
水分補給ということでは、一度のたくさん飲むのではなく、できるだけ分散していく必要があります。
あまりに多くの水分をとれば、体内のナトリウムも排出してしまい、疲労感も強めてしまうことになるため、分散することが重要です。
朝起きてすぐは、寝汗もかいている状態で、体は水分不足になりやすくなっています。
寝ていても生命活動が止まるわけではないからです。
入浴していると、汗としてどんどんと水分が失われていきます。
入っているとわからない部分もありますが、かなりの補給をしていかなければいけません。
ですが、この時にも大量に摂取するのではなく、あくまでも分散が重要です。
運動した直後も水分が必要ですが、運動中に水分を摂取することがポイントになるでしょう。
あとからまとめて飲むのではなく、運動中にもこまめな水分補給をすることができれば、体内の水分不足を防げます。
1日の最後として、寝る前にも水分補給が大切です。
寝ている間には補給できないのですから、バランスよく補給しておくことが重要になってきます。
1日の水分摂取は無理なく分散させていくこと
1日に必要な水分量は、科学的にも計算できます。
この数値からわかる通り、適切な量を摂取できている人は少ないでしょう。
意識しなければ、2リットルを超える量は簡単に摂取できないからです。
タイミングを決めることも重要ですし、ことあるごとに水分をとるように心がけていかなければ、必要な量をとれなくなってしまいます。
だからこそ、無理なく分散させていくことがポイントになってくるでしょう。
適量の水分をとって健康な生活を送りましょう
水分不足は、体調に大きな影響を与えます。
人間の体は水分でできているといっても過言ではないほどの割合になるのですから、お水を飲んで補給することが重要です。
意識的な補給がポイントになってきますので、適切な量を摂取することが必要になってくるでしょう。