めまいや吐き気は水分不足の初期段階で起こります


めまいや吐き気を催したときは、すべてがとは言えませんが、水分不足が関係していることもあります。

水分不足になると脱水症状になっていき、脱水症状の初期段階で、めまいや吐き気が起こります。

人間の体は60%以上が水分で構成され、体内の水分の2%が失われると、脱水症状の初期段階となり、軽度の症状が出て、めまいや吐き気が起きます。

さらに体から水分が失われると、脱水症状は酷くなっていき、体内の20%の水分が失われていくと、生命の危険があります。

水分不足は血行を悪くして、めまいや吐き気を起こします

水分不足になると、体内の水分が減り血行が悪くなります。

血液循環が悪いと、血管はより多くの酸素を取り込もうと拡張し、周囲の神経や気管を圧迫します。

これが頭の中の血管で起これば、周囲の神経を圧迫して刺激し、耳の周りで起これば三半規管などを圧迫しめまいを起こします。

めまいや吐き気でも、症状が酷いと、体から多くの水分が失われている可能性があります。

水分補給して、めまいや吐き気を防ぎます

水分不足によって、めまいや吐き気が起こることもあります。

このために、日頃から水分補給をするようにして、このような症状が出れば、失われた分の水分を補給するようにします。

基本は水分補給です

めまいや吐き気を防ぐならば、基本は水分補給するようにして、日頃体から水分が少なくならないようにします。

こまめに水分を摂取するようにして、起きたときや寝る前、入浴前後、運動時、飲酒時、食事の時などに飲み物を飲むようにします。

運動をしていなくても、体からは皮膚呼吸や呼吸などで、水分が少しずつ出ていきます。

1日に2L程度の水分は、運動するしないに関わらず体から出ていくので、これぐらいの量を1日に補給するようにします。

汗をかいていないときほど、水分が体から失われたことは自覚できないので、意識して水分を摂るようにしましょう。

ただしアルコールは、利尿作用があり、体内で分解するときに多くの水分を使います。

このために、アルコールは飲んだ以上の水分を使って体外に排出してしまうので、脱水症状防止のための、飲み物としては適していません。

食べ物でも水分補給はできます

水分補給というと、お水やお茶を飲むことを意識しますが、実は食べ物にも水分は含まれます。

人間は普通の人であれば、毎日朝昼晩と3食食事をするので、食事での食べ物からも、水分摂取ができます。

そして、効率よく水分摂取しようと思うならば、食べ物を工夫しましょう。

水分の多い食品を食べれば、より多くの水分を体に取り込めます。

野菜や果物は水分が多く、野菜や果物だけで、体に必要な水分をすべて補給するのは難しいですが、水分補給の手助けとなります。

または、スープや味噌汁、鍋物などであれば、より多くの水分を補給できます。

さらには、ゼリーやプリンなどであっても、沢山水分が含まれており、水分補給の手助けになります。

なかなか飲み物を飲むことができない、飲む習慣がないというような方であれば、食事の方を工夫して、水分補給できるようにすると良いでしょう。

ラーメンなどの汁だと塩分が多いので、塩分や糖分の少ない、汁物が水分補給の手助けに良いです。

水分とミネラルを補給します

水分不足が原因でめまいや吐き気が起きたときは、水分補給をしましょう。

失われた水分を補給する以外にも、ナトリウムなどのミネラルも補給するようにします。

このために、水分と一緒にミネラルも補給できる、経口補水液やスポーツ飲料が良いです。

ちなみにミネラルウォーターでは、十分なミネラルは補給できません。

経口補水液やスポーツ飲料は市販されているので、購入し常備しておいても良いでしょう。

ただ市販品には、飲みやすくするために、沢山糖分が含まれており、体重を気にする方には、あまり飲みたくないかもしれません。

そのような方であれば、自分で似たような飲み物を作ることもできます。

自分で作るときは、お水1Lに対し塩を3g混ぜればできあがりであり、これにレモンや梅干しを入れれば、カリウムなどのミネラルも同時に補給できます。

飲みやすくするならば、砂糖も少し入れると良く、少し甘みがつくぐらい調節して混ぜておくと良いでしょう。

失われた水分を補給します


水分不足が原因で、めまいや吐き気が起きたときは、失われた水分を補給します。

軽度の症状であれば、お茶やお水などの飲み物、または経口補水液を飲むと良いです。

ただ症状が酷くなると大量に嘔吐することもあり、嘔吐したときは、吐いた量と同じぐらいの飲み物を飲むようにします。

下痢があるならば、1回の排泄ごとに、コップ1杯程度の飲み物を飲むようにします。

そうして症状が落ち着いてきたら、こまめに水分補給をしていきましょう。

めまいや吐き気を起こす脱水症状にならないように飲み物を飲むようにしましょう

めまいや吐き気があるときは、水分補給して、体に足りない分を補給します。

また、日頃から脱水症状にならないようにするために、汗をかいていないときでも、意識して飲み物を飲むようにしましょう。