水分不足でも頻尿になることがあります
水分を沢山摂ると、トイレへより多く行きたくなり、頻尿になる方もいます。
しかし逆に水分不足であっても、トイレに行く回数が多く、頻尿になる場合もあるのです。
人間が1日に必要とする水分は、飲み物としては1Lから2Lぐらいであり、2L以上だと頻尿になりやすいです。
しかしトイレに行く回数を減らそうと、逆に1日1L以下にするのも、頻尿を誘発します。
水分不足になると、尿が濃くなり、これによって膀胱が刺激されて、尿意が強くなり、頻尿になることもあります。
水分不足でもトイレに行く回数が多いと頻尿の疑いがあります
1日に必要な水分を摂取せず、水分不足になっていても、トイレに行く回数が少ないと、頻尿の疑いがあります。
1日には、季節でも異なりますが、3回から10回程度がトイレに行く回数として普通です。
これが10回を超えるようであれば、頻尿を疑った方が良いでしょう。
場合によっては、少量の尿でも尿意を感じる、過活動膀胱になっている可能性もあります。
飲み物によっても膀胱を刺激します
頻尿になるのは、水分を摂りすぎた場合、逆に摂らずに水分不足になる場合のどちらでも可能性はあります。
しかし飲み物によっても、尿意を感じやすいこともあるので、飲み物にも注意です。
膀胱を刺激する成分のある飲み物があります
頻尿にならないためには、水分の取り方に注意しないとなりませんが、どのような飲み物を選ぶかでも違ってきます。
飲み物の中には、膀胱を刺激するような成分の入っているものもあります。
その成分というと、カリウムとカフェインです。
緑茶や珈琲、コーラなどはカフェインが入っているために、膀胱が刺激されやすいです。
カフェインには利尿作用もあるので、トイレにより多く行きたくなります。
同じくお酒もアルコールを含んでおり、こちらも利尿作用をもたらします。
お酒の中でも、ビールやワインは、アルコールとその他にカリウムも含まれており、利尿作用が大きいです。
カリウムの少ないお酒は、日本酒やウイスキーです。
もしも水分補給として飲むなら、これらの成分の含まれない、お水が膀胱を刺激することもなく良いと言えます。
お腹を締め付けないようにします
尿意を催しやすいのは、お腹を締め付けることも原因となります。
これには服装も気をつけるべきであり、お腹を締め付けないような服装にします。
体に合わない小さいサイズの下着、タイツ、ガードルなどは、お腹を締め付けるので、尿意を導きやすいです。
ウエスト部分がきつくなっているスカートやズボンも、お腹を締め付けるので履かない方が良いでしょう。
全体的に、ある程度余裕のある、ゆったりとした服を着る方が、頻尿対策となります。
体のラインが出るような服よりは、大きめのゆったりした服を着るようにしましょう。
冬であれば、防寒のために上着も着ますが、これも革製の重い素材よりは、ダウンなど軽い素材の方がお腹を圧迫しません。
特に冬となると、何枚も重ねて着ることも多いので、ベルトをするとお腹を締め付けることもあります。
すっぱい食べ物も膀胱を刺激します
飲み物や服装以外に、すっぱい食べ物も膀胱を刺激し、トイレが近くなります。
ストレスが多い、体が冷えるなどでも尿意は発生しやすいですが、食べ物でも尿意に影響します。
膀胱を刺激しやすい食べ物と言うと、唐辛子や山葵などの刺激のある香辛料、みかんや酢などの酸味の強い食べ物です。
アミノ酸一種であるチラミンが含まれるチョコレートやチーズ、同じくチロシンが含まれる納豆、グルタミン酸を含む食べ物も刺激しやすいです。
ただ膀胱を刺激するといっても個人差があり、食べても全く平気な人もいます。
実際に食べてみて、尿意が強くならないようであれば、大丈夫です。
ただ水分不足も、そして水分過多も頻尿になりやすいです。
そのために、辛い食品など塩分が多いと、喉が渇いて水分を多く摂るので、尿意が近くなります。
このような食品には注意した方がいいでしょう。
また、缶詰や干物などの加工食品も塩分が多く、一度にたくさん食べるのは避けるべきです。
尿の色で水分不足かわかります
水分摂取が多いか少ないかは、尿の色を見るとわかります。
水のように薄い色だと水分の摂りすぎであり、逆に麦茶のように濃い色は水分不足です。
ほどほどに色が付いている尿が、良い状態と言えます。
尿の色を見ながら、水分補給を調節すると、頻尿を防ぎやすいです。
もしも水分不足になっており、尿の色が濃いようであれば、お水などを飲んで水分補給しましょう。
そうして尿の色が、ちょうど良くなれば、十分に水分補給できた証拠です。
水分補給しましょう
トイレに行く回数を多くしたくないからと言って、水分補給を少なくすると、水分不足となり、これも頻尿を誘発します。
1日に必要な量の水分は補給するようにして、お水などを飲むようにしましょう。