代謝が悪い原因は年齢が関係しています
人間は、身体を動かさなくても、内臓や身体の各部分、また体温を一定に保つためにエネルギーを消費しています。このエネルギーを消費することを代謝と言います。
また運動してもエネルギーを消費するので、これも代謝になります。
代謝は呼吸する、体温を保つ、心臓を動かすなどのことを言いますが、実は年齢を重ねるほど代謝は下がっていきます。
筋肉も代謝して常にエネルギーを使っているので、加齢とともに筋肉量が減り、これが代謝低下の一因となっています。
目次
代謝が悪い原因は生活習慣にもあります
代謝を悪くする原因は、筋肉低下ばかりでなく、生活もあります。エネルギーを使わないような生活をしていると、自然と代謝は悪くなります。
エネルギーを使わない生活の1つとして、運動しないことがあり、運動不足の人は代謝が悪い傾向にあります。また身体が冷えると代謝が悪くなるので、身体を冷やしやすい人、冷え性の人も代謝が悪くなっていることが多いです。
新陳代謝を良くし、細胞の代謝を促すと、体質改善にもつなが体重にも影響がおよびやすいでしょう。
身代謝アップのために運動をして、身体で熱を作る生活に改善しましょう
代謝を促すようにするには、いかにして身体で熱をより多く作っていくかを考え、そのようなための生活をするようにします。
代謝には運動が関係し、筋肉も関係するので、運動とともに筋肉を作るようにします。また身体を冷やさず、温めるような生活をしましょう。
運動をします
悪くなっている代謝を改善するには、運動は効果的です。運動することによって筋肉が付くのと同時に、血行が良くなりエネルギーを消費して、代謝を上げます。
日頃から運動をする習慣をつけるのが良いですが、とは言っても急にジムに通って本格的に運動するなどのことは難しいかもしれません。
運動をしていない人が、すぐに激しい運動をするのも現実的ではないでしょう。日頃から運動をしていない人は、生活の一部に運動を取り入れてみましょう。
朝起きたらラジオ体操をする、通勤通学は歩いて駅まで行く、電車の中では座らず立っている、階段を使って移動する。買い物は歩いて店に行く、雑巾がけや風呂掃除など時間を掛けて掃除する、などのことがあります。
少し汗ばむくらいの運動を毎日取り入れて日頃の生活を変えていくだけで、日常の中で運動をすることが出来るようになります。
基礎代謝が低いと何が悪いのか
細胞活動が停滞し代謝が鈍ると体内で熱が生成されなくなるので体温が低下します。すると血管が冷えて収縮するので、血流悪化につながります。
体内では消費されないエネルギー量が皮下脂肪を溜めこむことで、低下した体温を上昇させるようとするのです。
細胞活動に使われるはずだったエネルギーが体脂肪の蓄積に使われ、体重増加につながってしまいます。
さらに基礎代謝、つまり生命維持のためのエネルギー消費が滞ると筋肉や内臓機能なども衰えはじめます。
エネルギー消費量が減ることは倦怠感や肌荒れ、便秘などの体調不良にもつながっていくのです。
食事量は減らさず、たんぱく質の多い食生活へ変えていきましょう
無理にダイエットしたり、食事量を減らしたりすると、代謝を下げてしまいます。
まずは3食必要カロリーの範囲で、バランスの良い食事をするように心がけてみましょう。朝食を抜くような生活しているなら、朝にバナナやパンなどでも良いので、軽く食事するようにします。
また食事の中でも重要なのがたんぱく質であり、たんぱく質は筋肉を作る元の栄養素となり、身体の臓器の栄養ともなります。たんぱく質は摂取するだけで、多くの熱を発生させるので、代謝アップに向いている食材です。
日頃からたんぱく質の多い食べ物を積極的に食べるようにしましょう。たんぱく質の多い食べ物としては、豆類・牛乳・卵・ツナ・豚肉・ササミなどがあります。
手軽にたんぱく質を摂取するならば、納豆やピーナッツ、卵を食べる、牛乳を飲むのが良いでしょう。時間があれば、たんぱく質摂取後に運動すると、筋肉が付いて、より代謝アップには効果があります。
入浴方法や温かい飲み物で、身体を冷やさないようにすることもポイントです
代謝を低下させないようにするには、身体を冷やさないように注意することも大事です。とくに冷え性で身体が冷えやすいような人は、日頃から身体を冷やさないような生活をしましょう。
夏場は気温は高いですが、部屋は冷房で寒くなっていることがあり、冷房の風を身体に受けると、身体が冷えて代謝が下がります。
身体が冷えるのは食事でも関係します。冷たい飲み物を飲むと内臓を冷やし、身体の中心から冷やしてしまいます。出来るだけ温かい飲み物を飲むようにして、身体を温めるならば、鍋物などの食べ物もおすすめです。
身体をじっくりと温めるならば、シャワーで済まさず、お風呂に入って、浴槽に身体を入れて温めるのも良いでしょう。お風呂に入ると身体の芯から温めて、血行が良くなり代謝を上げてくれます。
お風呂に上がった後に飲む飲み物も、キンキンに冷えた飲み物より、常温ぐらいの飲み物を飲むようにします。
総合的に生活を変えていきましょう
代謝を高める方法はいくつもあり、1つだけを行ってももちろん効果はありますが、出来るだけ多くの方法を取り入れた方がさらに効果は高まります。
自分の出来る範囲で運動を続ける、たんぱく質の多い食事をする、身体を温めるようにするなど総合的に行いましょう。
手軽に出来る方法としては、沢山飲み物を飲んで尿として水分を出すと、身体の中で水分が循環し老廃物が出ていき、血行が良くなり代謝も良くなります。
温かい飲み物を飲みましょう
代謝を上げる方法として、温かい飲み物を飲む方法があります。
冬場はもちろん、夏でも冷房で身体が冷えるので、気温の高いような日でも、出来るだけ温かい飲み物を飲むようにしましょう。
入浴を心がけて体温を上げよう
入浴をシャワーだけで済ますと体が十分に温まりません。湯船に浸かることで体は芯から温まり、血流促進や発汗にもつながり、自律神経の働きも良くなります。週に3回程度で良いので湯船に浸かるようにしましょう。
入浴で体を温めるにはまず入浴前に白湯を飲むのが効果的です。内側からも温めから40℃位のぬるめのお湯に浸かります。ぬるめのお湯は自律神経の一つ、副交感神経を活発化して心身をほぐします。
また全身すっぽりと湯船に浸かるとのぼせてしまうので、肩先が出るくらいに浸かるのがおすすめです。
(まとめ)代謝が悪い原因は何ですか?
代謝が悪い原因は年齢と筋肉量に関係しています
代謝が悪い原因は運動不足による筋肉量の減少と、運動不足により体が冷えることも関係しています。
代謝を上げるには、適度な運動を取り入れ、エネルギー消費を促して体を温めることが大事です。
また食事においても3色バランス良く、筋肉を作る良質なたんぱく質を含んだ食品を取り入れると良いです。
そしてシャワーだけではなく湯船にゆっくり浸かり、温かい飲み物で内側から体を温める生活習慣も忘れないようにしましょう。