便秘の水分の摂り方は、必要量を補給するようにします
沢山水分補給すると、便を柔らかくして、排便しやすくしてくれます。
人間には1日およそ2Lの水分が必要だと言われており、正確には体重に40mlをかけると必要量となります。
例えば40kgの人なら40kg×40mlで1,600mlです。
ただ食事でも食べ物に含まれる水分を補給することができるので、食事からは500mlぐらい補給できます。
このために、先ほどの体重が40kgの人であれば、残りの1,200mlを飲み物から摂取すればいいことになります。
便秘での水分の摂り方は、利尿作用のある飲み物は避けます
沢山水分補給すれば、それだけ腸の動きを活発にして、便も水分を含み軟らかくなり、排便しやすくなります。
しかし、飲み物としてどのようなものでも、良いというわけではありません。
コーヒーやお茶などカフェインの含まれる飲み物は利尿作用があり、尿として水分を沢山排出します。
このために、飲むならば何も含まれないお水が一番です。
効果的に水分補給をしましょう
便秘には水分補給が良いですが、飲み物をどのように飲んでも良いというわけではありません。
できるだけ、便秘解消を促すような飲み方をすると、便秘に良いです。
常温のお水を飲みましょう
便秘解消のための飲み物としては、カフェインや砂糖、アルコールなどの含まれないお水が一番です。
ただ水道水だと塩素やカルキが含まれており、あまり美味しくないと感じる人もいるでしょう。
そのために、飲むなら塩素など含まれないピュアウォーターが良いです。
しかし、冷蔵庫などで冷やした冷たい状態で飲むのは、身体を冷やすので、あまりおすすめはできません。
冷たいお水は、身体を冷やして内臓を冷やし、身体の機能を低下させます。
また腸を冷やすと、善玉菌の働きも低下させてしまいます。
できれば、夏などの暑い時期でも、キンキン冷やしたお水よりは、さすがにお湯は大変なので、常温ぐらいのお水を飲んだ方が良いです。
飲むなら常温以上のお水が良く、室内において室温ぐらいにして飲むか、またはヤカンなどで沸かして白湯として飲むのが、身体にも良いです。
お水をそのまま飲むのは飲みにくいというならば、レモンやフルーツで味付けしても良いでしょう。
少しずつお水を飲みます
お水は1日に必要な量を飲むようにしますが、1度に沢山を飲んでも、身体には十分に吸収されません。
身体には1度に吸収できる水分の量に限界があります。
例えば、1回に1Lを一気に飲んだとしても、小腸ではすべて吸収できず、吸収できない分は、そのまま尿として出ていってしまいます。
一気に飲むのは、無駄になる分の水分があるので、少しずつお水は飲むようにしましょう。
コップ1杯程度のお水を、少しずつゆっくりと飲むのが良いです。
このために、1日に必要な水分を摂取しようとすると、こまめに飲むと、必要な分だけ摂取できます。
食事のときや、休憩のとき、お風呂上がりや、起きた後や眠る前などに飲むようにするのです。
また、汗をかいたときは、余計に身体から水分が出ていくので、意識して多く飲むようにします。
食物繊維を食べるとより効果があります
便秘の原因の1つとしては、便が硬いということがあります。
便が硬いと排便しにくくなるので、水分を補給し便を軟らかくしてあげます。
そして、排便を助ける役割のあるものとして、食物繊維があるのです。
食物繊維も、便秘に良い食べ物として、有名でしょう。
食物繊維は、腸に届くと、便の量を増やして腸を刺激する、また水分を吸収して柔らかくするという効果があります。
このために、水分も一緒に摂取すると、より効果があるのです。
食物繊維は、芋類や豆類、海草類などに多く含まれており、食べると消化されず腸に届きます。
水分補給と一緒に、食事に食物繊維の多い食べ物も意識して食べるようにすると、良いでしょう。
芋や豆などがそのままで食べにくいなら、スープや味噌汁にすると、水分も食物繊維も一緒に摂取できます。
少しずつ量を増やします
今まで水分補給の習慣の無い人が、急に1Lや2Lのお水を飲むというのは大変です。
まずは少しずつお水を飲む量を増やすようにして、少しずつ習慣づけていきましょう。
徐々に1日に必要な水分を飲めるようにしていくのです。
水分補給を沢山行なえば、新陳代謝も良くなるので、身体の調子も良くなり、便秘も少しずつ解消できるしょう。
水筒などでお水を常に用意して持ち歩けば、いつでも飲むことができて、お水を飲む習慣もついていきます。
また、喉が渇いたと思ったら、我慢せずにお水を飲むようにしましょう。
身体に吸収されるように飲みます
水分補給は、身体を機能させ、便秘解消にもなります。
しかし水分補給は喉を潤すばかりでなく、身体に吸収されるように飲まないとなりません。
身体に吸収されるように、少しずつお水は飲みましょう。