便秘なら食前と食事中の両方水分補給すると良いです
便秘になる原因の1つとして水分不足があります。
食べ物を摂取すると、胃から小腸に入り消化され、大腸に運ばれます。
小腸で食べ物水分の80%が吸収され、残りの20%は大腸で吸収されてます。
大腸に食べ物の残りが届くと、次第に水分がなくなり、便となっていくのです。
水分不足は、便を硬くする要因となり、硬い便は排便しにくくなり、便秘にしやすいです。
そこで便を柔らかくする意味もあり、食前にも食事中にも、ある程度の水分補給はした方がいいのです。
食前と食事中の水分補給は、便秘解消に役立ちます
便秘になったならば、食前と食事中の水分補給を行なうべきです。
これは水分補給をして、便や腸に水分を届けて、便を軟らかくして、排便しやすくするという意味があります。
便に水分が届くと、便が水分を吸収し量が多くなり、より排便しやすくなります。
また、水分補給すると、胃に水分が溜まり、それは腸を刺激してぜん動運動を促す働きもあるのです。
食前や食事中に水分補給しましょう
便秘解消のためには、食前や食事中に水分補給するようにします。
意識して水分は摂取しないと補給できないので、コップ1杯のお水を用意するなど、食前や食事中に水分補給しやすい環境を作ると良いでしょう。
朝食前にお水を飲みます
食前に水分補給して、便秘解消するには、朝食前に水分摂取すると良いです。
特に朝起きたときに、すぐにコップ1杯のお水を飲むと、便秘に効果があります。
朝すぐ水分補給するのは、身体に潤いを与える効果もあります。
朝起きたときにお水を飲むのは、胃の下部にお水が溜まります。
その溜まったお水は、胃を通じて腸にも重さとなって刺激を与え、それは腸のぜん動運動を促すことになります。
そのために、朝食前の水分補給が便秘に良いのです。
ただし胃に重さを与えるということをしないといけないので、お水は一気に飲みます。
少しずつ飲むと重さがなく、胃や腸にあまり刺激とならないので、一気の飲むというのがポイントです。
冷え性など身体が冷えやすい方は、お茶やお味噌汁など、温かい飲み物を飲むと良いでしょう。
あまり熱すぎる飲み物は一気に飲めないので、身体を冷やさない程度の、人肌以上ぐらいの温度の飲み物を飲むと、冷え性でも身体を冷やしません。
食事中にも水分補給しましょう
便秘ならば、食事中にも意識して水分補給しましょう。
食事中の水分補給は、便を柔らかくして、排便しやすくしてくれます。
大腸に食べ物の残りが届くと便から水分が失われるので、その前に水分補給して便が硬くならないようにしておきましょう。
食事中の水分補給ならば、食物繊維の多い食べ物も一緒に食べると良いです。
食物繊維は、便の量を増やすという効果と、水分を吸収して便の量を増やすという効果があります。
便が増えると腸を刺激して、排便を促してくれます。
ただ食事中に沢山水分補給することは、消化液を薄めてしまい、消化不良に繋がるとも言われています。
そのために、食事中にはコップ1杯程度のお水を飲むぐらいにしておき、あまり水分を取りすぎないようにして、味噌汁やスープなど汁物が多いときは、お水を飲む量を減らすと良いでしょう。
1日の中でこまめに水分補給しましょう
いくら食前や食事中に水分補給したとしても、それ以外の時間にまったく水分補給しないと、身体は水分不足となり、便も硬くなります。
そのために、1日の中で、食前や食事中以外に水分補給するようにすべきです。
たとえば、運動したときや休憩中、入浴中などです。
とくに汗をかくと、身体から水分は出ていくので、意識して水分補給すべきです。
人間には1日2L程度の水分が必要と言われています。
この量を食前や食事中だけで摂取するのは大変であり、食事中に大量に水分補給しすぎるのは、消化にも良くありません。
このために、できるだけ1日の中で時間を分けて、水分補給して、身体が水分不足にならないようにしましょう。
水分補給しやすくするには、水筒などの飲み物を入れて持参して、常に手元に飲み物があるように工夫すると、水分補給しやすいです。
水分補給にはお水を飲みます
水分補給するとなると、アルコール類やジュース、コーヒーなども飲み物であり、水分を補給できます。
しかし、これらは水分補給のための飲み物としては、適していません。
アルコールは身体に負担をかけてしまい、ジュースには砂糖が含まれておりカロリーを多く摂取します。
またお茶やコーヒーなどにはカフェインが含まれており、利尿作用があるので、摂取した水分以上の水分を尿として排出してしまいます。
水分補給のための飲み物ならば、何も含まれない、お水が適しています。
お水を飲むようにしましょう
便秘解消には、食前や食事中にお水を飲むのが良いとわかりました。
意識しないと水分補給はできないので、コップにお水を用意するなどして、水分を摂取していきましょう。