お腹の状態によって冷たい水は便秘を悪化させてしまいます


冷たい水が便秘にいいと言われることがあります。

朝起きた時に冷水を飲むと、腸が刺激されて蠕動運動を始めるので便秘の解消になるというのです。

しかし、冷たい水を一気に飲むと、お腹を壊してしまうことがあります。

腹痛を引き起こしたり、下痢になってしまったりすることもあるでしょう。

下痢になってしまうと胃腸が弱ってしまい、便秘を引き起こしてしまいます。

冷たい水は便秘の原因になり、また便秘の症状を悪化させてしまうので注意が必要です。

胃腸が弱っているときの冷たい水は腸の動きを鈍くします

冷水が腸を刺激して便秘の解消になると言われることはありますが、胃腸が弱っているときに冷たい水を飲むと胃腸を冷やしてしまい、動きが鈍くなってしまいます。

また、冷水は血行を悪くする原因にもなります。

腸が弱っているとき、お腹が痛いときなどは、冷たい水は控えて、白湯や常温のお水を飲むといいでしょう。

冷たい水はよくない?お水の温度にも注意して便秘を解消しましょう

便秘を解消するには腸に刺激を与え、蠕動運動を活発にすることが大事です。

その方法として冷たいお水を飲むと良い、と言われることがあります。

しかし、冷水はお腹を壊してしまう可能性もあるのです。

便秘を解消するには正しい方法で行うことが大切です。

お水の温度にも注意しましょう。

便秘を解消する適切なお水の取り方について紹介します。

便秘を解消する腸の蠕動運動

そもそも冷たい水が便秘の解消に役立つと言われるのは、腸を刺激して蠕動運動を活発にするからです。

腸の蠕動運動とは、食べ物を腸の中で移動させたり、便を排出させたりする動きです。

蠕動運動が衰えたり、動きが鈍くなったりすると便秘や下痢を引き起こします。

蠕動運動は自律神経によって調節されているので、自律神経が乱れたり、腸を支える腹筋が衰えたりすると、動きが鈍くなります。

蠕動運動を活発にするには、運動をしたり、朝食を食べたりすると、胃や腸が動きます。

また、規則正しい生活を心がけることで自律神経の乱れを予防することができるでしょう。

朝、冷たい水を飲むのも一つの方法ですが、冷水は1杯だけにとどめておき、2杯目からは常温の水を飲むようにしましょう。

朝起きたときに冷たい水を飲むと便秘が解消される

朝起きたとき、すぐに冷たい水を飲むと胃腸が反応して、水分を吸収し、便意をもよおすと言われています。

腸が刺激されるため、蠕動運動が活発になって便秘の解消につながるのです。

このときに飲むのは、白湯などのあたたかい水分よりも冷たい水の方がいいとされています。

また胃の中に食べ物がない状態の方が、胃腸が反応しやすくなります。

そのため、夜遅く食事をしたり、消化の悪いものを食べたりしない方がいいでしょう。

朝食はしっかり食べることが大事です。

胃の中に食べ物を入れることで、胃が反応し蠕動運動が起こります。

しかし冷たい水は一気に飲むと刺激になりすぎ、胃腸の負担になります。

一気に飲むのではなく、噛むように少しずつ飲むようにしましょう。

冷たい水より白湯の方が便秘に効果的

便秘の解消のためには、冷たい水よりも白湯がおすすめと言われています。

冷水は血行を悪くして、腸の動きを悪くして蠕動運動を鈍くしてしまうほか、冷え症を悪化させてしまいます。

冷え症が悪化すると基礎代謝も低下し、免疫力も弱くなり、さらに便秘しやすくなるという悪循環になってしまうのです。

特に胃腸が弱っている人や蠕動運動が活発でないことが原因で便秘になっている人は、冷たい水よりも白湯を飲むようにしたいものです。

白湯に期待できる効果としては、温かいので便をやわらかくすることができます。

硬くなってしまった便を白湯で溶かすことで、便秘の解消につながるでしょう。

内臓を温めることで血行がよくなるとともに、免疫力もアップします。

寒いと腸も動きが悪くなりますが、白湯を飲むことで蠕動運動が促され、便秘の解消に役立つのです。

冷たい水が体に与える影響


冷たい水など冷えた飲み物ばかりを飲んでいると、腸の動きが悪くなり便秘を悪化させてしまうほか、さまざまな悪影響があります。

一つは内臓を冷やしてしまうことです。

冷え症というと手足が冷たい人のことを言いますが、手足が冷えていなくても内臓が冷えている人がいます。

それを内臓型冷え症と言います。

内臓型冷え症は血行が悪くなり免疫力が低下、代謝も低下します。

老廃物も溜まりやすくなり、いくらダイエットをしても痩せられません。

肌荒れもしやすくなるというデメリットもあります。

便秘対策には冷たい水より白湯を飲みましょう

冷たい水は腸を刺激して蠕動運動を活発にし便秘の解消になることもありますが、習慣にしてしまうと内臓が冷える、血行が悪くなるなど、体に悪影響があります。

特に胃腸の弱い人は便秘の解消にもつながらないことも多いので、冷水よりも白湯や常温の水を飲むようにしましょう。