お茶は便秘時に摂取する水分としてあまり適しません
人が1日に必要とする水分は、約1,800ミリリットルともいわれています。
それだけの量を飲むとなると、無味であるお水は少し続けにくいかもしれません。
ですが、かといってお茶を選ぶことはおすすめできません。
味がついていて飲みやすいかもしれませんが、避けるようにしましょう。
理由は、補給のための水分としては適さない成分が含まれていることも多いためです。
もしお茶を選ぶ場合でも、この成分に着目したうえで検討することが欠かせません。
目次
多くのお茶にはカフェインが含まれているため
体が補給するための水分としてお茶は適さない理由、それはカフェインが含まれている場合も多いためです。
水分補給は便秘対策に有効ですが、このカフェインが入ったお茶などは、むしろ逆効果になる場合すらあるほどです。
効果的な便秘対策をおこないたいなら、カフェインの入っていないお茶、もしくはその他の適切な水分を選ぶべきです。
カフェイン入りのお茶は便秘時の水分として適さない
お茶の多くには、カフェインという成分が含まれています。
コーヒーに多く含まれており、眠気覚ましに繋がる成分として有名かもしれません。
とはいえ、それだけであれば便秘対策のための水分に選んでも問題ないように思えるでしょう。
しかし、そうでもありません。
カフェインには、眠気覚まし以外の性質も伴うためです。
特徴をしっかり理解して、便秘を和らげる上で最適ものにこだわりましょう。
眠気覚まし以外のカフェインの性質
カフェインといえば、やはり代表的なのはコーヒーでしょう。
コーヒーは眠気覚ましに適したドリンクといったイメージを持っている人も、少なくないのではないでしょうか。
しかし、実は他の飲み物にも含まれています。
緑茶などのお茶や紅茶、レモンティーなど、比較的身近な飲み物でも多く見られます。
そのため、これらもまた眠気覚ましに役立つ飲み物といえるでしょう。
しかし、カフェインを考えるうえではもう一点気にしておくべき特徴があります。
それは、利尿作用を持つということです。
お茶やコーヒーは、一時的な水分補給にはなるものの、出ていく水分である尿もまた増加させてしまうのです。
これでは、多量に飲んでも体内に保持できる水分は限られてしまいます。
便秘のための水分補給としても、適しません。
カフェインを含むお茶と含まないお茶
便秘解消のためとはいえ、どうしても普通のお水は苦手、そんな人は、同じお茶でもカフェインを含まないものを選んでみてください。
代表的なものとしては、ウーロン茶やルイボスティー、黒豆茶、ハーブティーなどが挙げられます。
カフェイン入りのお茶同様、香りや味が楽しめるため、お水が苦手でも飲みやすいのではないでしょうか。
カフェイン入りとそうでないお茶の違いとしては、茶葉を使っているかどうかという点が特徴的です。
同じ「茶」という文字が入っている飲み物でも、これらと前述の緑茶や紅茶では茶葉の有無という点で異なります。
ノンカフェインの水分を選んで、出ていく分量まで増えすぎないよう対策しましょう。
また、ノンカフェインが良いからといって、カフェインを含まないジュースや乳飲料、お酒などを選ぶのもおすすめできません。
栄養や添加物が含まれると、吸収がスムーズでなくなるためです。
やはり理想は、純粋なお水、もしくはノンカフェインかつ余分な栄養をほとんど含まないお茶類がおすすめです。
適切な水分を十分摂ることのメリット
吸収に適した水分をしっかり飲むことで、体の水分量を補えます。
人の体は、十分な水分があってこそ各機能が働きます。
排便をはじめとした代謝機能もそのひとつなので、水分をしっかり摂ることは便秘対策に繋げられるといえるでしょう。
その他、肌の美容やダイエット、精神バランスの安定に繋がるなどのメリットも備えています。
ピュアなお水、もしくはノンカフェインのお茶を、毎日しっかり摂るよう意識してみてください。
継続することで、体内の水分量が安定して、より効果に期待が持てるようになるためです。
便秘対策にはノンカフェインのお茶で水分補給を
便秘のときの水分にお茶を選ぶなら、カフェインに注目してください。
カフェインは眠気覚ましの成分として有名である一方、利尿作用も備えています。
そのため、お茶をたくさん飲んだとしても出ていく量まで増えてしまい、結果的に水分補給に適さないことにもなりかねません。
純粋なお水、もしくはノンカフェインのお茶であれば、こうした現象も防ぎつつ効率的な便秘対策に繋げられます。
好みのお茶で美味しく便秘対策しましょう
お茶は基本的に、便秘のときの水分として適しません。
ですが、ノンカフェインのタイプであれば、むしろ効果的ともなります。
好みの味を選ぶことで、より継続しやすくなるためです。
自分に合った味わいを見つけて、楽しく便秘改善を目指してみてください。