お水を飲むと基礎代謝がアップしてダイエット効果が期待できます
お水を飲むダイエットは人気がありますが、実際にはどのようなメカニズムかご存じでしょうか?
水分を摂取すると私たちの体は冷やされ、一時的に体温が下がります。脳が下がった体温を上げて体を正常な状態に戻すよう指令を出し、基礎代謝が上がります。
すると体内のエネルギー消費が活性化するので、エネルギーを作るために脂肪燃焼が促され、結果的に脂肪が減りダイエット効果が得られるという訳です。
まずは水分摂取量と代謝の関係について正しく理解し、基礎代謝の低下を防ぐために効果的にお水を取り入れていきましょう。
目次
お水の摂取量でどのくらい基礎代謝が上がるの?
何もしなくても生命維持のために体が自然に行う活動に必要なエネルギーが基礎代謝です。
お水を飲むと、大体10~40分後が基礎代謝がぐっと上がります。ピーク時で、大体30%ほどエネルギー代謝が上がるとされています。
40分を過ぎると、今度は体が冷えて体温が下がり、基礎代謝も落ちていくのです。
基礎代謝が低くなってしまうのはなぜ?
基礎代謝量というのは、年齢や性別、生活環境などの違いで人によって異なります。
そもそも基礎代謝が低いのは、運動不足で筋肉量が少ない、血液の流れが悪くて冷え性の人。汗をかきにくく平熱が36℃よりも低い、疲れやすいといった人だとされています。
基礎代謝が低いと、食べる量が少なくても脂肪を溜め込みやすく、運動してもなかなか痩せられない、ダイエットしづらい体質だと言えるでしょう。
生活習慣の中に運動量の多い活動を取り入れることでバランスの良い身体環境を整えていきましょう。
お水を飲むことは、脂肪燃焼を促し痩せるためにも効果的だとされています。基礎代謝をさらに上げるため、ダイエット効果を高めるお水の飲み方を覚え、生活に取り入れていきましょう。
⇒水分補給とデトックスの関係については、こちらの記事【保存版】ダイエットでは水分補給して尿を出した方がいいの?をお読みください。
お水を飲むことで、ダイエットに最適な多くの効果が期待できます
お水を飲むことは、基礎代謝アップの他にも体にさまざまな効果をもたらします。
まず腸内に溜まった毒素や便などを押し流して排出し、腸内を浄化するデトックス効果が期待できます。
さらに基礎代謝が上がるのでエネルギーが消費され、体温が自然と上昇すると脂肪燃焼率も徐々にアップしてダイエット効果も期待できるでしょう。
具体的には、体温1℃上昇で燃焼率は約12%も上がるので、痩せやすい体作りが目指せるのです。。
血液の主成分は水分なので、新しい水分が補給されると血液の流れが良くなると同時に、汚れた血液が洗い流されて浄化され、サラサラになります。
腕などについた凸凹のセルライトは、脂肪細胞に体内の老廃物がくっついた厄介な脂肪です。ところがお水を飲むことで利尿作用が高まり、尿と共に老廃物が体外に排出されるのでセルライトが作られにくくなるのです。
他にも十分な水分補給が行われると余分な水分が汗として排出されるため、発汗作用が促されるという効果も期待できます。
他にもまだある効果
お水を飲むことで心が落ち着き、ストレス解消や不眠の緩和にも効果的だとされています。さらに肌細胞も水分で満たされると乾燥肌やシワなどが緩和されて、美肌効果をもたらすとも言われているのです。
また加齢と共に細胞は水分含有量が減るため、水分補給をこまめに行うことはアンチエイジングにも効果的だと言えるでしょう。
血液のほとんどは水分でできており、水分不足になると血流が悪化して細胞活動が鈍くなります。水分補給により血液の流れがスムーズになり、老廃物の排出も促されるので疲労回復にもつながるのです。
基礎代謝を上げるのに効果的な摂取量やタイミングがあります
成人の場合、とくに激しい運動をしなくても汗や尿、呼吸などで体内の水分を消費するので1日約2.5リットルもの水分を失います。
失った分だけ水分補給するのが望ましいですが、約1.5リットルは食事からも補給できるので飲み物からは、少なくとも約1リットルは摂取したほうが良いでしょう。
お水を飲むタイミング
睡眠中は知らないうちに汗をかくので水分が不足しがちです。夜寝る前や寝起きにコップ1杯程度の水分補給をしておくと良いです。
また喉が渇いたと感じる時は、すでに体が水分不足の状態にあります。2時間おきを目安として、喉の渇きを感じる前に水分を摂るようにしてください。
さらに運動や入浴では汗をかくので水分が不足しがちです、運動や入浴の前後にもしっかり水分補給をしましょう。
脂肪燃焼を促すカフェインを含む飲み物を運動前に取り入れると効果的です
お水以外にも基礎代謝を上げて、ダイエット効果を高める飲み物があります。
まず褐色脂肪細胞を刺激して脂肪燃焼を促すカフェインや、ポリフェノール・クロロゲンを含むコーヒーが良いとされています。浅煎りよりも深入りのほうが良く、運動や入浴前に飲むと効果的です。
またウーロン茶や緑茶なども、カフェインや血液をサラサラにするカテキン、糖質の吸収を阻害するサラシアなどを含むので基礎代謝アップやダイエットにも適しています。
ただ日常的に水分補給としてコーヒーやウーロン茶などを常用すると、鉄分の吸収を阻害したり、利尿作用により水分は排出されたりするなどの弊害もあるので飲みすぎに注意が必要です。
水分補給としては、体に優しいピュアウォーターなどのお水を主として、運動前などに基礎代謝アップを意識して他の飲み物を飲むといった方法が良いと言えます。
(まとめ)お水を飲むと基礎代謝が増えてダイエットできる?
お水を飲むと基礎代謝がアップしてエネルギー消費が活発化するため、ダイエット効果が期待できます
お水を飲んでから10~40分後に一気に基礎代謝が上がります。細胞が活性化して熱を生成し、体温が上昇するからです。
基礎代謝は運動不足気味、疲れやすい人などが低くなると言われています。さらにお水を飲むことは、美肌効果やアンチエイジングといった効果も期待できるのです。
基礎代謝アップには、1日1ℓ以上のお水を2時間おきにこまめに飲むのが良いでしょう。カフェイン入りの緑茶などは運動前に飲むと脂肪燃焼を促すのでダイエットにも最適です。