水分補給が少ないと身体に悪いことだらけです


水分は人間の身体にとっては欠かせない大事な存在です。

しかし、水分補給はいつでもできると思ってついつい忘れがちになってはいませんか?

摂取する水分量が少ないと便秘になりやすく、多くの女性がこれに悩んでいるのではないでしょうか。

便秘の他には乾燥や肌荒れ、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞といった病気に至ることもあります。

つまり、水分補給が少ないと不健康な身体になるリスクが高まるのです。

これらの症状を回避、緩和するためには、意識して水分補給を行うようにしましょう。

水分補給が少ないと身体が水分を排出しないように働きます

水分補給が少ないと便秘になるのは、便が排出されるまでの過程を考えると当然のことなのです。

便は腸を通って外へ排出されますが、腸を通る間に水分が吸収されて固形となります。

しかし体内の水分量が少ないと、身体は外へ水分を出さないように働くため、便に含まれる水分量は通常よりも少なくなるのです。

そのため便が硬くなって出しづらくなり、便秘を引き起こします。

水分不足を解消するには正しい水分補給の方法を覚えましょう

日常的に起こりやすい便秘を解消するためには、水分補給の方法や回数を見直すことが大切です。

水分補給をしっかり行っているつもりでも、今の水分量は本当に適切でしょうか?

もしかしたら身体にとっては全然足りていないかもしれません。

汗をかかなくても喉が渇かなくても、自分では分からないだけで常に身体は渇き始めています。

その対策として行うのが水分補給です。

どのくらいの量のお水を飲めば良いのか、どのように飲めば良いのかなど、正しい摂取方法のポイントを確認していきましょう。

一日に2.5Lのお水を摂取する

一日に補う水分量としては、大体2.5Lを目安に摂取しましょう。

体内に入った水分は腸から吸収され、体液として身体の中を循環します。

汗や尿はその中の一部であり老廃物と共に体外へ排出されますが、その分を除いても身体の中で水分は一日に1.5Lほど吸収されているのです。

そのため、外へ排出される水分も含めれば一日2.5Lほどの水分が必要になってきます。

水分補給をする回数や一回の水分量が少ないと、血液がドロドロになってしまうので、そこから様々な病気が起こりやすくなるのです。

喉が渇いていなくても、意識してお水を飲むようにしてください。

水分補給は一気飲みではなく少しずつ飲む

長時間水分補給をしていないと摂取できる時にいっぱい飲もうと考えてしまうかもしれませんが、一気飲みは避けてください。

一気にお水を飲んでも、体内ではそんなに早く水分を吸収してくれません。

その上、一気飲みは身体に負担をかける飲み方ですので、間違った水分補給の仕方と言えます。

水分補給をする際は、一回の水分量に気をつけて少しずつ飲むことを心がけましょう。

トイレに行った後やおやつの時間など必ず水分を摂る時間を決めておくと、水分補給をする習慣がつきやすくなります。

小腹が空いた時に水分を摂取するのも良いかもしれません。

また、寝る前と起きた後にお水をコップ一杯摂取するのをおすすめします。

睡眠中は血液濃度が上がり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるため、それを防ぐにはお水が必要不可欠なのです。

水分補給が少ない時には食べ物からも摂取する

水分は飲料水からでしか摂取できないと思っていませんか?

人間の身体は飲料水の他に、普段の食事からも水分を吸収しているのです。

お味噌汁やスープなどの汁気のあるものだけでなく、野菜や果物、魚などからも水分を補っています。

あまり水分補給をできていないと感じる日は、おやつに果物を食べるのも良いかもしれません。

水分不足しがちな方の中には、ダイエットのため食事量を減らしているという方がいます。

食べる量を減らすこと自体は悪くないのですが、その分水分補給もしっかり行わないと不健康なダイエットになる可能性があります。

ダイエットなどで食事制限をする際は痩せることだけではなく、水分不足も気にかけるようにしてください。

歳をとるほど水分補給が少ないと命取りになる危険性があります


水分補給が少ないと体内で水分が不足し血液や便に影響を及ぼしますが、加齢とともに体内の水分量も不足しがちになります。

人間の身体の約60%は水分でできているといわれていますが、実は骨の1/3も水分からできているのです。

これほど身体に必要不可欠な水分でも年齢とともに量が減っていくのは仕方のないことであり、ますます予防が大切になります。

歳をとると骨が弱って脆くなり、骨折もしやすくなります。

健康な身体を作るためにも水分補給が欠かせないのです。

上手に水分補給をしましょう

水分不足は便秘や肌荒れ、乾燥を引き起こす原因です。

また、水分補給が少ないことで血液がドロドロになってしまい、それに伴う病気のリスクを背負うことにもなります。

水分補給は病気の大事な予防法になるので、おろそかにせずこまめに行っていきましょう。