体重や活動量によって適切な水分補給量は異なります
自分の体重を目安にして1日あたりの必要な水分量を計算する時は、体重×30mlと考えましょう。
しかし個人差があるので、体重×25~40mlの範囲で計算すると適当な水分補給量を知ることができます。
同じ体重でも運動のように活動量が増えた時には水分補給する量を増やすような調整が必要で、目安となる水分をとっても渇きを感じる時は少しずつプラスしてお水を飲むようにしましょう。
目次
自分の目安量をしっかりとることが大切です
体を動かすほど使う水分量は増え、暑い季節や場所のような環境の変化によっても体が必要とする水分の量は変わります。
同じ年齢の人でも体重や活動量によって必要になる水分量には違いがあるため、同じ量のお水を飲んでいても不足してしまうこともあり、調整して水分補給をしましょう。
飲み物を飲む以外にも食事からとる水分もあるので、栄養バランスのとれた食事を心がけることです。
活動内容による水分補給量の調整のしかた
まずは自分の体重を目安に必要な水分補給量を知り、それから活動量によって調整をしましょう。
他にも、「ふだんはデスクワークばかりだけれど今日は外回りの仕事もある」「久々に体を動かそう」など変化する活動量に応じて水分補給量を増やすとスムーズに動きやすくなるでしょう。
それでは、活動内容による水分補給の調整のしかたをご紹介します。
運動の強度ごとで増やす水分の量
運動をするといっても、近所を軽くウォーキングする程度から長距離のランニングや全力ダッシュを何本もするまで強度の差があるので、運動をする時の水分補給量は強度によって増やす量を調整することもポイントです。
運動を1時間以上する時には水分補給量を増やすことが望ましく、軽い運動では1時間あたり0.5リットル、激しい運動では1時間あたり1リットル、極端に激しい運動では1.5リットル追加すると良いでしょう。
強度が上がるほど汗をかく量は増え、水分と共にナトリウムなどの電解質も一緒に失ってしまうことから、激しい運動にはハイポトニック飲料での水分補給もおすすめです。
スポーツドリンクほど糖分が多くなく電解質は必要な分だけ含まれているので、たくさんの水分補給が必要になる場合でも糖分を取りすぎずスムーズな水分吸収ができるメリットがあります。
運動中に失った水分をはかって補給する
運動をした時はたして失った水分をきちんと補給できているかを体感で知ることは難しいでしょう。
そのような時には、運動前と運動後に体重を量って比較すると不足している水分量がわかります。
例えばこれから10kmジョギングをするとして、出発前に体重を量っておきます。
そして走り終えてから再び出発前と同じ状態で体重を量れば不足している水分量が算出でき、途中に水分補給した場合でも最終的に足りない分を知ることができるのです。
不足分は一度にまとめて飲んでも吸収しきれないので、その日水分補給量にプラスして1日あたりで調整するようにしましょう。
また、運動後に体重を量って減っているからと喜んでもそれは汗として水分が出た結果のため、水分補給をすればほぼ元に戻ります。
ダイエットで運動をする時は継続して体重を量り、全体的な変化を見る必要があるでしょう。
デスクワークの時もしっかり水分補給
運動量が増えればそれだけ水分補給量を増やす必要がありますが、逆にあまり動かなければ減らしても構わないというわけではありません。
デスクワークのように運動量の少ない活動でも体内では水分を使って消化や体温維持などあらゆる働きが行われています。
体内での活動を維持するためにも最低限の水分は必要なので、デスクワークの時にも1日に必要な水分量をとるようにしましょう。
しかし激しい運動ではないので糖分や電解質を含んだ飲み物を飲み続けることはなく、お水による水分補給が最適で、中でも体に優しい水分吸収ができる純水がおすすめです。
純水は赤ちゃんのミルクづくりに適したお水とされるほど体に負担がかからず、安心して飲めるお水なので毎日の水分補給に適している飲み物と言えます。
水分が不足すれば体調不良やパフォーマンス低下につながります
活動量が増えたにも関わらず水分補給量を変えずにいると次第に体液が濃くなり栄養や酸素の運搬がしにくくなってしまいます。
すると体のあらゆる働きがスムーズにできなくなることから体調不良やパフォーマンスの低下につながる可能性があるでしょう。
体内の機能を支えている体液は水分でできているので、少しでも不足すれば機能のバランスが保ちにくくなり、どこかに不調が出てしまうのです。
体重や活動量に合わせた水分補給をしましょう
ひとりひとり生活スタイルが違うだけでなく体重や体調なども違っているので、自分に合った水分量を知りこまめな水分補給を心がけましょう。
必要な量の水分で体が満たされていれば、健康で快適な毎日が過ごせるはずです。