しっかり水分補給すると二日酔いが改善しやすいと言われています


体に必要な水分が不足するとあらゆる不調が現れやすくなりますが、二日酔いもそのひとつです。

しかし十分な水分で体が満たされれば体調不良を予防することができるでしょう。

もし二日酔いになってしまった時でも、こまめにしっかりと水分補給をして体内の不純物を流して整えましょう。

そして二日酔いにならないためにもお酒を飲む前や飲んだあとには水分補給をしておくことです。

アルコールには利尿作用があるため、飲酒で水分が減ってしまいます

アルコールは抗利尿作用を抑える働きがあるため、例えば1リットルのビールを飲んだとしても1.1リットル分の水分が体外へ出されてしまいます。

そのためアルコールと合わせて別の形で水分をとらなければたちまち体は渇き、場合によっては脱水に陥る可能性もあるのです。

水分が不足するほど翌日二日酔いになることも多くなってしまうでしょう。

二日酔いを予防・改善したい時の水分補給のポイント

お酒を楽しく飲むためには翌日のつらい二日酔いは避けたいものではないでしょうか。

頭痛や吐き気、胃痛などの苦しい症状が起こる二日酔いは十分な水分補給によって予防することができ、もし二日酔いになってしまっても症状改善に水分補給が役立ちます。

そこで、二日酔い予防と改善を目指した水分補給のポイントをご紹介します。

お酒を飲む前に水分補給をしておく

大人の体の6割が水分で満たされていることを考えて、お酒を飲む前にはお水でしっかりと水分補給をしておきましょう。

しかしこの時利尿作用のあるカフェインの入ったコーヒーなどの飲み物を選んでしまうと、水分が逆に排出されてしまうので注意が必要です。

他にもミネラルウォーターに含まれるミネラルは水分吸収を妨げる働きがあるため、避けておいた方が安心でしょう。

そこで飲酒前におすすめのお水は「純水」で、純水とはミネラルまで取り除いて作られた不純物をほぼ含まない水のため水分吸収の妨げにならないのです。

そして、運動後にお酒を飲む場合はまずお水で体をしっかりと潤わせておくことを忘れないようにしましょう。

目安はコップ1杯のお水を飲んでおくことで、前もって水分を体に用意しておけばアルコールの分解に必要な水分を助けることができます。

飲酒後もよく水分補給する

お酒を飲んだ後も体内のアルコール分解は続いているので、水分補給をして解毒作用を助けましょう。

その日に飲んだお酒の量を考えてそれに見合った水分を飲むことが理想的ですが、一度に大量に飲んでも意味がないことや飲酒中にした食事の量を考えて適度にお水を飲みます。

この時飲むお水は、酔っていると暑いためによく冷やしたお水を飲みたくなりますが、常温で吸収しやすい状態のものにしましょう。

おすすめの水分はお水の中でも純水や経口補水液のような、体にかかる負担を軽くして水分を吸収できるものを選ぶことです。

また飲酒中は、尿からは水分以外にナトリウムなどの電解質も失われていくことも考えてアルコールだけ飲み続けることはせず、食事をとりながら楽しむことも二日酔いの予防につながります。

電解質を補うためにおすすめのメニューは、トマトサラダ・もろきゅう・枝豆の塩ゆでなどがあります。

経口補水液で脱水予防

経口補水液は、体調を崩した時や脱水の時に飲むと思っている人の多い飲み物ですが、飲酒後に飲むこともおすすめです。

体に必要なナトリウムやカリウムなどの電解質を適度にとれるだけでなく、糖分が含まれているので水分の吸収効率もアップします。

もし飲みすぎで吐くことが多ければその時に経口補水液で水分補給し、脱水を防ぐこともおすすめです。

スポーツドリンクも糖分や電解質を含む点で飲んでもよいものではありますが、飲みやすくするためにたくさんの砂糖が使われているので飲みすぎれば糖分をとりすぎる心配も出てきます。

だからといって薄めて飲んでしまうと必要な電解質の量も薄められるので、糖分が控えめになっている経口補水液がおすすめでしょう。

また飲酒後だけでなく飲酒前にも経口補水液を使った水分補給をするとより二日酔い予防や改善に役立ちます。

アルコールの解毒でも水分が使われます


アルコールを分解するとアセトアルデヒドなどが発生し、アセトアルデヒドの解毒して人体に無害な酢酸にするためには水分が必要になります。

そのためたくさんアルコールを飲むほど解毒作用に水分が必要となり、脱水も引き起こす可能性が上がってしまいます。

分解しきれずにアセトアルデヒドが多くなると頭痛や吐き気の症状を引き起こし、翌日に後遺症として二日酔いが残ることになるのです。

二日酔いを予防改善するにはきちんと水分補給をしましょう

お酒を楽しむためにも二日酔いは予防したいものなので、飲む前と飲んだあとにはきちんとお水を飲むようにしましょう。

お酒を飲んでいる間にも食べ物やそのほかの飲み物から水分をとるように心がけるだけで、二日酔いの可能性は低くなるものです。