水分補給は基本的に真水を利用すると良いでしょう


水分補給にお茶やジュースなどを飲むひともいると思いますが、こういったものよりも水分補給には真水が良いといわれます。

砂糖やカフェインなどを含む飲料は、たくさん飲むと身体に良くないこともありますが、真水にはそういった余分なものが含まれていません。

余分なものを含まない真水ですが、そのため塩分などを体が必要としているときには向きません。

そういうときはミネラルウォーターを取り入れるなど、使い分けすることが大切です。

水分補給に真水が向かない場面もあります

真水は不純物を含まず体に優しいので、普段の水分補給には向いています。

しかし、その純粋さのために体がミネラルを欲しているときには不向きだといえます。

そういったときにはミネラルウォーターやイオン水と切り替えることで、より効果的な水分補給を行うことができるのです。

基本的に真水で水分補給を行いながらも上手に使い分けることが大切です。

真水とミネラルウォーターの使い分けのポイント

真水とミネラルウォーターはそれぞれに適した使い方をするのが効果的です。

しかしどのような場面なら真水が良く、どのような場面なら良くないのかが分からないと使い分けられません。

実際にどのように使い分けると良いのかを見ていきましょう。

真水とは不純物を含まないお水です

真水とはそもそもなんでしょうか。

塩分などの余分なものを含まないお水のことを真水と呼びます。

ピュアウォーターは不純物を取り除いて作られているお水なので、真水と呼ぶことができます。

真水の反対語は塩水となるので、水道水でも真水と呼ぶと思うかもしれません。

確かに水道水は塩水ではありませんが、純粋な真水だとはいえません。

水道水の場合は、雑菌が繁殖しないように処理する過程で塩素が含まれますし、多少はミネラル分を含んでいます。

そのため不純物を含まないピュアウォーターとは違い、水道水を真水とよぶことはできません。

赤ちゃんの粉ミルクは真水

赤ちゃんの粉ミルクを作るときに、ミネラルウォーターは適していません。

ミネラル分は小さな子どもにとって、負担となると考えられているからです。

ミネラルを処理する腎臓などが未発達ですし、赤ちゃんの体を考えるとミネラルウォーターは不適切だといえます。

特にミネラルが多い硬水を赤ちゃんに与えると下痢を起こす原因にもなり得ます。

赤ちゃんが必要とする栄養素は粉ミルクや母乳に含まれていますので、お水から摂る必要は特にありません。

赤ちゃんの粉ミルクに使うのは、極力不純物を含まないピュアなものがおすすめです。

それが真水ということになります。

真水を一度沸かしてから粉ミルクに利用するとより安心です。

ドラッグストアなどには赤ちゃんの粉ミルクに使うことができるお水が、ペットボトルで販売されています。

しかし毎日使うものなので、ピュアウォーターのウォーターサーバーを利用すると手間が省けて便利です。

熱中症になったときはミネラルウォーター

真水による水分補給が適さない場面は、汗をかいたときや脱水症状のときです。

汗をたくさんかいたときに熱中症対策で水分補給を行うひとは多いと思います。

この場合は真水による水分補給よりも、ミネラルウォーターや経口補水液などが適しています。

その理由は、汗で失われるものが水分だけではないからです。

汗には塩分などのミネラルも含まれているので、汗をかいたときは体内からミネラルが失われている状態になります。

ここでいうミネラルとは主に塩分ですが真水には塩分が含まれないため、この状態でたくさんの真水を飲むことで体内のミネラル濃度が薄まってしまう可能性があります。

それによってより体調が悪くなってしまう可能性があるため、真水は適さないのです。

汗をたくさんかいたときや脱水症状のときは、失われたミネラル分も一緒に摂れる飲み物が適しています。

それが経口補水液などのイオン飲料や、ミネラル分が豊富に含まれているミネラルウォーターということになります。

ただし、真水でも一緒に塩分や糖分を補ってあげれば問題ありません。

真水で経口補水液を作るのも良い方法です


ミネラルは体の機能を正常に維持するのに欠かすことのできない栄養素です。

しかし汗などと一緒に体から失われてしまうこともあります。

汗をたくさんかいたときは水分と一緒に塩分を同時に摂ることが大切になります。

これを最も効率良く行えるのは経口補水液と呼ばれるものです。

真水は不純物を取り除かれて作られたものなので、当然ミネラルも含みません。

体内のミネラルバランスを悪くしないために、使い分ける必要があるわけです。

真水を使い分けて効率良く水分補給をしましょう

真水は不純物を含まず基本的な水分補給には向いています。

しかし汗をたくさんかいたときには、ミネラルを含まない真水は不向きなのでミネラルウォーターなどを使い分けると効果的です。

状況に合わせて効率のよい水分補給で健康を保ちましょう。