新陳代謝は年齢別に変化します
10代、20代の頃はお肌はみずみずしく、弾力があります。
しかし、年齢を重ねるごとに肌は乾燥しやすく、ハリや弾力が失われていきます。
それは新陳代謝が低下するためです。
肌の新陳代謝が低下すると、古い角質が溜まりやすくなります。
新しい細胞が成長しきれず、水分保持機能が低下した肌になり、外部からの刺激を受けやすくなり乾燥が悪化します。
このように年齢別に肌が衰えていくのは、ストレスや血行不良、水分保持力の低下などにより新陳代謝が低下するためです。
目次
酵素の働きが低下することも年齢別に新陳代謝が落ちる原因です
年齢を重ねるとともに、人間の新陳代謝は低下します。
体内ではもともと酵素が作られているのですが、年齢とともに作られる量が減っていきます。
そのため、消化酵素が減少して胃もたれがしやすくなったり、代謝酵素が減少することで、内臓の機能が低下したり、シミやくすみなど肌荒れを起こしやすくなります。
これも酵素が減少して新陳代謝が低下するからです。
年齢別に低下する新陳代謝を高めるには生活習慣の改善が必要です
新陳代謝が低下すると、肌荒れを引き起こすほか、内臓機能が低下したり、傷が治りにくくなったりします。
年齢別に見てみると、個人差はありますが30代後半あたりから肌の衰えを感じる人も多いようです。
すでに新陳代謝が低下しているということでしょう。
加齢とともに新陳代謝が低下するのは仕方のないことですが、日常生活において注意すれば新陳代謝の機能を高めることが可能です。
ビタミン類を摂る
新陳代謝を高めるには、毎日の食事に配慮することが必要です。
特に新陳代謝を促す食べ物を積極的に摂りましょう。
新陳代謝を高めるには、肌の新陳代謝を高めるビタミンA、皮膚の粘膜を健康に保つビタミンB群、メラニン色素の生成を防いだりコラーゲンの生成をサポートするビタミンC、血行を促したり、活性酸素を除去するビタミンEなどを積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンAを多く含む食べ物には、ニンジン、カボチャなどの緑黄色野菜、うなぎ、レバーなどがあります。
ビタミンB群は豚肉や卵、大豆、乳製品、かつお、まぐろなどに、ビタミンCはブロッコリーやホウレンソウ、ハクサイ、キウイ、イチゴなどのフルーツに豊富です。
ビタミンEは、アーモンドやくるみなどのナッツ類、ゴマ油、アボカドなどに多く含まれています。
これらのビタミン類を、毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
週に3日は運動をする
年齢別にみると運動の量も年齢が高いほど少ない傾向にあります。
10代では体育の授業があったり、部活動やクラブ活動で運動部に所属していたりすれば毎日運動をしていることになりますが、20代を過ぎると自ら体を動かす時間を作らないと、運動不足になります。
運動の量が減ると血行が悪くなり、筋肉も衰えがちになります。
その結果新陳代謝も低下するのです。
新陳代謝を高めるには、週に3日以上、定期的に体を動かすようにしましょう。
ジョギングやランニング、水泳でもいいですが、ヨガやピラティスなどもおススメです。
ヨガはリラックスできるほか、女性ホルモンのバランスを整える、血行をよくする、筋肉をほぐす、などさまざまな効果が期待できます。
運動をする際には必ず水分補給をするようしましょう。
お水を飲むことで、水分不足になることを防ぐと同時に、老廃物や余分な水分が排出されやすくなります。
年齢に合ったスキンケアをする
新陳代謝は年齢とともに低下していくものなので、スキンケアも年齢に合わせたケアをすることが必要です。
一つは角質ケアやパックなどを定期的に行うことです。
角質ケアをすることで、古い角質を取り除き新陳代謝を促すことができます。
パックやマッサージを行うことで、肌の血行をよくしたり、保湿成分を肌に浸透させ乾燥を防いだりすることができます。
また、洗顔やスキンケアの選び方などを見直してみることも必要です。
間違った方法でケアをしていると、新陳代謝が低下する原因となるからです。
正しいと思っていても、洗顔の方法などは誤解をしたまま行っている場合もあります。
一度ていねいにケアの方法を振り返ってみるといいでしょう。
新陳代謝の低下が年齢別に異なるのはストレスも関係しています
ストレスは血行不良や女性ホルモンのバランスを乱すなどの原因になります。
ストレスは活性酸素を増やし、細胞をサビつかせるとともに、抗酸化作用のあるビタミンCなども大量に消費させてしまいます。
その結果、新陳代謝を低下させるのです。
大人になると仕事や恋愛、結婚、人間関係などにおいてさまざまなストレスを受けます。
ストレスは新陳代謝が低下してしまう原因の一つとなります。
年齢別に変化する新陳代謝を高めるためには努力が必要です
加齢とともに低下する新陳代謝を高めるには、食生活に注意する、運動をする、ストレスの軽減などをするといった努力が必要です。