新陳代謝が悪いと熱中症になりやすいと言われています


夏になると心配なのが熱中症です。

熱中症にならないためには適当な水分補給が大事ですが、もともと熱中症になりやすい体質とそうでない体質があると言われています。

熱中症になりやすい人に多いのが、新陳代謝が悪いことです。

新陳代謝が悪いと、汗をかきにくく熱が体内にこもりやすくなります。

その結果、熱中症になってしまうのです。

汗をかかないことで体温調節がうまくいかずに熱を体外に放出できなくなり、熱中症になってしまうということです。

肥満体質の人も熱中症には注意が必要です

熱中症になりやすいのは、新陳代謝が悪い人だけではなく、皮下脂肪が多い肥満体質の人も熱中症になりやすいです。

そもそも新陳代謝が悪いと、血中コレステロール値が高くなります。

肥満を改善するためにも、血流をよくして新陳代謝を高めることも必要です。

また、睡眠不足や二日酔い、疲労が溜まっている人も熱中症になりやすいです。

新陳代謝を高めて熱中症にならない対策が必要です

熱中症になるとめまいや筋肉痛、だるさ、吐き気、頭痛などつらい症状が出ます。

熱中症にならないためにも、新陳代謝を高め汗をかきやすい体になりましょう。

入浴で汗をかきやすい体に

汗をかきやすい体にするための方法の一つが入浴です。

シャワーだけですませずに、湯船にゆったりとつかります。

40℃くらいのぬるめのお湯につかると、最初はじんわりと、さらに汗が流れるようになってきます。

発汗作用のある入浴剤を使用すると、より効果的と言われています。

入浴は1週間に1回では効果がありません。

汗をかきやすい体質にするためにはできるだけ毎日湯船につかることが大事です。

湯船につかる習慣をつけることで、汗をかきやすくなるとともに、血流がよくなり新陳代謝も高まります。

入浴をする前と後は、コップ1杯程度のお水を飲むことを忘れずに。

入浴中は汗をかき水分が蒸発し、水分不足になります。

そうすると血液濃度が高くなり、血液ドロドロになってしまうので、水分補給はしっかりするようにしましょう。

水分を摂ってから入浴をすることで、汗もかきやすくなります。

運動で汗をかく体になる

運動をするのも新陳代謝を高めるとともに、汗をかきやすくする方法です。

大量の汗をかくほど激しい運動をする必要はありません。

ジョギングやウォーキングなど、無理をせずにできる運動を行いましょう。

もちろん、ダンスが好き、自転車に乗るのが楽しい、という場合は、そういった運動をするのもおススメです。

1日に何時間も運動を週に1回するよりも、20~30分の運動を週に3回行う方が、汗をかきやすい体になります。

最初は汗をそれほどかかなくても、継続していくことで汗をかくようになります。

夏になってから運動を始めるのは体力的にもつらいので、寒さもやわらいでくる春から運動を始めるといいでしょう。

また、運動をする際には、必ず水分補給が大切です。

岩盤浴でいい汗をかく

汗をたくさんかくと言えば、岩盤浴を思い浮かべる人も多いでしょう。

女性にも人気です。

岩盤浴に使用される天然鉱石からはマイナスイオンや遠赤外線が放出されるとされ、それが体内の毒素や老廃物を排出しやすくするため、デトックス効果が期待できると言われています。

40℃程度の岩盤はサウナよりも温度が低く、快適に汗をかくことができるのが岩盤浴です。

岩盤浴は体内から温めてくれるので、血行をよくしてくれるとともに、体を温める作用も高いです。

新陳代謝を高め、脂肪を燃焼してくれるサポートをしてくれるため、汗をかきやすいだけではなく痩せやすい体質に改善することも期待できます。

また、大量に汗をかくには、こまめに水分補給をすることが必要です。

内臓が冷えている人はうつ伏せになることで、内臓が温まりやすくなります。

呼吸を深くゆっくり行うことで、リラックス効果を得ることができ、自律神経を整える効果もあると言われています。

流れる汗は皮脂腺から出るため、サラサラとしています。

汗を流すことで、新鮮な皮脂が流出し肌の保湿をしてくれるのもうれしい効果です。

新陳代謝が悪く熱中症になってしまう原因は体温調節ができないことです


汗をかきにくいというのは、体温調節ができない体であるということです。

そのため、熱中症になりやすいのですが、なぜそうなってしまうかというと、運動不足や冷たいものばかり飲んだり、食べたりしていること、冷房に慣れてしまっているため、汗腺が衰えてしまっていることが原因です。

また、汗をかいたあとすぐに拭き取らないと、雑菌が繁殖したり、肌荒れの原因になったりするので注意が必要です。

汗腺を鍛えて新陳代謝をよくし、熱中症にならない体を作りましょう

熱中症にならないためにも、普段から汗をかくよう、入浴や運動などを習慣にするようにしましょう。

そうすることで汗をかきやすく熱を放出しやすい体になります。

血行もよくなり新陳代謝も高まるので、熱中症を防げるでしょう。