利尿作用を高めると新陳代謝も高まると言われています
水を飲む、スイカなど利尿作用がある食べ物を食べると利尿作用が高まります。
そのようにして利尿作用を高めるようにしましょう、と言われるのは、利尿作用を高めることで新陳代謝が高まるからです。
体内の尿を出すことで、老廃物や余分な水分が体外に排出されます。
そうすることで、血液の循環もよくなり、体に溜まっていた毒素も排出されやすくなり、新陳代謝を高めることができるのです。
利尿作用を高め新陳代謝をよくすることで、むくみも改善され、ダイエットにもつながります。
目次
利尿作用を高めると血液循環がよくなります
利尿作用とは体内の毒素や老廃物、余分な水分を体外に排出する働きのことです。
尿を体に溜めてしまうと、毒素や老廃物、余分な水分が体内に溜まり、血行を悪くします。
血行が悪くなれば、新陳代謝も低下します。
利尿作用を高めることで、血液循環がよくなり栄養や酸素が細胞にきちんと行き届くことで、新陳代謝が高まります。
利尿作用を高めるにはコツがあります
水分補給は利尿作用を高めるために必要なことですが、過剰に摂取しても逆効果です。
ビールには利尿作用がありますが、ビールをたくさん飲んでも新陳代謝を高めることはできません。
利尿作用を高めるには、正しい方法があるのです。
ただ水分を摂取していても、むくみが改善されたり、肌がキレイになったりするわけではないので注意しましょう。
利尿作用を高める水分摂取の方法
水分を摂れば利尿作用が高まり、新陳代謝の向上につながります。
ただし、やみくもに水を飲んでも、胃腸を壊したり、むくんでしまったり、デメリットが生じてしまいます。
水分摂取をする際には、次のようなポイントを抑えて水分摂取をするようにしましょう。
1日で摂取したい水分量は1.5リットル程度です。
そうはいっても、一度に1.5リットルのお水を飲んではいけません。
水分はこまめに摂るのがポイントです。
朝起きた時、ランチのとき、入浴前、入浴後、寝る前、にコップ1杯程度の水分補給をしましょう。
寝ている間にはコップ1杯、夏だと2杯分の汗をかくと言われています。
それを補給するためにも、朝起きたときと寝るときにお水を飲むようにしましょう。
寝る前に水分を摂っても、必要以上に摂らない限りはむくみの原因にはなりません。
適度に水分を補給することで、血液濃度が高くなるのを防いで血行をよくし、新陳代謝を高めてくれます。
いつでもきれいな水が手軽に摂取できるよう、ウォーターサーバーを設置するのもおすすめです。
利尿作用のあるアルコールには注意
ビールを飲むとトイレが近くなることが多いです。
ビールなどのアルコールには利尿作用があるからです。
アルコールを飲むとトイレに行きたくなるのは、アルコールに含まれるカリウムが新陳代謝を促すことや、水分量が多いこと、またアルコールには抗利尿ホルモンの分泌を抑える作用があること、が理由です。
利尿作用があるならアルコールをたくさん飲めばいい?というとそうではありません。
アルコールは利尿作用が高いため、脱水症状を起こしてしまうことがあります。
脱水症状を起こせば細胞も脱水してしまい、新陳代謝は高まりません。
細胞内の水分も失われることで、頭痛を引き起こしたり、血液濃度も高くなり、動脈硬化の原因になったりします。
アルコールの過剰摂取は利尿作用を高め過ぎてしまうので、注意が必要です。
若い女性にも増えている頻尿にも注意
頻尿とは一般的に1日に8回以上排尿することを言います。
ただし、排尿には個人差もありますので、必ずしも8回以上が頻尿とは言えません。
頻尿は尿の量が体内から減ってしまい、脱水症状を起こします。
何度もトイレに行くのは日常生活にも支障があるでしょう。
近年では若い女性にも増えているという頻尿。
女性の原因としては、骨盤底筋のゆるみ、筋肉の衰え、妊娠などがあります。
対策としては骨盤底筋を鍛えるストレッチをすることです。
また、頻尿の原因は心因性の場合もあります。
頻尿で悩んでいるなら、まずは医療機関に行って調べてもらい、原因を見つけて適切な処置をするようにしましょう。
尿が出ないと新陳代謝も悪くなります
尿の回数が極端に少ない、尿の量が減った、などといった症状が起こった場合は注意が必要です。
尿が少ないと老廃物が体内に蓄積され、新陳代謝が悪くなりむくみの原因になるほか、だるさ、吐き気なども起こります。
吐き気などが出た場合は、早急に病院に行きましょう。
尿の量が少なくなるのは、腎臓に血液が不足する、脱水、ショック、出血、心臓病などが原因で起こることもあります。
水分補給をするなど適切な利尿作用は大切ですが、極短に排尿が少ない場合は医療機関に行きましょう。
新陳代謝を高めるには適切な利尿作用が大事です
利尿作用を高めることで新陳代謝を高めることはできますが、アルコールなどを飲み過ぎたり、水分を過剰に摂取したりするのはNGです。
適切な方法で適切な量の水分補給をしましょう。