疲れの原因のひとつに水分代謝があると言われています
人の身体は、食べ物や飲み物などから水分を取り入れてまたその水分を体外に排出するという水分の代謝が行われています。
ですが、その水分代謝が何らかの原因によって正常に行われないと身体の中に不要な水分が多く残ってしまいます。
その身体の中の不要な水分が悪さをすることを水毒といい、その水毒によって身体にいつも以上の疲労を引き起こしてしまうことがあるので水分の摂りすぎに気を付けなければいけません。
目次
水分代謝による疲れの原因は水毒?
水が必要な分以上に身体の中に滞って、その水が身体に悪影響を与えることを水毒といいます。
東洋医学では体内を気・血・水が正常にめぐることによって身体が正常な状態に保たれるという考え方がされています。
その3つの中の水が体液のことなのですが、その体液の中には身体の水分も含まれており、それが滞ることで水毒となって疲労を身体に与えてしまう原因にもなってしまいます。
水分代謝による疲れは解消できます
水分代謝が上手くいかなくなって発生する水毒ですが、解決策がないという訳でじゃありません。
水毒の症状が出てしまった時は対策法があるので、それを実践することによって水毒による疲れなど様々な水毒の諸症状を改善していくことができます。
これからご紹介する水毒の対策方法を知って、水毒を解消していけるように生活に取り入れていきましょう。
運動と入浴を習慣づけよう
人の身体は運動不足の状態が続いてしまうと身体の中の血や体液のめぐりが悪くなってしまいます。
なので、少しでも生活の中に運動を取り入れられるように意識して生活してみましょう。
仕事などが忙しく、運動をする時間がないという人も、お風呂上りなどにストレッチをする習慣をつけて続けてみましょう。
少しの運動でも、毎日の生活の中に取り入れれば少しずつ改善が期待できます。
また、湯船につかる入浴はお湯に浸かることで身体を芯から温めることができます。
身体を暖めることで血行がよくなるほか、温まることで汗をかき身体の中の余分な水分を排出することもできるのでしっかりと湯船につかりましょう。
身体の温まる野菜を食べよう
野菜の中には、身体を温めてくれるものがありそれを摂取することによって発汗作用などを得ることができることもあります。
野菜の中で特に身体を温めてくれると言われているのが人参など暖色系の野菜や、スパイシーな風味が特徴のショウガなどです。
特に冷え性などが気になる時期になると、水分代謝の調子も悪くなりがちなので身体を暖める野菜を食事の中でしっかりと摂取していって、身体をあたためたり汗をしっかりとかけるような環境づくりをしていきましょう。
白湯や常温水を積極的に飲もう
水分は生活を送っていればどうしても身体の外に出ていってしまうものです。
なので、水分はしっかりと摂取していかなければいけませんがジュースなどの飲み物は砂糖を多く含み砂糖は身体を冷やしてしまうので摂りすぎはよくありません。
さらに、ジュース以外でも冷たい飲み物は飲みすぎるとこちらも身体を冷やす原因になります。
そこでおすすめなのが常温の水や白湯などです。
冷たい水分の摂取は避けて常温水や白湯などから水分を摂取するように心がけていきましょう。
一度にたくさんの水分を摂取するとむくみの原因にもなるので、こまめに少しずつ摂取していくようにしてください。
マッサージで流してあげよう
人は、生活を送っているとどうしても体液の流れが滞ってしまうこともあります。
そんな時はマッサージを取り入れましょう。
リンパマッサージなどを行ってリンパの流れを良くしてあげることによって、老廃物が流れていくだけではなく不要な水分も一緒に流してくれます。
体液の流れを悪いままにせずに、自分でも体液を流して要らないものをマッサージで流したり身体を温めるなどしてあげるという習慣をつけて身体の中の流れを出来る限り良い状態で保ってあげましょう。
疲れと水分代謝の異常は水の摂りすぎと冷えからです
水毒によって、疲れを感じてしまうときは水を過剰に摂取してしまっていたり、冷たい飲み物などによって身体が冷えてしまっていることが考えられます。
身体の冷えは、単純に寒さを感じるだけではなく身体の流れを悪くさせてしまうのです。
老廃物の体内での蓄積は身体に疲労感を与えてしまうので、注意しなければいけません。
暑いと喉が渇いたように感じ一度に多量の水分を摂取しがちです。
水分を摂りすぎていないか考えながら摂取していくことをおすすめします。
水分代謝を維持して疲れをとりましょう
水分の摂りすぎや体の冷えなどによって、水分代謝に異常をきたしてしまうと身体の循環が悪くなり疲れを感じます。それを防ぐためにも水分摂取の仕方や身体が冷えないような生活を心がけるようにしましょう。そうすることによって身体の疲労も改善できます。