耳鳴りの原因のひとつに、水分不足があります
耳鳴りの原因にはストレスや胃腸機能の低下などがありますが、そのひとつに水分不足による脱水状態があります。
体内の水分が不足するとむくみが起きやすくなり、その結果聴こえに関係する内耳のリンパもむくませてしまうのです。
むくみというと下半身や体の末端で感じやすい症状ですが、同時に耳鳴りがする時は水分不足からくる水分代謝のダウンが耳鳴りを引き起こしている可能性があります。
目次
血流が悪くなると耳鳴りを引き起こします
水分代謝が悪くなり内耳のリンパにむくみがおきてしまうと耳鳴りが発生する可能性が出てきます。
これはむくむことで血流が悪くなり耳鳴りを引き起こしているからです。
むくみは水分不足から起きる症状なので、必要な水分補給をしなければ耳鳴りを悪化させる場合もあるでしょう。
また、体が水分をためこんでいる状態だからといって水分をとらないことは逆効果です。
水分代謝が原因の耳鳴りを改善する方法
内耳のむくみが原因で起きてしまった耳鳴りは、水分代謝をあげてスムーズにすることで改善が期待されます。
それに水分代謝をあげることは全身のむくみ改善にもつながるので、次のような方法を継続的に行ってみましょう。
ただし、耳鳴りの原因はむくみだけでなないため、継続して次の方法を行っていても全く改善が見られなかったり悪化するようであれば、必ず病院で受診してください。
こまめな水分補給を行う
水分代謝をあげるための水分補給には次のポイントを心がけましょう。
飲み物は純水を選ぶ
お水なら何でも良いわけではなく、より水の吸収効率がよいお水を選ぶことがポイントになるので、純水を選択しましょう。
純水とは不純物をほぼ全て取り除かれたお水のことを指すので、その成分は99.9%水分でできています。
そのため水分吸収を邪魔するミネラルなどが含まれておらず、飲んだお水の水分をきちんと体にとりこむことができるのです。
1回の量はコップ1杯
一度にたくさん飲んでも必要な量以上は排出されてしまうので、それよりも回数を分けてこまめに飲むことがポイントになります。
その適量はコップ1杯ずつ飲むことで、200ml程度のお水です。
そして1日あたり合計して1.2リットルほど飲めるように水分補給を行うと水分代謝がスムーズになるでしょう。
運動を行ったり気温が高く暑い季節だったりする場合は飲むお水の合計量を調整し、水分補給の回数を増やすことです。
常温のお水を飲む
体に吸収しやすい温度のお水を飲むことも大切なので、常温のお水を飲むようにしましょう。
熱すぎたり冷たすぎたりする飲み物の場合体に負担がかかるので、できるだけ常温から体温に近いお水で水分補給をすることがポイントです。
適度な運動をして血流を良くする
水分代謝をあげるには、水分補給に加えて血流をアップさせるための運動も必要です。
適度な運動とは年齢によっても違いがありますが、60代前半までであれば例えば汗ばむくらいの速さでのウォーキングを週に数回60分程度ずつ行いましょう。
60歳後半以上の場合は40分程度が目安になります。
しかし、毎日が忙しいなどの理由で週に1回まとめて数時間歩くという運動では意味がありません。
それよりも10分ずつでも体を動かすようにすることの方が運動にはなるので、出勤や帰りに余分に10分歩く、階段を積極的に使うなどしてみましょう。
ストレス解消をしためこまない
ストレスがたまるとさらに耳鳴りを悪化させてしまうので、適度に解消することが必要です。
休日や空いた時間に趣味に没頭することなどがストレス解消法としてあげられますが、体に無理のない健康的なものが理想的でしょう。
もし趣味が見つからないのであれば、散歩など体を動かすことをおすすめします。
運動はストレス解消だけでなく血流アップにも役立つので、水分代謝を高めることになるのです。
また、ストレス発散は耳鳴りだけでなくあらゆる体の不調を改善することにもつながるため、ストレスをためこまないことは大切なポイントといえます。
耳鳴りを放置すると聞こえが悪くなることも
耳鳴りが起きるということは何らかのSOSを体が発しているということです。
そのため、水分代謝の低下が原因で起きた場合でも放置すると悪化し、耳の聞こえが悪くなる可能性があります。
耳鳴りが大きくなったり起こる回数が増えたりすることで耳が聞こえにくくなると、日常生活に支障をきたすようにもなるでしょう。
すると大きなストレスになり、さらに耳鳴りを悪化させる要因を作ることにもなってしまいます。
お水をこまめに飲んで水分代謝をあげ耳鳴りを改善しましょう
水分代謝が原因の耳鳴りは、毎日の水分補給をきちんと行うことが改善のきっかけにつながるでしょう。
なので、お水をこまめに飲んで適度に体を動かし、ストレスをためこまない快適な毎日を送るようにすることがポイントです。