ストレスによる水分代謝の低下はむくみの原因になります


ストレスが身体に与える悪影響のひとつが水分代謝の低下といわれます。

水分代謝が低下するということは、本来排出される水分が身体にため込まれるということ。

いわゆる水太りの状態を引き起こすわけです。

特に下半身は重力の影響で水分が溜まりやすく、むくみやすいといわれます。

ふくらはぎがむくんでパンパンになるという経験をしたことある人も少なくないでしょう。

ストレスによる水分代謝低下を予防するためには、ストレスをため込まないことが大切です。

ストレスによるコルチゾール分泌で水分代謝が悪くなります

ストレスは身体にさまざまな影響を与えます。

コルチゾールというホルモンはストレスホルモンとも呼ばれ、ストレスがかかると分泌量が増えます。

コルチゾールは身体が危険な状態になると分泌されるホルモンで、ストレスに対抗するために分泌されます。

しかしコルチゾールは水分代謝の仕組みをじゃまするため、むくみの原因になるとされます。

ストレスによる水分代謝低下への対策


ストレスが水分代謝を悪くすると分かっていても、ストレスを受ける環境を変えるのは難しいですよね。

仕事や人間関係による悩みなど、現代社会にはストレスの原因になることがたくさんあります。

ストレスを受けないようにするのも大切ですが、それをため込まずに解消することも大切です。

ストレスを受けてもため込まなければ過剰なコルチゾール分泌を抑えて、水分代謝の低下を防ぐことが可能です。

またむくみを解消するマッサージや運動を取り入れても良いでしょう。

ストレス解消する方法や、むくみの解消に効果的な方法を紹介します。

ストレスの解消法を持ちましょう

ストレスの原因は人それぞれですが、解消方法もまた人それぞれ。

そこで一般的にストレス解消に効果的といわれる方法をいくつかご紹介します。

基本的には好きなことをする、身体を動かしたり思い切り声を出したりするということがストレス解消に効果的です。

大きな声で歌う

ストレス解消法でよく挙げられるのが大きな声で歌うこと。

特に自分の好きな歌を思い切り歌うと、気持ちが切り替わりストレス解消につながるようです。

お風呂場や車の中で歌ったり、カラオケで思う存分歌ったり、方法はいくつかあります。

運動する

体を思い切り動かすことは、ストレス解消方法の定番です。

ランニングなどの単純な運動でもいいですが、ストレス解消には思い切り自由に身体を動かせるものも良いです。

例えばボクササイズやバッティングセンターなどが効果的といわれます。

サンドバッグを思い切り殴る、ボールを思い切り打つなどの好意がため込んだストレスのはけ口にもなると考えられます。

また、運動は代謝アップにも効果的です。

定期的に運動することで筋肉量が増えますし、身体の巡りがよくなります。

結果としてストレスとむくみの両方を解消してくれると考えられるのでおススメです。

泣く

辛いときに泣くのを我慢する人も多いですが、涙を流す行為はストレス解消に効果的です。

涙を流すと身体をリラックスさせる副交感神経が活発になる上に、コルチゾールを排出する働きもあるといわれています。

ストレッチでむくみ解消

脚のむくみの解消にはストレッチやマッサージが効果的といわれます。

水分をため込むのは血流低下のほかリンパの流れが悪くなることにもあります。

股関節にはリンパが集中しているので、ここが凝り固まっていると水分代謝が低下します。

脚のむくみ解消には股関節をほぐすストレッチがおススメです。

運動して水分代謝をアップしましょう

ストレス解消法としても紹介した運動。

下半身に溜まった水分を押し上げるのに効果的なのが運動です。

ウォーキングなどを日常的に取り入れるのがおススメですが、運動する時間が取れないという人も多いと思います。

その場合、簡単な運動でもいいので取り入れることをおススメします。

運動前後に水分補給をきちんとすることも、代謝を良くするためには大切です。

例えば、デスクワーク中に足を揃えて数センチ浮かしてキープするだけでも、むくみの解消に繋がります。

歯磨きや料理をしながらかかとを上げ下げするというのも効果的です。

本格的な運動が難しいという人は、簡単な運動で少しでも水分代謝を良くしていきましょう。

ストレスは筋肉を減らして水分代謝を悪くします

ストレスを受けると分泌されるコルチゾールには、筋肉量を減らしてしまうという働きもあります。

心臓から押し出された血液は、身体を巡った後にまた心臓に戻るのですが、最初に心臓から押し出された勢いだけで戻ることはできません。

ふくらはぎは第二の心臓ともいわれるほどで、脚に溜まる血液を押し戻すポンプの役割を持っています。

この筋肉量が減ってしまうと、心臓に血液を押し戻す力が弱まり水分代謝も悪くなります。

ストレスを解消して水分代謝低下を防ぎましょう

ストレスは万病のもと、水分代謝の低下も引き起こします。

できるだけ解消してため込まないようにしていきましょう。

また、ストレス解消やむくみ解消に運動した後はお水などで水分補給もしっかり行うことも大切です。