カリウムは体内の塩分濃度の調節に必要です
塩分を摂ると喉が渇くという経験は誰しもがあるでしょう。
そして塩分を摂り過ぎたあとに、顔や足のむくみを感じたことがある人も多いと思います。
塩分は身体に必要なものですが、過剰に摂ると体内の塩分濃度を薄めようと身体が水分を必要とします。
身体が水分をため込むように働くからむくむのです。
体内で増えた塩分の排出を促す役割を持つのがカリウムです。
そのためカリウムが足りないと塩分濃度の調節がうまくいかず、水分代謝が低下してしまうのです。
目次
カリウム不足で水分代謝が低下します
塩分にはナトリウムが含まれています。
人間の細胞に含まれる水分にはカリウムが含まれていて、細胞の隙間にある水分にはNaが含まれています。
ここでカリウムが減ったりナトリウムが増えたりすると、バランスが崩れてしまいます。
体内にはこのバランスを調節する仕組みがあり、ナトリウムのほうが極端に高くなるとナトリウム濃度を下げようとして水分を取り込むので、代謝が悪くなります。
生活習慣を見直してカリウム不足による水分代謝を予防するポイント
カリウム不足は普段の食生活などに原因があります。
偏った食事などをしていると、必要なカリウムをうまく取れていない可能性があります。
バランスの良い食事をといってしまえば簡単ですが、どのようなものを取り入れたらカリウムが摂れるのかも知りたいところですよね。
そこでカリウムを取り入れるにはどのような食品を取ればいいのか、またどのような生活習慣がカリウムを減らしてしまうのかなどをご紹介します。
カリウムを多く含む食品は?
カリウムは野菜や果物、豆類などに多く含まれている栄養素です。
野菜には旬の季節に合わせた働きを持ち合わせたものが多く、カリウムは夏野菜に多く含まれている傾向があります。
夏場は汗をかいて水分やカリウムが不足しがちですし、利尿作用を促すことで身体を冷やす効果も得られるからです。
カリウム豊富な夏野菜といえば、トマトやキュウリ、スイカが代表的です。
ほかにもゴーヤやズッキーニと、ブロッコリー、水菜、ニラ、ほうれん草、水菜、白菜、セロリなどもカリウムが豊富に含まれています。
果物でいうとバナナやオレンジ、グレープフルーツ、キウイ、カキ、みかんなどがカリウム豊富なことで知られています。
バナナは中1本(150g)ほどで540㎎のカリウムが摂れるので、手軽にカリウム摂取ができます。
また、枝豆や納豆といった豆類にもカリウムが豊富に含まれています。
カリウムを効率よく摂るためには
カリウムを含む食材は身近なものに多くありますが、調理方法によってはうまく摂れない可能性があります。
カリウムは水溶性の成分なので、ゆでると30%近くが失われてしまいます。
生で食べられる食品はそのまま食事に取り入れる、ゆで汁に溶けだしたカリウムも摂れるスープなどに調理することがおススメです。
調理で失われやすいことを考えると、カリウムを含む果物や納豆などは生のまま効率よくカリウムを取り入れやすい食材だといえます。
また、カリウムの摂り過ぎを心配する人もいるでしょう。
カリウムは基本的に過剰な分は尿と一緒に排出されるので問題ありません。
腎臓機能に障害があるとカリウム排出がうまくできないため、腎臓疾患を患っている人は過剰摂取に注意しましょう。
アルコールはカリウム不足を引き起こす
お酒を飲むと、アルコールの利尿作用でトイレが近くなりますよね。
尿として水分をたくさん出すため、身体の余分な水分を出してむくみ解消になると思うかもしれませんが、実は反対にむくみの原因になります。
なぜかというと尿として排出される水分や塩分と一緒に、カリウムも出ていってしまうからです。
さらに身体は失われた水分を補給しようと喉が渇き、たくさんお水を飲み、最終的に体内のカリウムが不足してしまいます。
二日酔い予防のため、お酒と一緒に意識的にお水を摂る人は多いとおもいます。
水分補給も大切ですが、同時にカリウムを含むものを意識的に摂るとむくみの予防に繋がります。
塩分過多によりカリウム不足となり水分代謝が低下します
体内でナトリウム濃度が高くなった場合、カリウムが汗や尿としてナトリウムを排出させようと働きます。
このときカリウム自身も汗や尿と一緒に排出されてしまいます。
ナトリウム過剰な状態が続くと、カリウムの消費量が増えてしまい、結果として体内のカリウム不足となり水分代謝低下に繋がります。
体内のカリウム不足は摂取するカリウム量が少ないだけでなく、塩分の摂り過ぎも原因です。
カリウム摂取も気を付けるだけでなく、塩分摂取を減らすことも大切です。
カリウムを取り入れて水分代謝低下を防ぎましょう
体内のカリウムが不足すると身体が水分をため込みやすく水分代謝低下に繋がります。
食生活にカリウムを含む食品をうまく取り入れて、水分代謝低下を防ぎましょう。