水分代謝をあげる食べ物でむくみ改善できるといわれています
長時間のデスクワークなど、同じ姿勢を続けていると脚がむくみやすくなってきますが、体を動かしてもなかなかひかないむくみは年齢と共に増えてくるものです。
しかしむくみは毎日の食生活を改善し、水分代謝をあげることで改善も期待ができます。
むくみがある状態は、水分とナトリウムが上手に排出できていないことなので、スムーズに水分代謝が行われ不要な水分を排出ができるようになれば症状は軽くなっていくでしょう。
目次
たくさん食べていても栄養がなければ意味がありません
水分は食べ物からもとることができるからと言って、むやみに食べ続けていても意味がありません。
栄養バランスや水分補給のことを考えた食事が大切で、特に水分代謝のためにはカリウムをとることです。
しかしカリウムもとりすぎは腎臓機能が弱っていると高カリウム血症を招く恐れがあり危険です。
食べ物で水分代謝をあげむくみ改善する方法
むくみの原因は毎日の生活の中にひそんでいる場合が多いので、まずは日頃どのように暮らしているかをチェックしてみましょう。
中でも食べ物は大きく水分代謝に影響を及ぼしているので、よく振り返ってみることです。
食生活から改善し水分代謝をスムーズにしてむくみを改善するには、次のようなポイントを行ってみましょう。
カリウムをきちんととりましょう
カリウムは体内の過剰なナトリウムを体外へ排出し、血圧を下げる働きをもっており、他にも水分調整をして細胞の浸透圧を整えたり筋肉の神経の働きを正常に保つという働きがあります。
カリウムが十分な量体内にあることで、むくみの原因になる過剰な水分やナトリウムを排出できますが、不足すると新陳代謝をがさがりむくみとなって現れ、放っておくと悪化する可能性があるのです。
カリウムを含む食べ物は、さつまいも・乾燥ひじき・ほうれん草・バナナ・アボカド・キウイフルーツなどがあります。
さつまいもやバナナは食物繊維も豊富なのでむくみだけでなく便秘改善にも役立つ食べ物で、カリウムが腸のぜん動運動を活発にする働きもあるため、より老廃物の排出に役立ちます。
乾燥ひじきは使いづらい食材と思いがちですが、お味噌汁にぱらっと加えるだけで構いません。
むしろ、お味噌汁の中に溶け出した成分までとることができムダがないのです。
ほうれん草も水洗いしてカットし、電子レンジでチンするだけで簡単なゆでほうれん草ができあがり、食卓に一品カリウムメニューを増やすことができます。
それから、バナナやキウイフルーツはダイエット時にもおすすめの食べ物で、カロリーが気になる時は食間に食べることがポイントです。
加工食品・インスタント食品は控えましょう
加工食品やインスタント食品は味付けが濃いので、頻繁に食べているとナトリウムの過剰摂取になってしまいます。
ナトリウムの排出の役目をするカリウムだけでは体内の塩分濃度の調整がしきれなくなると、体内に水分をためこんで塩分濃度を下げようとするためにむくみが起こるのです。
加工食品やインスタント食品だけでなく、外食も味のこいメニューが多いため、できるだけそれらは毎日の食事の中で避けておきたいものですが、忙しさなどからどうしても取らざるを得ない状況があるでしょう。
そんな時には、水分をこまめにとるほかに、カリウムを含む食べ物をたっぷり加えて水分代謝を正常に整えましょう。
たとえば外食する時には、海藻サラダをプラスしたりデザートにバナナやキウイの入ったものを選んだりしてみることです。
こまめな水分補給をしましょう
水分代謝をあげるには食べ物だけで100%補うことは難しいので、積極的な水分補給も必要です。
そして体内にしっかりと水分をとりこむためには、こまめな少しずつの水分補給を行いましょう。
この時に使うお水は純水を選ぶと良く、純水はミネラルに至るまでの不純物を99.9%取り除いて作られたお水なので水分を吸収しやすい状態になっているからです。
もしミネラルウォーターを選んでしまうと、硬度の差はありますが水分吸収を妨げるミネラルをとりこんでしまうため、せっかくの水分が排出されてしまうのです。
それに体質によってはおなかが緩くなったり腹痛が起こることもあります。
そのため、水分代謝アップには純水を用いてコップ1杯ずつこまめに飲むようにしましょう。
食べ物からとる水分などのこともあわせると、1日あたり1.2リットル程度のお水を飲むことが理想的です。
むくみの悪化で腎臓機能に障害も考えられます
むくみがある状態は、すでに腎臓機能に負担がかかっている可能性が高く、さらにむくみが悪化すれば腎臓機能に障害が出る恐れがあります。
腎臓病になると、水分代謝に関わるホルモンの分泌もなくなるので、不要なナトリウムや水分の排出ができずにたまり、どんどんむくみが悪化していくことになるのです。
もし長期にわたってひどいむくみが続いているのであれば、早めに病院でみてもらうことをおすすめします。
水分代謝をあげる食べ物でスッキリしましょう
食べ物から水分代謝に必要なカリウムをきちんととって、不要な水分やナトリウムが体内に蓄積しないようにしましょう。
毎日の食べ物だけでなく、飲むお水もミネラルをとりすぎない純水にすることも水分代謝改善につながります。