体温が上がれば新陳代謝は促進されます
新陳代謝を活発にするには、体温を上げることが効果的です。
体温を上げると血液の循環が良くなり、体中の隅々にまで血液がいきわたるようになります。
その結果、新陳代謝や水分代謝など、体を新しくする働きが促進され、健康にも美容にも大きな効果を発揮するのです。
体温を上げるにはいくつかの方法があり、継続することで大きな効果が期待できます。
一度にすべてを習慣にしようとするのではなく、自分に出来そうなところから無理せず取り組んでいきましょう。
目次
体温を上げて基礎代謝を上げ、新陳代謝を良くします
体温を上げることによって体の基礎代謝が促進され、その結果、新陳代謝は促進されます。
基礎代謝と新陳代謝は言葉は似ていますが、意味合いは異なります。
基礎代謝とは、消費するエネルギー量のことです。
新陳代謝とは、細胞が新しくされていくことを意味します。
基礎代謝が良い状態にあることによって、新陳代謝が促進されて健康面でも美容の面でもよい循環が生まれます。
体温を上げて新陳代謝をアップさせましょう
新陳代謝を上げるためには、まずは基礎代謝量を向上させることを目指しましょう。
そのために役に立つのが体温を高く保つということです。
体温が高く保たれれば、基礎代謝量はアップします。
ではどのようにして体温を適切な温度に保つことができるのでしょうか。
数えてみると意外にその方法はたくさんあります。
すぐにでも生活の中で取り入れることのできるものが見つかるかもしれません。
運動しましょう
体温を上げるためにまずお勧めなのは、やはり運動でしょう。
どのような運動が良いかというと、有酸素運動と無酸素運動をバランスよく組み合わせることです。
有酸素運動とは、水泳やジョギング、ウォーキングなどが挙げられます。
無酸素運動とは筋肉量を上げる運動のことを指します。
有酸素運動は理想としては少なくとも20分から30分は運動のメニューに取り入れたいところですが、初めから無理をせず少しずつ行っていきましょう。
有酸素運動は普段の生活でも意識的に行うことができます。
いつも車で行ってしまうような近間での買い物を歩いて行ってみたり、通勤や通学の方法に少しでも余分に徒歩を組み入れることによって無理なく取り入れることができるでしょう。
少しの心がけでも積み重なれば高い効果が期待できます。
また無酸素運動によって筋肉量を増やすことでも体温を上げることに寄与します。
特に大きな筋肉のある下半身は鍛えることによる代謝量のアップが効率よく行えることが見込めるため、腰などに不安がない方は下半身中心の筋トレメニューを組んでみてもよいでしょう。
もちろん最初から飛ばすと体を痛めてしまうことにもなりかねませんので注意が必要です。
水分を取りましょう
体温を上げるのは、実はお水を飲むことも効果的なのです。
なぜなら、お水を摂取することによって一時的に体温が下がり、その下がった分を取り戻そうと体が反応し始めるからです。
そのため、基礎代謝も向上します。
また水分代謝に必要な十分な水分量を取り入れることにも貢献しますので、体内の老廃物を除去するのにも役立ちます。
ただし、あまり冷たいお水を一気に飲んだりすると逆に体に負担をかけることになります。
できれば常温のお水を一日何回かに分けて飲むとよいでしょう。
水分代謝の許容量を超えてしまわないように、一日2ℓを目安に摂取することも大切です。
たくさんある体温を上げる手段
体温を上げる方法はまだまだあります。
例えば入浴などもよい方法です。
ついつい忙しいのでシャワーで済ませたくなることはあるかもしれませんが、できる限り入浴することによって体温を上げる時間を作ってあげましょう。
また、温かい飲み物を飲むこともお勧めです。
さらにGABAを多く含む食品を摂取することも効果が期待できます。
GABAはストレスを緩和する成分ですので、ストレスによる体温の低下を防ぐことができます。
また、基本的なことですが、腹巻やカイロなど、防寒対策も忘れないようにしていきましょう。
体温が下がり新陳代謝が落ちる根本原因とは
新陳代謝が落ちる根本原因とは、筋肉量の低下にあるといわれています。
筋肉量は年齢とともに少なくなっていきます。
そのため、体温を維持するための筋肉の働きがだんだん弱くなり、基本的な低温が低い状態で停滞してしまうのです。
これ自体は人間の老化による症状ですので、根本的に医学で解決することは不可能です。
しかし、原因を知ることで、工夫をすることができますし、その努力は決して無駄にはなりません。
まずは自分にできるところから、基礎体温を上げる努力を始めましょう。
体温を上げて新陳代謝を促進しましょう
体温を上げる方法はたくさんあります。
何もしないでいると加齢とともに落ちていく新陳代謝をなるべく良い状態に維持するために出来ることを行っていきましょう。