乳幼児は細胞外液の水分代謝が速いと考えられています


乳幼児は大人と比べて細胞外液の水分代謝がとても速く、乳児も場合には7倍もの速さがあると言われています。

そのため口にした水分はどんどん体の中を巡って排泄されていくので、こまめに水分補給をさせなければたちまち脱水症状に見舞われてしまうのです。

もし必要な水分量を乳幼児がとることができなければ、水分代謝がスムーズに行われなくなり体内でさまざまな障害となって現れる可能性があるでしょう。

腎臓機能などが未熟なため尿を濃縮しきれない

乳幼児は細胞外液の水分代謝速度以外にも大人の体との違いがあり、腎臓機能がまだ十分でないこともそのひとつです。

そのため、腎臓で尿を濃縮し水分量が少なくても尿からまとめて塩分を排出することは難しく、不要な塩分を体外へ出すためにも多くの水分が必要になってきます。

ですがそこで水分量が少なく水分代謝がうまくできないと乳幼児の体に何らかの症状が現れてしまうでしょう。

乳幼児の水分代謝に合わせた飲み物とは?

体が未熟な上に一度にたくさんの水分をとることが難しい乳幼児は、少しずつこまめにお水を飲ませることが大切です。

この時に用いる飲み物はお水が理想的ですが、その中でもミネラル分をほぼ含まない純水を選びましょう。

それに純水は乳幼児だけでなく大人や高齢者の水分代謝にもうれしい、体に優しい飲み物なので、家族みんなで純水を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

特殊なろ過により不純物を除去

純水は不純物を99.9%取り除いてあるという特徴があり、この不純物の中にはミネラルのような非常に細かい成分まで含まれています。

そのために、ろ過を何度も重ねるだけでなくROろ過という特殊なろ過方法も行って、より不純物の含まない純水になるよう工程が行われているのです。

一般的な天然水やミネラルウォーターの場合、硬度に差はありますが軟水と呼ばれるお水であってもミネラルが含まれており、子供の体質によってはお腹がゆるくなるなどの症状が現れてしまう恐れもあります。

それを避けるためにも、ミネラルまでほぼ含まない純水を選んで与えたいものです。

少量でも水分をきちんと吸収する

純水は、腸管からの水分吸収を妨げる働きをもつミネラルがごく少なく加工してあるため、飲んだお水の水分をしっかりと吸収することができます。

少量のお水からきちんと水分を体に摂りこむことができれば、あまりたくさんのお水を飲めない乳幼児であっても水分代謝に役立つ量を体へ入れられるでしょう。

もしミネラル分を多く含むお水を飲ませてしまうと、水分吸収がうまくいかず水分代謝もスムーズに回らなくなって脱水症状を引き起こす可能性も考えられるのです。

乳幼児の多くは喉が渇いても自分で渇きを訴えられない、気づかない場合が考えられるため、大人がこまめに少しずつ吸収しやすい水分を与えることで脱水を回避してあげましょう。

必要な量がすぐに使える

子供が水分を欲しがる時はすぐに出して飲ませてあげたいものですが、ペットボトルでストックしているとその買い置きを切らしてしまった時にはいつものお水を飲ませてあげられないという不都合もおこってしまいがちです。

しかし純水のウォーターサーバーを自宅に導入していれば、大きなボトルに詰まった純水をいつもストックしておける上、ボトルは宅配してもらえるので大変な思いをして重いペットボトルを大量に運ぶ手間も省けるというメリットもあります。

それにボトルは足りなくなっても電話1本で運んでもらうことができるので、欲しい量の調整もしやすく保管場所に困ることもなく大変便利です。

この純水が詰まったボトルは、半導体工場ほどの清浄さが保たれた非常に清潔な場所でほとんど機械の手によって製造されているため、ほこりなどが入らずとても安全性が高くなっています。

そのため便利さだけでなく衛生面でも大きな安心を持てるウォーターボトルになっているのです。

乳幼児の体に負担のかかる飲み物では危険


体の機能が未熟な乳幼児の水分代謝を支えようと、少しでも良いお水をと考えた時大人は天然水やミネラルウォーターを思い浮かべるかもしれませんが、実は乳幼児に飲ませると危険な可能性があります。

というのも、それらのお水はミネラルを含んでおりミネラルは水分の吸収を妨げる働きを持っているために、少しのお水からでもしっかり水分を吸収したい乳幼児の体にとって逆の作用をしてしまうからです。

たとえ親自身が口にしてみて大丈夫であっても、子供までが負担なく飲めるとは限りません。

乳幼児は純水でこまめな水分補給を心がけましょう

水分代謝が活発な乳幼児には、体に負担をかけない純水をこまめに与えて水分補給させることが理想的です。

1回に少量のお水を飲んで水分を体にとりこむことができれば、無理してたくさんのお水を飲ませることもないので、親子共にストレス少ない水分補給ができるでしょう。