水分補給をしないと血流が悪くなる可能性があります
水分補給と血流は大きく関係しています。
身体の水分量が不足すると、血液の水分量も減り濃縮してしまいます。
血液の粘度が増してしまうことで、ドロドロとし血流も悪くなります。
普段あまり水分を摂らない人は、血流が滞っている可能性があります。
きちんとした水分補給をすることで血流が悪くなるのを防ぐことに繋がります。
体の水分は自分で思っているよりも失われています。
血流が滞る以外にも体に悪影響があるので、意識的に水分補給することも大切です。
水分補給と血液の粘度、血流の関係とは?
体内の水分量が不足すると血液の水分量が不足してしまいます。
絵具など粘度のあるものを水で溶かした場合を考えると分かりやすいですが、水が少ないと粘度が高く、水を加えるとサラサラした状態になります。
血液でもこれと同じことがいえるのです。
水分補給が重要になりますが、血流改善にはどのような飲み物が良いかも考えてみましょう。
効果的な水分補給で血流を良くしよう
体が水分不足になり血流が悪くならないようにするためには、適切な水分補給が必要となります。
水分ならなにを飲んでも良いのか、いつ飲めば良いのかなど、疑問点もあると思います。
そこで血流改善に効果的な水分補給の方法について解説していきます。
水分補給はどれくらい必要なのか?
ヒトの体内からは一日におよそ2.5リットルもの水分が失われているといいます。
排泄物のほかにも、呼吸や皮膚から水分が逃げているのです。
汗をかいているつもりはなくても、自分が思っているよりたくさんの水分が失われています。
体が水分不足にならないようにするには、この失われた水分を補う必要があります。
2.5リットルすべてを飲み物で補給する必要があるわけではありません。
水分は飲み物だけでなく、食べ物から摂ることができます。
3食きちんと食事をしていれば、食べ物からは平均的に1.5リットルほどの水分が摂れているとされます。
また、体が必要とする水分量は体重や年齢などでも変わってきます。
体重1kgあたりに必要な水分量は、幼児で100~120ml、小児で50~100ml、成人で50ml、老人なら40mlとされます。
自分がどれくらいの水分量を必要としているかは、体重×必要な水分量の式に当てはめて計算してみましょう。
先ほどの2.5リットルという数字は体重50kgの成人を目安にしていると考えられます。
水分補給に適した時間帯は?
喉が渇いた状態ではすでに体内の水分が不足した状態なので、小まめに水分補給する必要がありますが、より体が水分を必要としている時間帯があります。
それは就寝前と起床直後です。
寝ている間は汗をかいて水分が失われるうえに、尿が作られるので血液の水分が不足しやすいからです。
脳梗塞の発症が早朝に多いという傾向からも分かることで、寝ている間は体が脱水しやすく血流が悪くなりやすい時間帯なのです。
就寝中に脱水になるのを予防するためには、コップ1杯で良いので就寝前と起床直後の水分補給が効果的です。
また屋外で活動するときは汗をかきやすいので、小まめな水分補給を心がけましょう。
屋内の活動でも汗をかいたときにはきちんと水分補給をするのが大切です。
水分補給はお水がおすすめ
水分補給は飲み物ならなんでも良いとは言えません。
例えばコーヒーや紅茶などのカフェインを含むものや、アルコール類は利尿作用が高いので、かえって体の水分がでていってしまします。
ジュース類は糖分を含みカロリーも高めなので、しっかりと水分補給するのには不向きです。
そこで水分補給にはお水が適しているのです。
水道水でもでもかまいませんが、コップ1杯ほどの水を小まめに摂るようにしましょう。
ただ、できれば、余分な物質が入っていない純粋(ピュアウォーターによる水分補給をすることをおすすめします。
ちなみに、運動でたくさん汗をかいて塩分も失われている場合は、スポーツ飲料もおすすめです。
家にスポーツ飲料がない場合は、お水に砂糖と塩を加えたものでも代用ができます。
また、運動前にもコップ1杯の水を飲んでおくと良いでしょう。
水分補給は血流を悪くしないために重要
人間の血液の約50%は水分が占めています。
血液には水分のほかには、赤血球や白血球、血小板などが含まれています。
水分が不足するとこれらの水分以外のものが濃縮されてドロドロな状態になってしまうのです。
また水分不足は血液量そのものが低下します。
血液が少ない状態ではサラサラの血液でもうまく流れることができません。
水分補給は血液量を増やして血流をよくするという意味でも重要です。
しっかりと水分補給して血流を良くしましょう
水分不足は血流が不足する原因となります。
血流が悪いと美容や健康にとって悪影響となるので、しっかりと水分補給して血流を良くすることを心がけましょう。
効率的に水分補給するにはお水で、適切な水分量を毎日摂るようにしましょう。