マグネシウムを摂りすぎない水分補給をしましょう
マグネシウムはミネラルの一種で、体の酵素が働く助けをする不可欠な栄養素です。
しかし、どれだけでも摂ればよいわけではなくほんの微量でかまいませんが、サプリメントなどで摂りすぎると「高マグネシウム血症」になる恐れがあります。
高マグネシウム血症の症状には、吐き気・喉の渇き・下痢などです。
そのためマグネシウムを摂りすぎず、しっかりと水分を吸収できる水分補給の仕方をすることが理想的です。
マグネシウムは水分吸収を妨げる
マグネシウムの働きは、エネルギー生産や解毒に関わるものがありますが、水分の吸収を妨げる働きも持っています。
そしてマグネシウムが腸管へ入ると水分を腸壁から吸収しないようにし、便へ含まれるよう働きかけるのです。
もしひどい便秘で悩んでいる場合にたまにはスッキリできて助かるかもしれませんが、常にマグネシウムをたっぷり摂り続けているとお腹が緩くなる可能性は高くなります。
体に優しい水分補給の仕方
スーパーやコンビニの店頭で売られている天然水はほとんどがミネラルを含んでおり、量の違いはありますがマグネシウムも入っています。
個人差はあるものの、人によってはほんの少しのミネラルでもお腹が緩くなってしまうことがあるのです。
特に成分の影響を受けやすい子供や高齢者の場合は、少量でお腹が緩くなる場合もあります。
そこで、大人も子供も安心してできる、体に優しい水分補給の仕方をご紹介します。
ミネラルを含まない純水を飲む
純水とは、ごみや細菌からミネラルに至るまでほとんど全ての不純物を取り除いて作られたお水です。
そのため純水の成分は99.9%が水分になっています。
マグネシウムなどのミネラルが含まれていないため、腸内で水分吸収を妨げることなくきちんと体に摂りこむことができます。
お水を飲んでいるけれど体調があまり良くない、という時は飲んでいるお水が体に合っていないかもしれません。
いったんそれまで飲んでいた天然水をやめて純水に変えて続けてみると、体調が良くなったように感じられる可能性もあります。
また、普段は水道水を飲んでいる場合でもその原水にはたいていミネラルが含まれているので、その影響が出ていることもあるのです。
それに水道水の場合は、ミネラルのほかにも消毒で使われる薬剤の影響も考えられます。
コップ1杯ずつ飲む
たとえ吸収効率の良い純水で水分補給をしても、一度に大量に飲んでは吸収しきれず尿となって排出されてしまいます。
それよりも、こまめに少しずつ飲むことがポイントです。
理想的な水分補給の量は1回につきコップ1杯で、喉が渇いたと感じる前に飲みましょう。
例えば朝起きた時や夜寝る前のほか、お風呂の前後や運動する時、食事の時などです。
特に寝ている間は水分補給ができないにも関わらず寝汗や呼吸などで水分を失うので、その前後の水分補給は欠かせません。
しかし家族みんなでこれだけの回数お水を飲むとなれば、かなりの量が必要になるのでお買い物も大変です。
ですが、自宅に純粋のウォーターサーバーを導入しておけばペットボトルよりも容量の大きいボトルでストックできるので、お水を切らす心配もなく安心です。
それに、欲しい時にすぐボトルを配達してくれるサービスがあるので、うっかりストックを切らしてしまった時も使うことができます。
飲むお水は常温に近くする
人の体は常に一定の体温で保たれており、体温が上がった時は下げようとし下がった時はあげようと働きます。
しかしその働きはエネルギーを使い、体に負担をかけることになるのです。
それは飲み物を体に入れた時にも行われるので、熱いお湯を飲めば体温があがり、冷たいお水を飲めば体温がさがります。
なので、体に大きな負担をかけない水分補給には、常温から人肌くらいの温度にしたお水を飲むことが理想的です。
ですが、スポーツをした時など体温が上がっている時には少し冷たくしたお水を、気温が低く寒くて体も冷えた時にはあたたかめのお湯を飲んでも良いでしょう。
天然水での水分補給で下痢悪化も
下痢になると体は悪い物を出すために水分をどんどん使いますが、下痢の時にマグネシウムが入った天然水を飲んでしまうとさらに水分が吸収されにくくなり、便に含まれる水分が増えて下痢がひどくなってしまうでしょう。
ただでさえ下痢で体の水分が失われているにも関わらず、後押しをするようなミネラルを含んだ飲み物を選ぶことは体の負担になります。
なので、下痢になった時は特にマグネシウムなどのミネラルが含まれていない純水を選びましょう。
マグネシウムを含まない純水で水分補給をしましょう
マグネシウムはできるだけ毎日の食事の中から摂るようにし、こまめに飲むお水はミネラルの含まれていない純水を選びましょう。
少しずつとった水分をきちんと吸収して体のめぐりを良くするためにも、水分補給には純水をおすすめします。