飲まない赤ちゃんに無理させず楽しく水分補給をさせましょう
一般的には生まれてから1歳を迎えるまでを「赤ちゃん」と呼びますが、赤ちゃんの頃はまだ母乳やミルク以外の食べ物・飲み物に少しずつ慣れていく時期です。
そのため、母乳やミルク以外から水分補給をさせようとお水やお茶を用意しても飲まない可能性は高いでしょう。
まずは少しずつからお水などを口にさせることと、赤ちゃんが楽しいと思える水分補給ができることを心がけましょう。
無理に飲まされることで水分補給がキライに
慣れないお水やお茶を急にたくさん出されたり、飲むようにきつく言われたりすると、実はお水やお茶をそれほど嫌ってはいなくても苦手になってしまうことがあります。
また、実は他の食べ物から水分は補えているために飲みたがっていない可能性もあるのです。
その時に無理して水分補給させようとすれば、その時に出した飲み物がキライなものとすり込まれてしまう危険性があります。
赤ちゃんが水分補給を楽しめる方法
たくさん汗をかく季節には、「赤ちゃんにもこまめな水分補給をさせなくては」とママは頑張ってしまいます。
赤ちゃんにとって水分をとることはとても大切ではありますが、ママに怒られるから飲むという流れができてしまっては水分補給がキライになってしまいかねません。
そこで、赤ちゃんが水分補給を楽しくなる方法をご紹介します。
ママが楽しく飲む様子を見せる
赤ちゃんはいつも身近にいる人を見て毎日学んでいます。
そのため、ママがお水を飲む様子ももちろん赤ちゃんは見ているのです。
なので、お水などを飲まない赤ちゃんがお水を飲むことに興味を持つような飲み方をしてみましょう。
まず赤ちゃんに使わせたいコップを用意し、そこへ飲ませたいお水やお茶を入れます。
同じコップが2個用意できると、赤ちゃんが興味を持った時にすぐ飲ませてあげることができて便利です。
そしてママはニコニコしながら笑顔でお水を口にし、「おいしいよ!」と赤ちゃんの方へ声をかけましょう。
それを何度も繰り返していきますが、1回だけでは思ったように飲んでくれないことも少なくありません。
毎日楽しそうにお水を飲む様子を見せていくことがポイントで、赤ちゃんが水分補給に興味をもてば成功です。
ウォーターサーバーから一緒にお水をくむ
純水は赤ちゃんも安心して飲めるお水ですが、純水のウォーターサーバーが自宅にあるとすぐにきれいなお水を飲ませてあげられます。
それにウォーターサーバーからお水をくむことは、赤ちゃんにとって興味津々な作業です。
そこで、ママが手伝ってあげながらお水をコップへくませてあげましょう。
いつもママがやっていることと同じ作業をできることは、子供にとってとても楽しいことなので喜んでくれます。
そしてコップにくんだお水を一緒に飲んでみましょう。
「ママがくんだお水と替えっこしようか?」と声掛けして、子供がくんだお水をとてもおいしいと飲めば、喜んでもらえたうれしさからまたお水を飲もうという気持ちにさせるでしょう。
また、お水をくむためのかわいい専用コップを用意してあげることも水分補給への興味を持たせるポイントになります。
お水が飲めたらたっぷりほめる
お水やお茶を飲まない赤ちゃんにとって、お水やお茶を飲むことはとても大変な思いをするものです。
その飲み物の慣れない味や感覚のために、おいしくないと感じてしまうこともあるでしょう。
そこで飲み物を口にした時にはまず「頑張れ!」と応援してあげることもひとつの方法です。
また、「飲んでくれたらとってもうれしいな。」という声掛けも効果的です。
そして、お水やお茶での水分補給が無事できた時にはたっぷりとほめてあげましょう。
飲めた自分はすごい、ママが喜んでいてうれしいなどと赤ちゃんが感じられれば、また飲んでみようと思ってくれるはずです。
特に初めて苦手だった飲み物が飲めた時には、おおげさと思えるくらいしっかりとほめてあげましょう。
慣れない水分に苦手意識がついてしまう
生まれて半年くらいから離乳食を食べさせますが、それまで赤ちゃんは母乳やミルクをメインで口にしています。
なので離乳食と同じように飲み物にもまだ慣れている途中と言えるため、中にはお水やお茶が苦手と感じて飲まないこともあるのです。
そんな時にしっかり飲んで水分補給をしなさいとママから言われれば、その飲み物のせいで怒られると勘違いしてしまいます。
慣れない飲み物に苦手意識が加わってしまうと、一層お水などでの水分補給は難しくなってしまうでしょう。
飲まない赤ちゃんには水分補給を楽しませましょう
母乳やミルクだけを飲んで育ってきた赤ちゃんにとって、他の飲み物は未知の存在です。
初めて口にする飲み物をゴクゴク飲めないことは大人も同じでしょう。
でも大好きなママがお水をおいしく楽しく飲んでいれば、きっと赤ちゃんも一緒に楽しく水分補給するようになるでしょう。