赤ちゃんに必要な水分補給の量は体重の1割が目安です
基本的に、体重が10キロまでであれば、赤ちゃんに必要な1日の水分補給量は体重の1割といわれています。
つまり、体重1キロにつき100mlです。
1歳0ヶ月の赤ちゃんの体重は約7~11キロ。
体重が7キロなら、1日の水分補給に必要な水分量は700ml、つまり、200mlのカップで3.5杯分になりますね。
この量を目安とし、もし汗をかいたらその分プラスして水分を補給させるようにしましょう。
水分が足りているかどうかはこうしてチェック!
赤ちゃんは自分の体調を言葉で表現することができないので、周りの大人が気を配ってあげなければなりません。
1日に必要な水分量が足りているかどうかは、尿がきちんと出ているか、便が硬くないかである程度判断できます。
尿の色が濃かったり、排尿の回数が極端に少なかったりするようであれば水分不足が疑われます。
赤ちゃんに必要な量しっかり水分補給をさせるために
赤ちゃんにはこまめに水分補給をさせなければ……、ということは分かっていても、お母さんも何かと忙しいものです。
家事や用事を済ませていると、あっという間に午前中が過ぎてしまうものですね。
赤ちゃんの水分補給を忘れないよう、日課に組み入れてしまいましょう。
1日何mlずつ、何回飲ませるのか決めておくのもいいでしょう。
水分補給の日課がある程度決まっていれば、赤ちゃんを誰かに預ける時にも「何時に水分補給を!」とお願いしやすくなりますね。
母乳を飲んでいるあいだは飲みたいときに飲ませればよい
赤ちゃんが母乳を飲んでいるあいだは、1回に何ml出たのか把握しにくいです。
でも、赤ちゃんが何ml飲んだのかこだわる必要はありません。
赤ちゃんは必要なだけ飲み、足りれば満足するからです。
そして、必要になればまた泣いておねだりします。
生後数か月の赤ちゃんは、飲みたいときに飲みたいだけ飲ませておけば大丈夫です。
おしっこがちゃんと出ているか確認し、体重が順調に増えていれば心配ありません。
水分補給は基本的に母乳のみで大丈夫です。
断乳後には体重に合わせた水分補給を!
赤ちゃんの体重が10キロになるまでは、1日に必要な水分補給量は体重の1割といわれています。
1日、体重1キロにつき100mlの水分補給が必要だということです。
汗をかいたり発熱したりしているときには、それにプラスして多めに飲ませてあげましょう。
とくに水分補給をさせた方がいいのは、お散歩の後、外出帰り、お風呂の後などです。
暑い日でも、水分は冷たいものではなく常温程度のものを飲ませましょう。
とはいっても、水分の摂らせすぎも危険です。
水分の過剰摂取は水中毒を招いてしまいます。
水中毒とは、腎臓が水分を処理する速度よりも速い勢いで大量に水分を摂取した場合に、体内の水分が処理しきれず、細胞が水分で膨化してしまい、ナトリウムとのバランスが崩れたりなどして嘔吐や痙攣、ひどい場合には昏睡状態を引き起こしてしまう状態です。
水分補給は、赤ちゃんの体重に見合った量にしましょう。
赤ちゃんの水分不足はこうして発見できる
赤ちゃんが水分不足になると、まず尿の量と回数が減ります。
ここで参考として、赤ちゃんの平均的な排尿回数を記載します。
生後0ヶ月~6ヶ月
1日の排尿回数は15~20回
生後6ヶ月~12ヶ月
1日の排尿回数は10~16回
1~2歳
1日の排尿回数は7~12回
1回の尿の量は、生後1ヶ月までは5~20ml、1ヶ月~6ヶ月は10~80ml、6ヶ月~12ヶ月は50~180mlが平均的な量です。
尿の量が極端に少なく色が濃い場合や、1~2歳で排尿の回数が1日に2~3回では少なすぎます。
水分不足が疑われます。
もう少し頻繁に水分補給をするように促しましょう。
また、赤ちゃんは生後6ヶ月~12ヶ月ごろから便に形ができ始め、1歳になると形ができてかたくなります。
年齢の割に便が硬すぎるなら水分不足が疑われます。
水分補給を促して様子を観察しましょう。
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1日に必要な水分量をしっかりと摂取させよう
自分が赤ちゃんのころどんなふうに水分補給をしていたかなんて、覚えていないことがほとんどです。
それだけに、自分のうちの赤ちゃんがきちんと水分補給ができているのか気になるものですね。
赤ちゃんは少量ずつこまめに水分補給させることが大切です。
赤ちゃんの日ごろの水分補給に理想的な飲み物は、お水や麦茶がおすすめです。
お水をあげるなら、おなかにやさしいピュアウォーターがおすすめです。
水道水のように塩素が入っていませんし、軟水なので飲みやすいです。
赤ちゃんの水分補給を見守りましょう
赤ちゃんは自分で健康を管理することができません。
喉が渇けば泣いておねだりしますが、喉が渇かなくても水分不足になっていることがあるのです。
赤ちゃんが水分不足にならないよう、周りの大人はしっかりと水分補給をさせてあげましょう。