腎臓にとって良いのは適切な水分補給です
腎臓が処理できる水分の量はおよそ2リットルといわれています。
多すぎる水分は身体を冷やし、腎臓にも負担をかけます。
夏場は汗をかくため、過剰に水分補給しようとしてがぶ飲みしてしまいがち。
むくみや高血圧を防ぐためにも、適切な量の水分を摂取してください。
水分補給のおすすめなのは不純物が入っていないお水。
ミネラルなどが含まれた飲み物は腎臓の負担になることがあります。
ウォーターサーバーなどを利用してこまめに水分を摂りましょう。
腎臓に負担をかけないお水の飲み方
腎臓への負担を減らすためには適切な量のお水を摂取するだけではなく、飲み方も大切です。
良くないのは内臓を冷やすような水分摂取。
冷たいお水を一気に飲むと胃を直接冷やすことになり代謝も下げてしまいます。
お水を飲むときは少量を少しずつ口に含むように摂取します。
暑い季節であっても氷は入れず、常温で飲むようにしましょう。
冷えは万病のもとです。
適切な飲み方で水分を補いましょう。
過剰な水分補給が腎臓の負担になる理由とは?
健康維持に水分補給は欠かせません。
高血圧や血栓症など生活習慣病の予防には水分補給が効果的です。
水分補給をすることで、血圧が上がるのを避け血液がドロドロになることを防ぎます。
吸収した水分は汗や尿として排出され、老廃物の代謝を促進。
健康にも美容にも水分補給が欠かせないのです。
しかし過ぎたるは及ばざるがごとし。
水分も摂りすぎると不健康になってしまいます。
夏場やスポーツのあとなどは水分の摂取量は増えてしまうかもしれませんが、足りなくなった水分を補う以上に過剰な水分の摂取は控えましょう。
腎臓の役割と水分
腎臓は身体の水分を処理する臓器。
血液をろ過して、身体に不要な塩分や老廃物を尿として体外に排出する役割があります。
血圧を調節するのも腎臓の役割です。
塩分と水分の排出量をコントロールすることで血圧のバランスを整えています。
腎臓の働きが低下することで高血圧になることもあり、高血圧は腎臓の働きを悪くします。
体内の水分が少なくなると、血液の粘りが増して高血圧の原因になります。
一方で体内の水分が増えすぎると血液量が増加。
その結果、血液の流れが速くなり心臓のポンプ機能にも負担をかけます。
さらに交感神経を刺激してこれも高血圧の原因になることもあるでしょう。
水の取りすぎによって起きる症状が水中毒。
過剰な水分に腎臓が老廃物を処理できなくなって低ナトリウム血症、意識障害を起こす病気です。
身体が水分を調節できる適切な量を知っておきましょう。
腎臓に負担をかけない水分量の目安とは
人が身体に負担をかけない水分摂取量の目安はおよそ2リットルといわれています。
成人が一日に必要とする水分量は、体重1キログラム当たり50ミリリットル。
体重が50キログラムであれば2.5リットル、70キログラムでは3.5リットルです。
このように聞くと2リットル以上水分が必要に感じる人もいるかもしれません。
しかし、私たちが摂取している水分は飲用のものだけではなく、食事や食品にも水分が含まれています。
水分として摂取できる限度は2リットル程度でしょう。
もちろん体質によっても個人差があるので、体温や血圧の様子を観察しながら水分摂取量を調整しましょう。
普段の水分摂取量を知るにはウォーターサーバーなども便利です。
腎臓に負担をかけない飲み物とは
腎臓に負担をかけないための生活の基本は食事療法です。
例えば塩分が多い食事は腎臓にとっての大きな負担。
腎臓には塩分を控えて、低タンパクの食事を心がけてください。
もちろん水分摂取もなんでも良いわけではありません。
腎臓にとって良い水分摂取にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず水分補給として避けてほしいのがアルコールです。
アルコールには強力な利尿作用があります。
摂取した水分を排出することも腎臓の負担です。
特にビールなどは量を摂り過ぎてしまうので注意しましょう。
身体を冷やしてしまうことも身体に良くありません。
利尿作用という意味ではお茶やコーヒーのカフェインも同様です。
腎臓への負担を考えると牛乳や甘い飲み物も腎臓に良くありません。
水分摂取なら不純物が含まれていないお水がおすすめです。
ミネラルウォーターも硬水のものはカリウムやナトリウムが含まれています。
ミネラルは普段の食事から摂取すれば十分ともいわれ、過剰摂取は腎臓だけでなく胃腸にも負担を与えます。
お水を選ぶときも成分に注意して選ぶようにしましょう。
不純物が入っていないお水であれば、腎臓に病を抱えた人や赤ちゃん、お年寄りなど誰であっても飲むことができます。
腎臓の負担になりやすい行動とは?
腎臓はフィルターの役割をする臓器。
老廃物を排出する仕事をしています。
腎臓への負担をかけやすいのは塩分やたんぱく質。
余分なものを排出するために腎臓には大きな負担がかかります。
腎臓が一日に処理できる水分は2リットルといわれています。
それ以上の水分は処理能力を超えるため腎臓への負担。
水分は食物にも含まれているため、極端にがぶ飲みする必要はありません。
水分補給するときは、ほどほどに調整してください。
腎臓にとって良い水分補給のために適量を心がけましょう
腎臓にとって良い水分補給とは適切な量の水分を少量ずつ摂取することです。
アルコールやカフェインが含まれる飲み物は腎臓の負担になることがあります。
不純物が入っていないお水なら、腎臓への負担も心配ありません。