子供の水分補給は大人以上に大切です
子供は体重の割合でいえば大人よりも多くの水分が必要。
それは子供は代謝が活発で、より水分を奪われやすいことが理由です。
水分が不足すれば、体温調節ができなくなり脱水症を招くこともあります。
脱水症状外出時だけでなく、室内でも起こります。
子供の汗の量や様子を観察して、水分補給をさせてください。
赤ちゃんや小さい子供の場合は、のどが渇いたことをうまく伝えられません。
保護者がタイミングを作って水分を与えましょう。
子供にとって良い水分補給とは
子供のみならず、人間の身体は摂取した食べものや飲み物でできています。
水分補給も、摂取する水分に注意しましょう。
とくに添加物や砂糖が多いジュース類は量に注意してください。
甘くて美味しいのですぐにがぶ飲みしてしまいますが、がぶ飲みは胃腸に負担をかけます。
ジュースや牛乳は過剰摂取を避けて、不純物が入っていないお水を少量ずつ摂取するようにしましょう。
子供の水分補給がなぜ大切か
人間の身体の70パーセントが水分というのはよく聞く話です。
しかも子供の場合は小さくなるほど、水分の割合が増えます。
新生児の場合は約80パーセントが水分。
こまめに水分補給しないとすぐに水分不足になってしまいます。
水分が不足するとおしっこの量が減り、汗が出なくなります。
体温調節がうまくできなくなり、皮膚が乾燥して体温が上昇。
体重の10パーセント以上の水分が失われれば命の危険もあります。
小さな子供や赤ちゃんは自分でのどが渇いたと上手に伝えることができません。
しかも自分でのどが渇いたと認識することも苦手です。
保護者が気をつけて水分を与えてあげるようにしましょう。
子供の水分補給で注意すること
私たちの身体の水分は血液や細胞の体液として蓄えられ、身体の体温調節を行います。
体温が上がりすぎれば汗を出して体の熱を冷まし、身体の不要な物質を汗やおしっこで排出するのも水分の役割です。
子供が汗っかきなのは大人と比較して子供は代謝が良いからです。
代謝が良いということは体温が上がりやすくて、汗をかきやすいということ。
ご飯を食べただけでも体温が上がりますし、就寝中もたくさんの汗をかきます。
子供が汗をかきやすいのは身体が適切に機能している証拠。
しかし、代謝が良い分だけ多くの水分が奪われています。
子供の様子をよく見て、水分を補給してあげましょう。
子供が嫌がらない水分補給の方法
子供の水分補給はこまめに行うことが基本です。
水のがぶ飲みは水分を大量に摂ることができますが、すぐに排出されてしまいます。
さらに肝臓に負担をかけ、胃液を薄めることで消化機能にも悪影響。
身体を動かしたときや食事中とは別に、少しずつ水分を与えてあげましょう。
子供に水分を与えるタイミングは水分が不足しやすいときと、日中の子供が水分を飲みたがるときです。
暑い季節は外出中にも折を見て水分を補給しましょう。
普段から子供をよく観察しておしっこの量や汗の量を知っておくと水分を補給する目安になります。
定期的に肌で体温を確かめて、水分補給のタイミングをはかってもいいでしょう。
水分補給だけでなく気温や室温の変化に注意して、衣服を交換してあげることも重要です。
暑い季節は帽子を被ったり、こまめに着替えたりするなど子供の体温が上がり過ぎないように心がけてください。
子供に与える水分
子供の水分補給の重要性について紹介しましたが、もうひとつ大切なポイントがあります。
それは子供に何を与えるかです。
水分といっても、ジュースやミネラルウォーター、お茶など様々な種類のものがあります。
どれでも好きなだけ与えて良いというわけではありません。
はじめに注意していただきたいのがジュースや炭酸飲料です。
甘い飲み物は少量であれば問題ありませんが、含まれている糖を代謝するためにビタミンB1を消費します。
ビタミンB群は代謝を助ける大切な栄養素。
不足すると夏バテの原因にもなってしまいます。
健康的なイメージがあるミネラルウォーターも摂り過ぎには要注意です。
ミネラルの過剰摂取は胃腸にとっては大きな負担。
消化機能が発達していない赤ちゃんはとくに注意したほうがいいでしょう。
硬水のミネラルは水分の排出を促進し、腎臓への負担になることもあります。
おすすめなのは不純物が入っていないお水。
ウォーターサーバーを利用すれば、こまめに水分摂取できて買い置きも必要ありません。
赤ちゃんのミルクを作るのにも便利です。
子供の健康管理に注意
子供は自分の身体について十分に把握していません。
例えばのどが渇いたとしても、気づかずに遊び続けてしまいます。
子供の健康は親が注意深く観察してあげましょう。
特に体温が高い子供は脱水症に注意。
外で遊んでいるときだけでなく、生活の中でも乾燥しやすいタイミングで水分補給が必要です。
お風呂の前後や寝る前などに子供に声をかけてあげてください。
ウォーターサーバーがあれば、こまめに水分をとるために便利です。
子供への水分補給はお水で行いましょう
子供は水分が不足しがちなのでこまめに水分を与えてあげましょう。
外出時は水筒などを持ち歩いて水分を補給してください。
ジュースの糖分などが気になる場合はお水を飲むようにしましょう。
硬水は子供の身体に負担をかけることもあるので、不純物がない普通のお水がいいでしょう。