浸透圧を考えて水分補給をおこなう
日本ではコンビニエンスストアやスーパーに行くと本当にたくさんの飲み物が売っています。
スポーツドリンクだけでもかなりの種類がありますし、お水でも様々な種類のものが出回っています。
それで水分補給に適した物は一体どれなのだろうと考えてしまうことがあるかもしれません。
実は水分補給をなるべくスムーズにするためには浸透圧というものを考慮にいれて水分補給のための飲み物を選ぶ必要があります。
このポイントを考慮に入れて飲み物を選ぶかどうかで体に吸収される速度はかなり違ってきます。
水分補給には浸透圧が体液よりも低い飲料を
普段あまり意識することのない浸透圧ですが、最近の夏の暑さや熱中症にかかる人の多さを考えると、スムーズな水分補給のためにも浸透圧を意識しておく必要があります。
基本的な知識として、水分補給におすすめなのは、浸透圧が私たち人間の体液よりも低い飲み物を選ぶと、効率良く水分補給ができるという点を覚えておきましょう。
それが身体への水分の迅速な吸収の条件となってきます。
熱中症の恐怖
毎年夏になるとテレビなどでもその危険性が警告される熱中症ですが、相変わらず毎年たくさんの人が熱中症にかかってしまっているのが現実です。
熱中症という言葉自体は有名になっていますが、どのような具体的な症状が現れるのかを知っている人はまだまだ少ないかもしれません。
熱中症の症状としてはめまいや顔のほてり、筋肉痛や筋肉のけいれんなども熱中症の症状です。
ひどい症状になってくると身体がだるくなり吐き気などを催してくる場合もあります。
最終的に体温が上昇し、他の人の呼びかけにも反応しなくなり、まっすぐ歩くこともできない状態にもなる可能性があり、最悪死亡する危険もあります。
老若男女問わず熱中症の恐さについてもっと知識を増やし、適切な水分補給をして熱中症を避けていかなければなりません。
避けるべき水分補給の仕方もあれば、熱中症予防に役立つ水分補給の方法もありますので、一緒に見てみましょう。
真夏日でなくても熱中症にかかることはある
熱中症のイメージとしては、やはり真夏日の気温の高い日に屋外で運動をしている時などになってしまうという印象があると思います。
しかし実はそれほど気温の高い日でなくとも熱中症にかかってしまうことは多々あるのです。
例えば梅雨明けや初夏など今までそれほど暑い日がなかったのに、急激に暖かくなったりするとまだ身体が慣れていないために、それほど気温が高くなっていないとしても熱中症になってしまう場合が少なくないようです。
それで春先以降は気温の上下が激しくなりますので、常に注意をしていて、天気予報を参考に熱中症の対策をする必要があるでしょう。
もちろんその時だけ一生懸命水分を摂取するというよりも普段から良い水分補給の習慣をつけておいて、睡眠や食事などの生活習慣も健康的なものにしておくならば、熱中症に負けない強い身体を作ることができるはずです。
急激な暑さに対処するには浸透圧が体液よりも低いものを
急激な暑さや発汗に対処するためには普通のメジャーなスポーツドリンクを飲むよりもより浸透圧の低いものを選ぶならばはやい速度で身体に吸収されるので、熱中症対策には効果的でしょう。
おすすめしたい方法の一つとしては一般的なスポーツドリンクをお水で2~3倍に薄めて飲むというものです。
そのように薄めることによって吸収率を高くし、さらに糖分の摂取も抑えることができます。
基本的な水分補給はウォーターサーバーで
暑い日に緊急に水分補給をする場合には浸透圧の低いスポーツドリンクを選ぶことが大切かもしれませんが、普段からの水分補給に関してはウォーターサーバーなどを用いてお水を飲むことがおすすめです。
毎日きれいでおいしい飲料水を楽しむことができるだけでなく、ピュアウォーターなどを選ぶことによって赤ちゃんのミルク作りなどにも役立ちます。
様々なウォーターサーバーが出ていますので、それぞれの特徴をネット上で調べて、レンタルサーバーなどを用いることもできるでしょう。
浸透圧の違いで吸収速度が違う
スポーツドリンクの世界で有名な商品は基本的にアイソトニック飲料と呼ばれています。
これは浸透圧が体液と同等のレベルなので、ゆっくりと体内に吸収されていくものです。
イメージとしては運動などをする30分ほど前に飲んでおくと良いと言われています。
それでこのくらいの浸透圧のドリンクを飲む場合はたくさん汗をかいてからや、体温が上がり過ぎた後ではなく、手前からきちんと摂取するようにしておきましょう。
いざという時にはハイポトニック飲料で水分補給
ハイポトニック飲料と呼ばれるものは体液よりも浸透圧が低いものなので、なるべく早く水分を吸収したい場合におすすめです。
ウォーターサーバーのお水などで毎日の水分補給をし、ハイポトニック飲料で運動後などの水分補給をすると良いでしょう。