ある程度の糖分を水分補給の時に摂取することは必要
暑い夏には冷たい飲み物をグッと飲むのが気持ちいいという方は多いかもしれません。
一方でスポーツドリンクやお水などを中心にして水分補給をするように気をつけている方も多いと思います。
水分補給をしっかりしなければいけないということは誰もが認めるところだと思いますが、他にも身体に必要なものがあります。
それは塩分と糖分なのですが、塩分はともかく糖分が水分補給の時に必要というのは意外に感じる方もいらっしゃると思います。
熱中症対策には水分、塩分、糖分が必要です。
水分補給の際の糖分摂取は少量で大丈夫
もちろん糖分の摂り過ぎは身体によくないことは言うまでもありません。
それでもあえて水分補給の際に糖分を少量含めるべきという事実にはきちんと理由があります。
水分補給の際には同時に塩分の補給も大切なのは有名なことですが、糖分と塩分を一緒に摂取することによって塩分の吸収がスムーズにできるようになるのです。
糖分は少量で大丈夫ですが、重要な役割を果たしているのです。
熱中症対策にはお水だけではダメ?
夏の外仕事には大きなペットボトルや水筒で大量の飲み物を用意しておくのが常識となってきています。
しかしただのお水やお茶などでは本当の意味で適切な水分補給はできないと言われているのもみなさんご存知だと思います。
どうして熱中症対策にはお水だけでは足りないのでしょうか?
身体のなかの水分が足りなくなってくると水分を摂取したいという気持ちが強くなります。
しかしそこで大量にお水だけを飲んでしまうと、体内のナトリウム濃度が薄くなってしまいます。
この状態は水中毒とも呼ばれており、低ナトリウム血症という症状です。
極端な話をするとあまりに大量のお水を短時間に飲むことによってこうした症状で死に至ることすらあるのです。
もちろん普段の生活でそこまでお水をガブ飲みすることはないと思いますが、暑い季節にお水だけを飲んでいると、塩分(ナトリウム)が足りなくなり、熱中症に至ってしまうということを覚えておきましょう。
夏場には塩分をしっかり摂取する
最近は夏場に塩分をしっかりと補給するための塩飴など様々な熱中症対策商品が生み出されています。
そうです。夏場の熱中症対策には塩分を摂り入れることが絶対大切になってきます。
もちろん多少の汗をかくだけなら、普段の食事で摂取している塩分できちんと健康を保てるかもしれませんが、大量の発汗がある場合は意識して塩分を取り入れなければなりません。
最近は汗が滝のように流れるくらい暑い夏が毎年の恒例になりつつあるので、塩分補給のことに関して意識を高めておくのは大事なことです。
もちろん高血圧や心臓病などが原因で普段から塩分の摂取量を制限されている人が熱中症を恐れるあまり塩分を摂取し過ぎるのは危険なことですので、十分気をつけましょう。
糖分の摂り過ぎには要注意
意識してお水やスポーツドリンクなどを選んで水分補給をしている人は良いですが、暑い夏場に炭酸ジュースなどを好んで飲んでいる人は糖分の摂り過ぎに注意しましょう。
ついついソーダなどを飲む回数も量も増えてしまう可能性がありますので、きちんとした水分補給ができないだけでなく、糖分の摂取量が多すぎる可能性があります。
もちろん少量の糖分は水分補給の際に必要で、塩分が身体に吸収されるのを助ける働きがあります。
ではスポーツドリンクをたくさん飲む分には問題はないのではないかと考える人もいますが、実はスポーツドリンクにもある程度糖分が含まれており、スポーツドリンクの飲みすぎでも糖分の摂り過ぎになってしまう可能性があるので注意が必要です。
お水はウォーターサーバーで確保
堅実な方は自宅からお水をペットボトルなどに入れて学校や職場に持ってきている方も多いようです。
そのような方にとって重宝するのは今流行りのウォーターサーバーでしょう。
いつでもきれいでおいしいお水を飲めるウォーターサーバーがあれば、自宅からお水を持参する習慣も身につきやすいかもしれません。
スポーツドリンクに含まれる糖分
水分補給と糖分の問題が話題になるのはなぜでしょうか?
さすがにソーダなどで水分補給を定期的におこなう人は少ないと思います。
今多くの方はスポーツドリンクで水分補給をするように心がけていると思います。
スポーツドリンクは吸収率が高く水分補給に適していると言われているからです。
確かにスポーツドリンクに含まれている糖分は水分の吸収効率を高め、エネルギーの補給にも役立っているのです。
水分と塩分と糖分
発汗が激しい夏場にはくれぐれも水分をしっかり摂取するようにしましょう。
その際には水分だけでなく、塩分や糖分もきちんと摂るように心がけてください。
ウォーターサーバーなどのお水だけで水分補給をする場合はそのほかに塩分などを補給できるものを用意しておくと良いでしょう。