コーヒーは水分補給に向いていない


コーヒー好きな人は多いですね。

中には、朝から晩まで、飲み物といえばコーヒーだけ!なんていう人もいます。

でも、コーヒーは水分補給に向いていない飲み物のうちのひとつです。

なぜって、利尿作用があるからですね。

利尿作用のある飲料は、せっかく飲んでも尿になって出ていってしまいます。

あまりにも利尿作用の強い飲み物ばかり飲んでいると、慢性的な脱水症状に陥ることもあります。

コーヒーを飲んでもいいのですが、お水もきちんと飲んで水分補給をしましょう!

コーヒーには利尿作用がある

コーヒーの利尿作用の原因はカフェインにあります。

カフェインといえば、覚醒作用で有名ですね。

仕事に行く前に目を覚ましたいとき、会議に集中したいとき、睡魔と闘わなければならないときなど…。

そんな時にコーヒーのカフェインが力を発揮します。

でも、カフェインには利尿作用という一面もあるのです。

コーヒーを飲むのなら、利尿作用のことも踏まえて水分補給を心がけましょう。

コーヒーの健康効果とは?


コーヒーは利尿作用があるので水分補給には向いていない、ということを考えてきましたが、健康のためにコーヒーは飲まない方がいいのでしょうか?そういうわけではありません。

コーヒーを飲むことにもメリットがある、という専門家もいます。

コーヒーを飲むことの健康効果は以下の通りです。

  • 脂肪の燃焼を助け、ダイエットしやすくする
  • 抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的
  • コーヒーの香りは脳内にアルファ波を生じさせ、リラックス効果が得られる
  • 脳が活性化する
  • 二日酔いの原因「アセトアルデヒド」を排出させる効果がある
  • 自律神経のバランスを整えてくれる

その他、コーヒーを1日3杯くらい飲む人は、まったく飲まない人と比べて、うつ病、糖尿病、がんになる確率が低いことが分かっています。

このように、コーヒーにはいろいろな効果があるということからも、体に悪いとは考えられません。

では、コーヒーを飲みつつ水分補給もする方法、また、健康的なコーヒーの飲み方について考えていきましょう!

コーヒーは1日3杯まで!

コーヒーにはさまざまな健康効果がありますが、飲み過ぎは禁物です。

なんでもそうですが、ちょうどいい量というのがありますね。

コーヒーは、1日3杯までが適量です。

さきほどコーヒーのいろいろな健康効果についてお話しましたが、こうした健康効果は、コーヒー1日3杯で十分に発揮されます。

それ以上飲めば効果もアップするということではないので飲み過ぎは控えましょう。

もしも飲み過ぎてしまうとこんなデメリットがあります。

  • 慢性的な脱水症状になりやすい
  • すきっ腹に濃いコーヒーを飲むと胃が荒れる
  • タンニンにより鉄分の吸収が妨げられて貧血になりやすい
  • カフェインにより寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりする

コーヒーを飲むのは1日3杯までにして、あとはお水を飲む習慣をつけましょう!

コーヒーを飲むのにいい時間帯は?

まず、コーヒーを飲んではいけない時間帯についてお話します。

コーヒーを飲んではいけないのは、朝の起き抜けと午後3時以降です。

起き抜けのコーヒーがいけない理由

朝の起き抜けは、もっとも水分補給が必要な瞬間です。

私たちの体は、夜寝ている間水分が蒸発し、朝には軽い脱水状態になっていることもあります。

コーヒーには利尿作用があるので、起き抜けにコーヒーを飲んでしまうと脱水状態を悪化させてしまうことになりかねません。

朝は、起きたらまずお水をコップ1杯飲みましょう。

それに、カフェインが強いコーヒーは、血糖値を上昇させやすいです。

それで、起き抜けにコーヒーを飲むと血糖値が上がりすぎたり、エネルギー過剰になってイライラしやすくなったりします。

コーヒーは、朝起きてから1時間以降、しかも、朝食後に飲むのがおススメ。

午後3時以降にコーヒーを飲んではいけない理由

コーヒーのカフェインは、飲んでから体から抜けるまでに15時間かかるという研究結果があります。

また、カフェインは徐々に抜けるのではなく、最初の6時間は急激に減少します。

カフェインには覚醒作用がありますね。

睡眠時間帯に体内にカフェインが残っていると、寝つきが悪くなったり睡眠が浅くなったりしてしまいます。

ですから、寝る時間から逆算して午後の3時以降にはカフェインをとらない方がいいのです。

結論として、コーヒーを飲むなら朝起きてから1時間以降、朝食後から、午後3時以前が最適です。

コーヒーを飲んだらお水も補給しよう!

コーヒーのカフェインには利尿作用があるので、コーヒーは水分補給としては考えられません。

コーヒーだけで1日分の水分を補給しようとしても不可能です。

逆に、必要な水分まで排泄されてしまうので、脱水症状になってしまうこともあります。

コーヒーを飲んだら、ほぼ同じ量の尿が出ていってしまう、と考えましょう。

コーヒーを飲みつつ水分補給を心がけたいなら、コーヒーを飲んだ分だけお水も補給するように心がけましょう。

そうすれば、水分不足を引き起こすことなくコーヒーを楽しむことができるでしょう!

コーヒー好きだからこそお水を飲もう!

コーヒーには利尿作用があるので、水分補給には向いていませんね。

でも、コーヒーを飲んだ分お水も飲んで、水分補給をこころがければ、水分不足をこわがる必要はありません。

お水を飲みたくない!という人も中にはいます。

どうしてお水を飲みたくないのか、といえば、「おいしさが分からない」、「味が無いから飲みにくい」、など。

お水は、飲みやすい軟水を選ぶといいですよ。

サラサラとのどを流れてくれるので、楽に水分補給ができるはずです。

コーヒー好きの水分補給方法

コーヒーには健康的なメリットもあるので、1日3杯を目安に飲むのはいいことです。

注意点としては、朝の起き抜けに飲まないこと、午後3時以降は飲まないこと。

コーヒーを飲んだらお水も飲んで、水分をしっかり補給することです。

それさえ押さえておけば、健康的にコーヒーが飲めます!