頻尿になる原因は新陳代謝だけではないようです
尿が出るのは体内で代謝が行われている証拠です。
それなら尿が頻繁に出るなら、代謝が活発なのか、というとそうではないようです。
なお、平均的な1日の尿の回数は日中4~8回、夜中0~1回と言われています。
1日の尿の回数が9回以上になると頻尿と考えられます。
逆にそれを下回ると水分の摂取量が足りていないことが懸念されます。
もちろん、1日にトイレに行く回数が9回を超えているからと言って何か問題があるとか、治療が必要なわけではありません。
頻尿と新陳代謝の関係は?
頻尿になる原因として、血行不良や冷えが関係している場合があります。
血行不良や冷えは、新陳代謝を妨げる原因ともなるので改善が必要です。
新陳代謝が滞ると、ますます冷えが悪化して頻尿も悪化してしまう場合があります。
この悪循環を断ち切るために、新陳代謝を活性化できるように工夫したいものです。
頻尿の原因と改善方法は?
頻尿の原因は、冷えや血行不良以外にも考えられます。
何かの病気が原因である場合は、治療を受けることによって改善できるかもしれません。
大切なのは、頻尿の原因を突き止めることです。
そして、それに見合った対処法を選択しましょう。
頻尿と関係のある病気は?
頻尿と関係のある病気には、過活動膀胱が挙げられます。
これは膀胱が常に緊張して過活動状態になってしまっている状態です。
年齢と共に増える傾向にあり、40代では8人に一人がこの症状を患っていると言われています。
治療方法としては、自分でできる骨盤底筋のトレーニング、薬の服用によって膀胱の収縮を抑えることなどがあります。
また、頻尿に関係のある病気として、男性なら前立腺肥大が考えられます。
前立腺肥大は、60代の男性なら2人に1人が患っていると言われています。
前立腺肥大とは、前立腺が大きくなってしまって尿道を圧迫してしまっている状態です。
その場合、いきまないと尿が出なかったり、出ても途中で何度も途切れてしまったり、何度トイレに行っても残尿感が抜けなかったりします。
前立腺肥大は、初期なら薬を飲んで対処できるので、一度病院に行ってみましょう。
体質改善によって治る頻尿
頻尿は必ずしも病気が原因ではありません。
頻尿の原因として多いのは、冷えや血流が悪いことです。
体が冷えたり血行が悪くなったりすると、なぜ頻尿になるのでしょうか?
体が冷えると内臓の働きが悪くなります。
尿の量を適正に保つのには腎臓の機能が関係しているのですが、体が冷えると腎臓が正常に働かなくなり、尿の量が増えたり逆に減りすぎたりしてしまうのです。
体が冷えるとなぜ尿の量が増えることがあるのでしょうか?
腎臓は尿の量を調節するに当たり、脳から分泌される抗利尿ホルモンの指令を受けています。
抗利尿ホルモンとは、腎臓の尿細管に働きかけて、体内の水分量を適正に保つホルモンです。
腎臓は、この抗利尿ホルモンの指令によって尿の量を調整し、水分が体から出過ぎないようにしているのです。
ところが、腎臓の働きが悪いと、抗利尿ホルモンの指令をうまく受け止めることができず、多くの尿を作り出してしまうわけです。
ですから、血行不良や冷えのために腎臓が弱り、頻尿になっている場合には、その解決策として有効なのは、血流を促して体を温めることです。
これは新陳代謝を活性化させるのにも有効です。
頻尿だからと言ってお水を飲まないのは良くない
頻尿に悩む人は、頻尿から解放されるためにお水をあまり飲まなくなることがあります。
しかし、これは体質改善に対して逆効果になってしまいます。
体の冷えのせいで頻尿になっているのなら、腎臓の機能を高めて代謝を良くするのが対処法となります。
そのためには、水分の摂取は大切なポイントとなります。
ただし、その場合お水は温めて飲むようにすると良いでしょう。
また、コーヒーや紅茶などの利尿作用のある飲料は避け、できるだけお水を飲むようにすると良いでしょう。
体にやさしいハーブティーも、中には利尿作用があるものがあるので要注意です。
頻尿は新陳代謝が良い証拠なの?
ひと口に「頻尿」といっても、その原因は人によってさまざまです。
頻尿を改善したいなら、その原因を突き止めて、それにマッチした対処法を見つけることが大切です。
その原因がもしも病気であるのなら、早めの治療が大切です。
しかし、もしも頻尿の原因が血流や冷えであるのなら、体を温めること、代謝を高めることを意識して体質改善を図りましょう。
そうすることは、新陳代謝を活性化させることにもつながります。
体を温めて頻尿を改善しよう!
頻尿改善のために、体を温めることは肝心です。
精神的なストレスは血行不良を招き、頻尿を引き起こしてしまいます。
できるだけ心身ともにリラックスした日常を送りましょう。
また、夏場でも冷えには注意し、体を温めることを心がけましょう。
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