新陳代謝が上がっても消費カロリーは変わらない

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新陳代謝が活性化されると消費カロリーも増える、と思われがちですが、実際はそうでもないようです。

「新陳代謝」を「細胞の再生と排泄」と理解するなら、新陳代謝だけのために何カロリー使われているのか、その答えは、計算できるほどの大きな数字ではないようです。

消費カロリーを計算するなら、新陳代謝よりも基礎代謝量の方を考えた方が実際的でしょう。

基礎代謝量とは、体が生命を維持するために最低限必要なエネルギー量のことです。

基礎代謝がアップすると消費カロリーもアップする

新陳代謝が活性化されたからといって消費カロリーが目に見えて増える、ということはないですが、基礎代謝が活発になれば確かに消費カロリーを上げることができます。

基礎代謝を活発にするためには、内臓の働きを良くすること、筋肉を増やすこと、血流を促すことなどが関係しています。

消費カロリーを知っておくのは良いこと

消費カロリーの計算は、健康維持やダイエットに大変役立ちます。

慣れるまでは面倒かもしれませんが、いったん諸費カロリーを意識してみると、大体の感覚がつかめるのでその内計算しなくても分かるようになってきます。

消費カロリーが分かれば、それ以上のカロリーを摂取しなければ確実にダイエットできます。

逆に、体重を維持したいなら消費したカロリーの分食べる必要がある、ということも分かります。

基礎代謝量は、年齢や性別、体重、身長を入力すると自動計算されるサイトなどもあるので、活用してみるのも良いでしょう。

体を動かすこと

消費カロリーを増やしたいなら、ともかく体を動かすことが大切です。

健康を維持するためには、成人なら一週間に中強度の運動を150分、または高強度の運動を75分間行う必要があると言われています。

ちなみに、1週間に150時間運動…、というのは、1日に平均すると約20分ですね。

毎日朝夕に分けて10分ずつ運動してもいいですし、週3日だけ、50分間まとめて運動しても、その効果には大きな差がないと考えられています。

また、中強度の運動とは汗をかく程度のもの、高強度の運動とは会話ができなくなるほどのものと考えることができます。

早歩きや自転車、水泳、ジョギングなど…、好きな運動を楽しく行えたらいいですね。

消費カロリーを増やすためには、体を動かす、というのが確実で手っ取り早い方法です。

食べた分体を動かしてカロリーを消費すれば、健康的にダイエットすることもできます。

筋トレをすること

筋肉の量が増えると、基礎代謝量が上がります。

つまり、何もしていない安静時にもカロリーを消費するようになるのです。

筋肉の量を増やすためには、筋トレがおススメです。

女性なら2キロのダンベルでも十分な筋トレができます。

もちろん、筋肉の量に合わせてもっと重いダンベルに切り替えていくのも良いでしょう。

筋トレをするときには、息を吐きながら力を入れると効果を上げることができます。

また、普段からタンパク質の摂取を心がけることで、筋肉の発達を促すことができます。

バランスの良い食生活を心がけましょう。

水を飲むといい?

代謝を促すために、お水を飲むことは大変重要です。

運動をするにしても、筋トレをするにしても、水分不足だと体調に悪影響を及ぼしてしまします。

運動や筋トレをするときには血流が良くなり、汗もかきます。

水分を良く摂取しておけば、この際に血流を促して代謝や新陳代謝を促進させることが可能です。

また、水分を十分にとれば汗をかくことができ、汗と一緒に老廃物が排泄されるため、代謝をスムーズにすることも可能です。

さらに、健康的なダイエットを目的としているなら、お水を飲むことはもっと意味が出てきます。

水分を十分に摂取すると、食欲を抑えることができるため、もしも消費カロリーを上げることが難しかったとしても、摂取するカロリーを抑えることでダイエットできるからです。

その場合、普段からお水を摂取することに加え、食事は野菜だくさんのスープ(水分)をメインにするのがおススメです。

こうして摂取するカロリーを抑えることができます。

新陳代謝のための消費カロリーと基礎代謝量の関係

健康の為にお水を飲む
新陳代謝のためだけに必要な消費カロリーについては算出が困難ですが、基礎代謝の算出は方法があります。

最近では、体重計のように乗るだけで基礎代謝の目安がはかれる器械も販売されています。

消費カロリーを意識して生活すれば、健康維持に役立ちますね。

また、基礎代謝が活発であれば新陳代謝も上がるので、新陳代謝を活発にさせたい場合には基礎代謝を活発にすることを意識するのが実際的だと言えます。

消費カロリーを計算して健康管理に生かそう!

間食や食事のときに摂取するカロリーは気になっても、消費カロリーの計算については意識しないことが多いのではないでしょうか?
しかし、自分の基礎代謝や運動時の消費カロリーについて意識すると、健康管理がもっとしやすくなります。

消費カロリーを意識して生活しましょう!